東方紅白龍   作:化道 龍牙

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作者「どうも、化道 龍牙です。
投稿が遅れて本当に申し訳ありませんでした!
書けない時って、すごくイライラしますね。
あ、今回から、回想の表現を変えます。
(〇『〇〇〇〇』)みたいな感じで。
いちいち~回想~って書くのはめんどくさいので。
それでは、本編どうぞ」


覚醒、二天龍

~客観的視点~

 

《紅魔館 主の部屋》

 

フラン(狂気)「アハハ!ミンナ粘ルカラ面白イ!

ヨーシ、モットトバシテイクヨー!」

レミリア「くっ…!」

霊夢「ほんと、強すぎて嫌になるわね……!」

龍夜「まだ本気じゃないのかよ……(汗)」

魔理沙「…ちょっと、ヤバいかもな…」

 

フランの気まぐれで乱戦が始まって数分後、

激しくなるばかりのフランの攻撃に、

龍夜たちは苦戦していた。

だが、互いに押しきれておらず、状況が

変わらないまま、時間だけが過ぎていく。

当然、消費が激しい龍夜たちは、体力的にも

不利になる。

 

龍夜「(ヤバい……このままじゃ……そうだ!)

イチかバチかだ!魔符『エナジードレイン』!」

フラン(狂気)「? 何ヲシテ…ッ!?グッ……

アアアアあああ!?」

 

突然、フランが頭を押さえて叫びだし、

紅く濁った目に、少し光が戻り始める。

 

レミリア「……狂気が弱まってる!?どういう

こと!?」

龍夜「力の吸収の応用で、狂気の力を奪った!

今のうちに決めるぞ!」

霊夢「あんた、狂気吸収して大丈夫なの!?」

龍夜「攻撃に全部乗せて外に出すから問題ない!

いくぞ!狂符『黒龍砲』!」

魔理沙「よっしゃ!全身全霊……

魔砲『ファイナルマスタースパーク』!」

レミリア「あとちょっとの我慢よ、フラン…!

『スカーレットディスティニー』!」

霊夢「これで終わりよ…!『夢想天生』!」

 

龍夜の黒いレーザー、魔理沙の虹色のレーザー、

レミリアの紅い超高密度弾幕、

霊夢の虹色の超高密度弾幕が、苦しむフランに

直撃する。

全員が、やった、と思った。

気がゆるみ、レミリアの禁手も解除された。

だが……

 

フラン(狂気)「スゴォォイ!デモ、マダ足リナイ

ヨォォォ!」

龍夜「! …マジか!?」

霊夢「嘘!?あれ全部直撃して……!」

魔理沙「おいおい、もう魔力ほとんど残ってない

ぞ!?」

レミリア「……そんな……!」

 

立つのも辛いであろう重傷を負いながらも、

フランは倒れていなかった。

そして、

 

フラン(狂気)「アア、楽シイ……!デモ、

ソロソロ決メチャオウカナ♪」フッ

龍夜「消えた……?いったいどこに…!」

フラン(狂気)「最初ハ……オ姉サマァァァァ!」

 

握りしめた炎の凶刃は、レミリア・スカーレット

の命を刈り取るために動いていた。

 

~客観的視点 終了~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~龍夜視点~

 

フラン(狂気)「最初ハ……オ姉サマァァァァ!」

 

消えたと思ったフランは、レミリアの背後から

レーヴァテインを振り下ろしていた。

 

―俺の中で、時間が止まる。

 

(?『ハハハハハ!』ザンッ

父『龍夜!優奈を連れて逃げ…ぐああああ!』

母『お願い!子供だけは……きゃああああ!』)

 

―蘇る。俺の中で、最も忌むべき記憶が。

 

―また、守れないのか?

 

フラン(狂気)「クッ……」

龍夜「!」

 

フランの様子がおかしい。

 

フラン「それだけは…させない!」

フラン(狂気)「クッ……邪魔シナイデ!」

 

フランが狂気を抑えている……?

そうか、狂気の力が弱まったから…

 

フラン(狂気)「……貴女ニ…私ハ止メラレナイ!」

フラン「ッ……抑え……られない…!」

龍夜「フラン!」

フラン「! 龍夜……

お願い……お姉さまを…私を……」

 

(優奈『お兄ちゃん……怖いよ…私を……』)

 

 

 

 

 

「助けて………!」

 

 

 

 

 

―俺の中で、何かが切れた。

 

 

 

そのまま、ゆっくりとフランに向かって

歩き出す。

 

フラン(狂気)「ハア…ハア……予想外ダッタケド、

所詮貴女ニデキル事ナンテ無イノヨ!」

 

―おい、ドライグ、アルビオン。

 

―覚悟を見せるとか、難しいことは分からない。

 

―けどな……

 

―もう失うのはうんざりなんだよ…

 

―だから……

 

 

 

 

 

龍夜「俺に……力を貸せぇぇぇぇ!」

《Dragon Booster!》

《Dragon Divider!》

 

その音声と共に、俺の左腕に赤い籠手が、

背中に白い光翼が表れる。

 

霊夢「え!?何が起こったの!?」

魔理沙「お前、その翼さっきの…!」

レミリア「…あれは、まさか……」

フラン(狂気)「! ヘェ~、マダソンナノガ

アッタンダ~♪」

龍夜「……神滅具(ロンギヌス)赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)

白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)

もう…大事なものは何もこぼさない!」




スペカ説明

狂符「黒龍砲」
吸収した狂気の力を外に出すために使った
スペカ。威力は、いまのところは
ファイナルマスタースパークと同等くらい。
狂気の力で放つので、龍夜が狂気に飲まれない
限り、もう使われないだろう。
使用者は龍夜。

作者「龍夜の過去は……もう分かりますよね?
さて、ついに二天龍覚醒です。
(これで、今まで使えなかった募集スペカや
募集キャラが使える(≧▽≦))
その力で、全てを守ってくれよ、龍夜!
それでは、次回もお楽しみに!」

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