東方紅白龍   作:化道 龍牙

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作者「どうも、化道 龍牙です。
龍夜の日常を書いていくぜ(平和・平凡とは言ってない)!
ですが…今回はちょっとシリアスです。
それでは、本編どうぞ」


日常編1~ただし普通じゃない~
人里を散歩しよう


~龍夜視点~

 

《博麗神社》

 

龍夜「……暇だ」

 

博麗大結界のの管理とかで霊夢が紫に呼び出されたので、一人で留守番することになった俺は、暇を持て余していた。

……そうだ、人里をじっくり見て回ろうかな。

買い物以外であまり行かないし。

留守は、昨日手に入れた式神に任せよう。

といっても、霊符に、何かあったら連絡するよう術を組んだだけの物だが。

霊夢との修業の賜物だ。

 

龍夜「じゃあ、任せたぞ」

霊符「(コクッ)」

 

 

 

少年移動中…

 

 

 

《人里》

 

入口に到着。

白龍皇の光翼が使えるようになったので、飛んで移動するのが楽になった。

そんな事を思っていると、胸元が開いた青い服を着て、三角錐に六面体を乗っけたような帽子を被り、胸元と帽子に赤いリボンを着けた、腰まで届く長い銀髪の赤い目の女性が歩いて来る。

 

?「おお、龍夜か。久しいな」

龍夜「慧音さん、お久しぶりです」

 

この人は上白沢慧音《かみしらさわ けいね》。

人里の守護者兼寺子屋の先生で、初めて人里に来た時に色々お世話になった人だ。ちなみに半妖。

何故かこの人には敬語で話してしまう。

 

慧音「しかし、しばらく見ないうちに、変わった物を使うようになったな。神滅具の神器とは」

龍夜「まあ、色々あったんですよ。というか、

これの正体が分かるってどれだけ知識があるんですか」

慧音「自慢じゃないが、沢山だ。それと、人里では、あまり出さない方がいいぞ。

幻想郷の最高神は龍神様だ…人に見られれば、

間違いなく騒ぎになるだろう」

龍夜「なるほど…気を付けます」

 

注意通り、白龍皇の光翼をしまう。

 

慧音「それほど強力な力があるんだ…もしかして、この前の異変はお前が解決したのか?」

龍夜「まさか。ちょっと手伝っただけですよ」

 

実際、異変の犯人の妹を止めることに必死に

なって、異変自体は雰囲気でそれとなく解決した感じだし。

 

慧音「そうか。じゃあ、私はこれで」

龍夜「さよなら、慧音さん」

慧音「ああ。暇があったら、寺子屋の見学にでも来てくれ」

 

そう言って、慧音さんは去っていく。

寺子屋か…帰りにちょっと覗いていこうかな。

そう思いながら、目の前の茶菓子屋に行く。

 

看板娘「あ、こんにちは龍夜さん」

龍夜「こんにちは。みたらし団子四つ」

看板娘「かしこまりました!」

 

ここのみたらし団子は絶品だ。

霊夢にも一つ分けてやろう。

 

看板娘「お待たせしました!四百両になります!」

龍夜「はい。…顔が赤いけど、大丈夫か?」

看板娘「ふぇ!?だ、大丈夫です!ありがとうございました!」

龍夜「???」

 

よくわからないまま、茶菓子屋を追い出される。

なんなんだ、いったい?

 

?「すみません、龍夜様ですか?」

 

振り返ると、緑の長着に赤いスカート、花が

書かれた黄色の着物を着て、花の髪飾りを着けた、短い紫髪の少女がいた。

 

龍夜「ああ。お前は?」

?「申し遅れました、私は稗田阿求《ひえだのあきゅう》と申します。今日は龍夜様に、お話を

聞きたいと思っております」

龍夜「話すのは別にいいが…その龍夜様っての

やめてくれ。普通に話しかけてくれたらいい」

阿求「分かりました、龍夜さん。では、私の家に行きましょう」

 

 

 

ちょっとカット

 

 

 

《稗田家》

 

龍夜「それで、何を聞きたいんだ?」

阿求「先日の、紅い霧の異変のことについて

です。あれは、龍夜さんが解決したんですか?」

龍夜「違う。ちゃんと博麗の巫女が解決した」

阿求「では、異変を起こしたのは誰ですか?」

龍夜「外から来た、紅い館の吸血鬼だ」

阿求「なるほど。では、異変の動機は何ですか?」

龍夜「…太陽が邪魔だったからだ」

阿求「では………」

 

 

 

終わるまでカット

 

 

 

阿求「今日はありがとうございました。後日、

お礼をします」

龍夜「いえ……お気になさらず…………」

 

俺は若干ふらつきながら、阿求の家から出る。

ちなみに、今は日暮れだ。

あいつ、昼頃から日暮れまで質問を続けた…

まるで尋問だ…パパラッチよりしんどいぞ…

これじゃ、寺子屋見に行く時間はないな。

帰ろう…

 

龍夜「帰還『リターンオブハクレイ』」

 

 

 

《博麗神社》

 

龍夜「すっげえ疲れた」

 

そう言いながら、縁側に寝転ぶ。

 

?「それは大変でしたね」

龍夜「まったくだ…え?」

 

顔を上げると、目の前に、霊夢と同じような白と赤の服と、水色の着物、それと羽衣を着た、金髪の不思議な女性がいた。

【挿絵表示】

↑こんな感じの人

 

龍夜「どなたですか?」

?「私は天輝主《あまてらす》。太陽の神です。といっても、別の世界の、ですけどね」ニコッ

 

彼女は微笑みながらそう言う。

…? 一瞬、左目が青く見えたような…

それにしても…異世界の太陽神様か。

それがなんでこんなところに?

 

天輝主「私の友の紫から、あなたのことを聞きまして。

少し見てみたくなって来ました。

それと…あなたに渡したいものも」

龍夜「渡したいもの?」

 

なんだろうか?

 

天輝主「この…"神刀・天照"です」

 

そう言って、彼女は刀を取り出す。

それは、太陽が写った、鏡を連想させる、

どことなく神々しい刀だった。

【挿絵表示】

 

 

天輝主「これがあなたを守ってくれます。

今は詳しく話せませんが…手放すことがないようにしてください」

龍夜「…分かりました」

天輝主「それと……

"なにかを守る力は、敵を壊す力ではありません"

これを覚えていてください」

 

そう言って、彼女は空へ登っていく。

…何故、俺にこれを…?

謎が深まるばかりだ。

 

~龍夜視点 終了~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~天輝主視点~

 

…これで、しばらくは大丈夫でしょう。

あれには、闇を照らす力がある。

…私の能力の一つ《全てを見通す程度の能力》を使って見てみましたが…彼には、無自覚に力を

渇望する"闇"がある。

彼が闇に飲まれないことを祈ります…

 

~天輝主視点 終了~




キャラ紹介

名前…天輝主(あまてらす)

提供者…駄ピン・レクイエムさん

種族…神

容姿…パ〇ドラのアマテラスオオカミと
めがみ〇ぐり のアマテラスを合わせたような感じ
(本編に挿し絵有り。)

能力…《全ての神を従わせる程度の能力》
《全てを見通す程度の能力》

詳細…異世界の天照大神。幻想郷の神々や八雲紫と仲がいい。龍夜の中に"闇"を見る。





武器紹介

名前…神刀・天照

見た目…本編に挿し絵有り

詳細…三種の神器"鏡"を元にした刀。
鍔の部分の鏡に太陽が写っている。
神力を宿しており、闇を照らす力を持つ。
太陽の光を浴びると、刀身が白く輝き力を増す。
所持者は龍夜。

次回もお楽しみに!

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