東方紅白龍   作:化道 龍牙

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作者「どうも、化道 龍牙です。
三ヶ月も投稿しないですいませんでしたぁぁ!
完全オリジナルなので、なかなか進まず…そうこうしてるうちに、文の書き方すらうろ覚えになって…そんな理由で、駄文注意です。それでは、本編どうぞ」


神器のさらなる能力を学ぼう(光翼編)

~龍夜視点~

 

《駒王学園 オカルト研究部 部室》

 

俺がこっちに来てから三日が過ぎた。

が、まだ修行はしていない。

時間が無限にあると分かった以上、イッセー達の休暇を邪魔するわけにはいかないからだ。

そして今日が、修行を開始する日、なのだが…

 

龍夜「……………」

ヴァーリ「……………」

 

オカ研メンバーが全然来ない。

休暇ではしゃぎ過ぎて、疲れて寝てるのか?

 

ヴァーリ「……このまま待っていても埒が明かない。先に始めるか?」

龍夜「……そうだな」

イクサ「では、修行用境界結界を起動します」

 

………!?

 

龍夜「えっなんだそれ聞いてな(パカッ)……またこの展開かよぉぉぉぉ!」

ヴァーリ「(パカッ)!? くそっ、光翼の展開が間に合わないか…」

 

 

 

少年落下中…

 

 

 

《結界内部》

 

龍夜「(ドサッ)…毎度毎度…」

ヴァーリ「(ドサッ)…なんなんだ一体…?」

 

落とされた先は、真っ白い空間だった。

ここは何処だと思っていると…

 

紫『はぁい♪またまた登場、ゆかりんです♪』

龍夜「……………」

 

俺の懐の霊符が再び光り、また紫が投影された。

なんなんだもう。

 

紫『ここは私がいろいろな境界を弄って作った空間。技を出すと、技の終了後霧散した力が使用者に戻るようになっているわ。…要するに、消費が激しい・デメリットが大きい技をノーコストで使い放題ってわけ』

 

……もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな

 

紫『そういう事だから、出し惜しみせずビシビシ鍛えてやってくださいな。では、さようなら♪』

 

そう言い残し、紫の姿は消え、霊符が俺の懐に戻る。

 

ヴァーリ「……何というか、嵐のような奴だな」

龍夜「あれのどこが賢者なんだ……?」

ヴァーリ「…とにかく、場所をくれるなら、それに越したことはない。早速始めるか」

龍夜「ああ」

ヴァーリ「まず、お前はどこまで光翼の力を引き出せる?」

龍夜「どこまでって……吸収と半減以外に何かあるのか?」

ヴァーリ「……そこからか。…いいか、白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)には…いや、アルビオンには、

それ以外にも能力がある。『反射』と『減少』だ。ドライグとの和解で取り戻した力だが、俺達の後の世代、かつ赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)も宿しているお前なら扱えるだろう」

龍夜「……半減があるのに、減少の意味はあるのか?」

ヴァーリ「半減を使うと、吸収もセットで発動

してしまうだろう?それに格上には通じにくい。減少にはそういうデメリットがないから、意外と使いやすいんだ」

龍夜「なるほど」

 

………待てよ?

……どうして俺は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()んだ?

 

ヴァーリ「……どうした?」

龍夜「……いや、何でもない。続けてくれ」

 

…この疑問は後回しにしよう。

 

ヴァーリ「修行を始めるにあたって、いくつか条件を付ける。『その場所から動くな』『弾幕、スペカとやらを使うな』『俺の攻撃を防ぐな』

……だ」

龍夜「?……分かった」

ヴァーリ「最後に…神器は使用者の想いに答える。イメージや覚悟を決めておけ」

龍夜「?……ああ」

ヴァーリ「じゃあいくぞ。…ハァッ!」

龍夜「!?」

 

ヴァーリはいきなり、白い弾幕に似た物を放つ。

 

龍夜(まずい、避け―)

ヴァーリ「動くな!」

龍夜「!(ドカッ!)ぐっ!」

 

……痛って……どういうつもりだ、ヴァーリ?

 

ヴァーリ「その攻撃を反射で跳ね返してみろ。

あるいは、減少で威力を弱め霧散させろ。それが修行だ」

龍夜「なるほど…ッ、龍皇らしいスパルタだな」

ヴァーリ「ふっ。まだまだいくぞ!」

龍夜「(ドカッ!)ぐっ!」

 

想い……イメージ…跳ね返すイメージを(ドカッ!)

 

龍夜「……ッ!」

 

ダメだ…防御できない状況なんて初めてで、集中できない!

 

ヴァーリ「どうした、そんなものか!」

龍夜「(ドカッ!)くっ…!」

 

マズいな…このままじゃ…

…減少なら、半減と似て集中しやすいか?

 

龍夜「(ドカッ!)ぐぁ…!」

 

…減少…吸収しないで半減するイメージ……!

 

龍夜「(ドカッ!)かっ…」

 

…迷ってる暇はない!

 

龍夜「イチかバチかだ!はぁぁぁぁぁ!」《Divide…

ヴァーリ「半減か。減少しようとしたのだろうが失敗…」

 

H()a()l()f()!》

 

ヴァーリ「なに!?」

アルビオン(龍夜)『…これは驚いた』

 

通常と違う音声と共に、白い弾は半分ほどに縮み、霧散する。

 

龍夜「……なんとか、成功か?」

ヴァーリ「……いや、『成功』じゃない」

 

……うっそ~。

 

ヴァーリ「…だが、『予想以上』だ」

龍夜「…?」

ヴァーリ「お前は、『半減と吸収を分ける』ことができたんだ」

アルビオン(龍夜)《我も驚いた。…減少をないがしろにされたのは、少し不快だが》

龍夜「…マジか」

 

減少じゃなくて…半減を単体で発動したのか。

 

ヴァーリ「驚いた、が…だからこそ休憩は無しだ。その調子で、反射も会得して見せろ!」

龍夜「そうだったこれスパルタ修行だったなぁ!」

 

さっきの感じで、何か実態のある物に例えれば…

 

ヴァーリ「お前の成長速度は予想以上、窮地に陥るほどお前は強くなる!だからさらに激しくいくぞ!」

龍夜(ドカッ!バキッ!)ガハッ…!?」

 

連撃……容赦ないなぁ…!

 

龍夜(考えろ…反射する物…反射…反射…!)

ヴァーリ「迷っている暇はないんだろう!」

龍夜「(ドカッ!バキッ!)ぐはっ…」

 

…反射…!あれなら!

 

龍夜「やってやる!ハァッ!」

《Reflect!》

 

その音声と共に、鏡のような光が現れる。

 

ヴァーリ「鏡か…だが!」

 

バキィィィィン!

 

ヴァーリ「方向次第で簡単に割れる!」

龍夜「マジか!?」

 

鏡はダメだ…考えろ…考えろ!

 

ヴァーリ「まだまだ!」

龍夜「ああもう鬱陶しい!

《Reflect!》

……えっ」

ヴァーリ「…成功したか!」

 

白い弾幕は、見事に全部跳ね返る。

…イラついて、手で払いのけるイメージをしたら成功した…実感湧かないが、これで光翼の能力はマスターしたってことでいいんだよな?

 

ヴァーリ「だが、跳ね返す方向は改善の余地ありだ」サッ

 

…まだ課題はあったか。

 

イッセー「おーい、遅れてすまな(ドカッ!)どわぁっ!?」

龍夜・ヴァーリ「「イッセー!?」」

イッセー「……いきなりひどい……」

龍夜「……ごめんなさい」

 

 

 

少年謝罪&説明中…

 

 

 

イッセー「もう光翼の能力をマスターしたのか!すげぇな!」

ヴァーリ「まだ完全じゃないがな。ひとまず合格といったところだ」

イッセー「じゃあ、次は俺が(グゥゥゥゥ~)…」

龍夜「すまん、俺だ」

イッセー「…先に飯にしようぜ。一応弁当あるし」

ヴァーリ「ああ」

龍夜「……(恥ずかしさで真っ赤)」

 

羞恥で悶えながら腹ペコで食べる唐揚げ弁当美味しい。




作者「それでは、次回もお楽しみに!」

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