東方紅白龍   作:化道 龍牙

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どうも、死にたがりの道化(ピエロ)です。
今回の話は…正直あんまり自信がないです。
それでは、本編どうぞ。


凍る湖と紅い館(と⑨)

《博麗神社》

 

霊夢「さて、異変調査に行きましょうか…」

龍夜「めっちゃ嫌そうだな」

霊夢「そりゃ嫌よ、面倒くさい」

龍夜「お前、異変解決者じゃないのかよ…」

 

あれから、霊夢はお札やら封魔針やら持てるだけ

持って、フル装備で異変解決に挑むみたいだが…

 

龍夜(俺的には、早く日向ぼっこしたいから、

とっとと解決してほしいんだけどな…やる気

なさそう)

 

龍夜「そうだ、俺も行くよ。能力持ちだし」

霊夢「っ…いいわよ、止めても聞かないだろうし。でも…死なないでよ」

龍夜「?ああ、分かった」

 

何だ?…一瞬、霊夢の表情が暗くなったような……

 

霊夢「じゃあ、行きましょうか」

 

……気のせいか。

 

龍夜「心当たりはあるのか?」

霊夢「ないわよそんなの。勘よ、勘」

龍夜「不安しかねぇ…」

 

 

 

少年少女飛行中…

 

 

 

《霧の湖》

 

魔理沙「霊夢~!龍夜~!」

 

霊夢の勘にしたがって、あてもなくさまよって

いると、魔理沙が手を振りながら飛んで来た。

 

龍夜「魔理沙か。そういえば、魔理沙も異変

解決者だったな」

魔理沙「ああ、今から博麗神社に向かうところ

だったんだ」

龍夜「じゃあここで会って良かったな。また

突っ込んで来たら、今度はO☆HA☆NA☆SHIレベル

では済まなかったからなあ(黒笑)」

魔理沙「ここに悪魔がいる…」

龍夜・霊夢「「いやあれはお前が悪い」」

魔理沙「なんでこういう時だけハモるんだ!?」

龍夜「悪い悪い。でもそんなことより、もっと

おかしい事がある」

魔理沙「なんだ?」

龍夜「それはな………今夏なのに湖がカッチコチ

に凍ってることだ!」

 

 

そう、赤い霧で太陽が隠れ、少し涼しくなった

とはいえ、今は真夏だ。なのに…

あり得ないっつーの!

 

霊夢「なるほど、言われて見れば確かに変ね」

龍夜「逆になぜ言われるまで気づかなかった!?」

霊夢「いや、だってここ幻想郷だし」

 

納得してしまう自分が嫌になる……

 

魔理沙「いやいや、幻想郷でもそんな非常識な

こと、自然には起こらないって!」

龍夜「そのくらいの常識があって助かった。でも、

それじゃあ原因はいったい何d「こら~!」!?」

 

声のする方を見ると、水色のちっちゃい…妖精?

が飛んで来た。

 

?「ここはアタイの縄張りだ!帰れ!」

龍夜「お前、誰?」

?「アタイはサイキョーの妖精、チルノだ!」

龍夜「真夏の湖をカッチコチに凍らせるぐらい

には最強みたいだ」

チルノ「ふっふ~ん、すごいだろ(ドヤ顔)!

アタイが本気出せば、あんたたちなんてすぐに

凍らせられるけど、見逃してやるから早く帰れ!」

 

……こいつ、チョロいタイプだな。

 

龍夜「そうもいかないからなあ。この霧の

原因を調べなきゃいけなくてな。最強の妖精様

は、何か知らないか?」

チルノ「ああ、それならそこにある紅い建物から

出てるみたいだぞ(照れ)」

龍夜「なるほど…そこまで行きたいから、

ちょっとだけここ通ってもいいか?」

チルノ「特別に許可してやるぞ!気をつけてな!」

龍夜「ああ、ありがとうな」

 

 

 

少年少女飛行中…

 

 

 

やっぱりチョロかった。

 

魔理沙「お前、丸め込むの上手いな」

龍夜「単純にあいつがチョロいだけだ」

魔理沙「まあ、確かに(笑)」

霊夢「私達からしたら、めんどくさいだけなのよね」

龍夜「そうか。それよりも、見えてきたぞ」

 

 

さあ、異変解決開始だ!




この小説のチルノは、おだてると弱いタイプです。
それでは、次回もお楽しみに!

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