東方紅白龍   作:化道 龍牙

16 / 24
作者「どうも、化道 龍牙です。
春休み突入だー!」
龍夜「じゃあ投稿ペースも上がるんだよな?」
作者「…さらば!」ドロンッ
龍夜「…それでは、本編どうぞ。
待てコラヘタレ作者ぁぁぁ!」


異変の後は大宴会(酒池肉林)

龍夜「………ん?」

 

気がついた時俺は、博麗神社で布団の中だった。

 

霊夢「気がついた?」

龍夜「霊夢……なんで俺ここに?」

霊夢「サタンがフランから離れた後、あんた

いきなり倒れたのよ?大変だったんだから」

 

どうやら、あの後意識を失った俺を、霊夢が

運んでくれたらしい。

 

龍夜(マジかよ……双竜拳の副作用かなんかか?)

アルビオン《そう考えるのが妥当だろうな。

我らの力とお前の体を分裂させるなんて無茶を

するからだ》

ドライグ《その無茶に躊躇無く挑むような馬鹿、

俺は好きだぞ。前の相棒もそうだった》

龍夜(うるせえよ!)

 

ちなみに、フランはちゃんと意識を取り戻した

らしい。心の隅でサタンと俺達の会話を聞いて

いたこともあり、レミリアともわだかまりなく

仲直りできたようだ。

…本当によかった。

 

龍夜「…まあ、ありがとうな、霊夢」

霊夢「別にいいわよ、このくらい。働いてもらう

のはこれからだしね」

龍夜「…………へ?」

 

 

 

少女説明中…

 

 

 

龍夜「宴会?」

霊夢「ええ。異変解決の後は、みんなで宴会するのが、ここの暗黙のルールよ。異変起こしたやつもいっしょにね」

龍夜「幻想郷に馴染みやすくていいな」

霊夢「でしょ?という訳で、今日の宴会料理

作るの、よろしくね」

龍夜「……え?いや、どういう訳?しかも今日?

俺一応怪我人?なんだけど」

霊夢「もう治ってるでしょ。それに居候が文句

言わない」

龍夜「ひっでえ……」

?「まあまあ、心配させたからって雑に扱うのも、その辺にしておきなさい」

龍夜「…え?」

 

聞き慣れない声がする方を見ると、変な紫色の

裂け目から、たくさんの目が覗いていた。

 

龍夜「……………………」

 

思考が停止する。

そして俺は無意識に、

 

龍夜「恋符『マスタースパーク』!ブースト

バージョン!」《Boost!》

 

トゥーーーーーー(マスパ音)!

 

?「きゃああああ!?」

霊夢「ええ!?ちょっと落ち着きなさああい!」

 

全力で退治を試みた。

 

 

 

少年精神安定中…

 

 

 

龍夜「さっきはすいませんでした」

?「いいのよ、初見じゃみんな反応に困るみたいだし。いきなりレーザーを撃ち込む人はいなかったけど」

 

あの後、変な裂け目から、レミリアやフランと

同じようなナイトキャップを被り、フリルのついた紫色のドレスを着て、白い手袋を着け、紫色の日傘と扇子を持った、長い金髪の紫の目の女性が出てきた。

ちなみに、裂け目の中の目は、模様のようなものらしい。あんなところ、よく通れるな…

 

?「ああ、自己紹介がまだだったわ。

私は八雲紫《やくも ゆかり》。この幻想郷の

管理者よ。ゆかりんって呼んでね」

龍夜「全力で断る。それで、さっきの裂け目は

能力かなんかか?」

紫「ええ。私の能力は《境界を操る程度の

能力》。あれは、空間の境界をいじって繋げた、

スキマとでもいうべき物よ」

龍夜「なんで俺が出会う奴は大体がチート能力

持ってるんだ……」

紫「異変を起こすのって、そういう能力がなければすぐ退治されるから、目立つのは強い能力

ばかりなのよ」

霊夢「退治することには変わりないけどね」

龍夜「違いないな……」

 

歴代博麗の巫女の中でも一番チートな霊夢に

勝てる奴、あまりいないしな。

妖怪が全部悪い奴じゃないんだろうけど…

 

紫「そうそう、この宴会は貴方の歓迎会の意味もあるのよ。宴会料理は私の式神がやるから、貴方は楽しみなさい」

龍夜「式神?」

紫「ええ。藍、ちょっと来なさい」

?「はい。…まったく、紫様は式使いが荒過ぎる…」

 

紫がスキマに向かって呼び掛けると、

紫のと似ているが、二つのとんがりがある帽子を被り、青と白の中華風の服を着た、短い金髪の

金色の目の女性が出てきた。

だが、一番目を引くのは、腰から伸びる九本の

金色の尻尾。

有名な九尾の狐なら、帽子のとんがりは耳か?

……尻尾、ふわふわしてるんだろうなぁ~。

触りたいなぁ~。

 

?「私は八雲藍《やくも らん》。紫様の式の、

九尾の狐だ。よろしく頼む、龍夜。

……どうした?呆けた顔して」

龍夜「……ふぇ?いや、なんでもない」

紫「うふふ、どうやら尻尾を触りたいみたいよ?

目が釘付けだったもの」

龍夜「う、うるさい!(照れ)」

霊夢・藍(ちょっとかわいいところもある《のね/な》)

紫「さあ、ふざけるのもこれくらいにして、宴会の準備を始めましょうか。藍、よろしくね。

ふぁ~…」

藍「…え!?ちょっと、手伝ってくださいよ

紫様~!」

 

宴会の準備しようっていったのに、紫はあくびをしながらスキマで帰ってしまう。

 

藍「…………(呆然)」

龍夜「…準備始めるか」

霊夢「…そうね」

 

ドンマイ…藍。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜までカットォォ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍夜「…そろそろみんな来る頃か?」

 

あの後、材料買い込んで宴会料理を作り続け、

出しておいたテーブルに運ぶという繰り返し。

疲れた。

 

魔理沙「お~い、霊夢~!おっ、目が覚めたん

だな龍夜!いっしょに宴会楽しもうぜ!」

 

最初に、魔理沙が箒で飛んでくる。

さすがに、ブレイジングスターみたく突っ込んでは来ない。というか突っ込んで来たら腕力倍加

して殴る。

 

魔理沙「おい待て一瞬寒気がしたんだが」

龍夜「風邪じゃないか?」

 

無視して料理を運ぶ。

藍の料理、味見したら絶品だった。

盛り上がるな、今日の宴会。

………?

 

?「もぐもぐもぐむしゃむしゃむしゃ」

龍夜「…………………」

 

黒い球体から小さな手が伸びて、宴会料理を

片っ端から食べていた。

今日二度目の茫然自失。

そして時間差でキレる。

 

龍夜「何やってんだコラ」グリグリ

?「いふぁいはらやへてなのふぁ~(痛いからやめてなのだ~)」モゴモゴ

 

黒い球体に手を突っ込み、中の何かにグリグリ

攻撃をする。

すると、黒い球体が消え、中に、白黒の服に長いロングスカートを着た、短い金髪の赤い目の

子どもがいた。

頭には、少し大きめの赤いリボンを着けている。

 

?「う~…」モゴモゴ

龍夜「食いながら喋るな。お前誰だ?」

?「(モグモグ…ゴクッ)私はルーミアなのだ~」

龍夜「ルーミアか。俺は神代龍夜だ」

ルーミア「よろしくなのだ~。ところで、貴方は、食べてもいい人類?」

 

……そういえば妖怪は人を食べるものだっけ。

あまり見ないから忘れてた。

ってまだ食べるのか!?

 

龍夜「…俺は食べちゃだめだし、この料理も今はだめだ。後でみんなが食べ始めたら食べていい

から、今は我慢してくれ…」

ルーミア「…わかったのだ~。でも龍夜、普通

よくわからない玉には手を突っ込まないのだ~?」

龍夜「……準備準備(無視)」

 

まだ料理は残ってる、運ぼう。

ルーミアなんていなかった(自己暗示)

 

フラン「龍~夜~!」

咲夜「こんばんは」

レミリア「私達が一番だと思ったんだけどね」

龍夜「ああ、レミリア、フラン、咲夜。元気か?」ナデナデ

フラン「うん!(喜)」

レミリア「う~…やめなさいよ~…(照れ)」

咲夜「それにしては、嬉しそうに見えますね」

レミリア「う、うるさいわよ!」

 

…かわいいなぁ~。

和むなぁ~。

 

紫「あらあら、随分楽しそうじゃない」ニュッ

レミリア「きゃあ!?」

龍夜「心臓に悪いからそれやめろ!」

フラン「私はおもしろいと思うけどな~」

 

またいきなりスキマで現れる紫。

ついついマスパ撃ち込みたくなるからやめて

ほしいんだが…

それに、手伝いを式に任せてのんびりしてた罪は重いぞ?

 

紫「ねぇ、何か不吉な事考えてない?」

龍夜「気のせいだ。それより…一回藍に謝って

こぉぉい! 」《Boost!》

紫「きゃああああ!?」

 

腕力を倍加して、藍のところに紫を投げ飛ばす。

数秒後、博麗神社から絶叫が響き渡った。

 

 

 

ちょっとカット

 

 

 

紫「うう…ひどい」

藍「それはこちらの台詞です」

 

サボった罰として、その後の料理と運搬は全部

紫がやったらしい。

当然だ。

まあ、何はともあれ、宴会の準備は終わった。

 

霊夢「さて、準備は終わったし、始めましょうか」

魔理沙「という訳で、一言頼むぜ、龍夜!」

龍夜「俺かよ!?」

紫「言ったでしょう?貴方が主役の宴会でもあるって。ビシッと決めなさいな」

龍夜「…分かったよ」

紫「はい、マイク」

 

紫に渡されたマイクを握る。

…幻想郷にもマイクあるんだな。

 

龍夜「…堅苦しいのは苦手だから、一言だけ

言う。限界まで楽しめぇぇ!」

全員「「「「「おおおおおおっ!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

龍夜「気持ち悪い……」

 

あいつら全員、酔うと性格変わるのか!?

 

(霊夢『龍夜ぁ~もっと飲みなさいよぉ~♪』

魔理沙『酒が入ってねぇぜぇ~?飲め飲め~♪』)

 

無理矢理飲まされて二日酔いだ……

そのくせ片付けは俺一人に任せやがって…

おえぇぇぇぇぇ…




作者「次回は多分キャラ設定、次に日常編です。
それでは、次回もお楽しみに!」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。