絢瀬絵里に出会った   作:優しい傭兵

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作「どーもみなさん!作者こと優しい傭兵でぇす!」
絢「皆ー!賢い可愛い?」
作「エリィィィィチカァァァァアアア!!」
絢「ハラショー!絢瀬絵里よ」
作「この度は皆様のおかげでお気に入りが300を超えました!」
「「ありがとうございます!」」
作「ということで、今回はお気に入り記念として特別ストーリーです!本編とは少し雰囲気が違うかもしれないぞ!エリチカのあんなところやこんなところg・・・・・・」

ドガゴキグシャブチッ!

絢「まったくこのクソ作者は余計な事を・・・。でも本編とは少し違うかもね?」ウィンク
「じゃ、特別ストーリ・・・スタート!!!」


作「くぁwせdrftgyふじこlp」ピクピク


お気に入り300突破記念!特別ストーリー!

「おめでとうございます!一泊二日の海でのカップル旅行券でーす!」

 

「え?」

 

少し大きめのスーパーで買い物をしていると店の入り口付近で何かの福引抽選会らしきものが開催されていた。今日のレシートに書かれてある買い上げ金によって回せるらしく、試しにやってみようかと思いおもいきって福引券を引いた。二回引いて一回目がトイレットペーパーで二回目にまさかの大当たりを引いてしまったのだ。え?あの不幸体質の俺がこんな幸運を?夢か?夢なのか?!

 

「期限が切れる前にご利用ください!ありがとうございました!」

「あ・・・どうも」

 

貰ってしまった・・・。本当に夢なのかもしれない・・・。ほっぺでも引っ張るか。

 

グイ~

 

「いでででで!夢じゃねえや。これは素直に喜んでおくか」

 

小さくガッツポーズ。

 

とはいってもこれどうしようか。別に海に興味がないという訳ではない。泳ぐのは好きだし見るのも好きである。だが、この券はカップル旅行券である。自慢じゃないが俺は彼女がいない。彼女いない歴=年齢ほどである。だからこの券は使えないわけである。さてどうしたものか・・・・・・・・・。友達に女友達もいないしな。いやいるけど・・・。あのスピリチュアル巫女と俺の中での自称ポンコツアイドルであるツインテール娘。あの二人に渡してもな~・・・・・・。

 

あっ!

 

 

「恋人(仮)はいるな」←ここ重要。

 

あいつに渡してみるか・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

「カップル旅行券?」

 

俺の家に呼んだこのお方。俺の恋人(仮)である絢瀬絵里。俺のことを無理矢理こき使ってくださってる女王さまである。いつのまにかこいつの下僕になりさがった俺である。クソッタレガ・・・。

 

「一緒に行くか?東條も矢澤も行かないってよ」

 

電話したら即効で「行かない」って言って電話切りやがったからなあいつら。

 

「私を連れて行って何する気よ」

「俺をケダモノみたいな言い方するな!純粋に一緒に行かないかって誘っただけだ!」

「ホテルに連れ込んで私にエッチなことする気でしょ変態!」

「誰がてめえなんかに手を出すかこのアホチカが!」

「誰がアホチカよ!」ブゥン!

「ばうっ!?」ゴンッ

 

絵里の持っていたなべが俺の頭にダイレクトアタック。

 

「このやろう・・・・・・俺の頭は頑丈じゃねえんだぞ・・・・・・」

 

真剣に頭割れるかとおもった・・・・・・。

 

「自業自得よ」

「理不尽だ・・・」

 

この天上天下唯我独尊女め・・・。それはちがうか。

 

 

「・・・・・・・・・・・・いいわよ」

「え?」

「行ってあげてもいいわよ。久しぶりに泳ぎたかったし・・・・・・」

「意外だ・・・。お前が承諾するなんて」

「べ、別に貴方の為じゃないんだからね!///」

 

ツンデレ最高。

 

「じゃ一緒に行くか。券に書いてある期間は明日からだから明日早速行くか」

「別に構わないわよ。それなら今すぐ準備しないとね」

 

持ってきた自分の荷物を纏めて家を出た。が・・・・・・顔だけ出してこっちを見てきた。

 

「ん?」

「楽しみにしてるわよ」

 

それだけを口にし絵里は自分の家に帰っていった。

 

 

「それを言われちゃ頑張るしかないな」

 

 

 

 

 

 

 

翌日AM8:00

 

 

 

「隆也!早く起きなさいよ!!」

「んん・・・・・・あと5分・・・・・・」

「早く行かないと海で混むでしょ!起きなさーい!!」

 

ドスッ!

 

「ぐふぉあ!?」

「よし起きたわね。早く顔洗って歯を磨いてきなさい」

「はぁ!?なんで絵里が俺の家にいるんだよ!!不法進入だ!!」

「合鍵使ったのよ?何も盗んで無いから別にいいでしょ?」

「良くねえよ!お前警察に通報してやろうか!言い逃れはできねえぞ!」

「入学式早々セクハラしてきたのは誰かしら?」

「ぐぅぅ・・・・・・」

「ほらご飯作ったから早く食べなさい」

「お前はお母さんか・・・・・・」

 

 

洗面所に向かい歯を磨き、顔を洗う。冷たい水を浴びたお陰で意識がどんどん覚醒していく。リビングに向かうとテーブルの上にトーストやスクランブルエッグなどまさにザ・朝食が並んでいた。

 

「口に合えばいいんだけど」

「俺は大概のは食えるから大丈夫だよ」

「ならいいんんだけど・・・・・・」

 

こういう気遣いが出来るのが絵里のいいところなんだけど。

 

「絵里」

「ん?」

「お前はいいお嫁さんになれるな」ニコッ

 

・・・・・・・・・・・

 

「え!?///」

「気遣いが出来るお前はいいお嫁さんになれるな」

「な、なななな///何言い出すのよ!///」

「いや・・・思った事を言っただけだけど・・・」

「馬鹿隆也はさっさとご飯食べとけばいいのよー!///」

 

バッシャアッ!

 

「ぎゃああああ!?お湯ぅぅぅぅぅうう!?」

 

こいつ恥ずかしくなって熱湯を掛けてきやがった!!

 

「貴方のバイクのガソリンタンクに爆竹突っ込んでやるわ!」

「わーわーわー!それだけは勘弁しれくれぇぇぇええ!!」

 

その後、飯を食うよりも爆竹を突っ込もうとしていた絵里を止めるのに必死であった。

 

 

 

 

***

 

 

 

「じゃ早速行くか。インカムつけたか?」

「準備オッケーよ。早く泳ぎたいわ!」

「分かった分かった。行くぞ」

「えぇ!」

 

バイクのエンジンをつけバイクを走らせた。今回の海は千葉県にあるらしく二人でツーリングを含めてバイクで移動した。今回は高速道路を利用しない下道ツーリングである。俺が先頭に行き絵里がそれを後ろから着いてくるという形である。千葉県までナビを使っているので曲がる場所などをインカムで報告やちょっとした会話をしながら移動した。ツーリングは凄く楽しいものである。1人で走るのもそれはそれでいいが二人だと楽しさが二倍になる。いや、俺の場合は絵里と一緒に走っているからという理由かもしれない。学校でも日頃一緒にいるからなのか、それとも無意識に楽しんでいるのか、俺は詳しくは考えなかった。楽しいなら・・・それでいい。

 

 

「隆也。ちゃんとナビ見てる?」

「見てるよ。次を左に曲が・・・・・・・・・・あ」

「まさか・・・・・・」

「道間違えた・・・・・・・・・」

「着いたら火炙りの刑ね。分かったゴミクズ?」

「俺の間違いってそんなに罪なの!?あとゴミクズって酷くね!?」

 

 

現在の状況。俺たちが通っている道路には車が通っていない。さきほどからインカムで後ろから俺をゴミクズと罵ってくる絵里とその前を走行している俺。やる手段は勿論。

 

「逃げる!!」

「あ!逃がさないわよ!!」

 

アクセル全開で逃げる事を考えました。

 

「ぎゃあああああ!?」

「待ちなさー!」

 

後ろからガンガンのい煽られながら逃げました。

 

 

 

 

***

 

 

 

「到着ね」

「そ・・・ソダネ・・・」

 

 

約30分。全力で絵里から逃走した結果、予定より早く千葉に到着する事ができた。嬉しがった方がいいのか疲れたと言ったほうがいいのか・・・・・・。

 

目の前に広がる青い空、綺麗な海。やはり今は祝日という理由もあるのかかなりの客が来ていた。ビーチパラソルが一杯でまるできのこみたいだ・・・。しかも右を見てもビキニの女性、左を見てもビキニの女性が沢山。なんだここは・・・。天国か?天国の外側か?それアウターヘブンだわ・・・。しかも若い女の人がよりどりみどりだ・・・・・。いかん・・・鼻血が・・・・・・。

 

「隆也?今日の夜覚えときなさいよ」

「なんで!?」

「ふんっ」

 

なんで怒ってんだこいつ・・・・・・。

 

「じゃバイク止めて着替えるか」

「そうね。じゃあ20分後にここに集合ね」

「了解」

 

 

またバイクに跨り少し先にあったバイクを停め荷物を持ち更衣室に向かった。俺は今回黒色の水着を履き白色の半そでパーカーを着込みサングラスを装着。別に日焼けを気にしている訳ではないが一応日焼け止めを塗っておく。女の子みたいに準備に時間は掛かるわけでは無いのですぐに着替えた後駐輪場に止まっているバイクを眺める事に。

 

そして20分後。集合場所にいると、髪の毛を少し丸く纏めた絵里が来た。

 

「おまたせ」

「お・・・おう・・・・・・」

 

俺は目を奪われた。目の前に立っている絵里は一言で言い表すと『美しい』。大人の女性のような黒い水着を着ている。やはり大学生とは思えない綺麗さだからかスラリとした足がとても目立つ。絵里のスタイルは完璧だと言っても過言では無い。キュッと締まったヒップに括れた腰。そして突き出た胸。水着を着ているからか体の色々な箇所が目立つ。そして最後には青いパーカーを着込んで少しずらした丸みのあるサングラス。こんな女性が俺の知り合いか疑うくらいだ。

 

「ちょっと隆也?」

「あっ・・・・・・な、なんだ?」

「さっきから黙ってるけどなにかあったの?」

「いやそれは・・・・・・その・・・別にお前の水着姿が可愛いや綺麗だと思ったというわけじゃないんだが・・・・・・・・・あ」

「え///?」

(口に出してしまったーーーーー!)

 

「あ・・・ありがとう・・・///」

「お・・・おう」

「隆也って・・・意外と体がっしりしてるのね・・・」

「ま、まぁ・・・鍛えてたし・・・・・・」

「腹筋も割れてるし・・・胸筋も・・・・・・」

「その・・・俺着やせするタイプだからさ・・・。うん」

「そ・・そうなのね・・・」

「あ・・・あぁ・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

 

 

いかん・・・。会話が止まってしまった・・・・・・。な、何か喋らないと・・・・・・。

 

「じゃ、じゃあ海に入るか!」

「そ、そうね!折角きたんだし!」

「ならさ!競争しようか!負けた奴は昼飯奢りな!」

「上等よ!さっそく行くわよ!」

「よしきた!」

 

なにやら変なテンションでレース開始である。

 

 

 

 

「よしやるか。ここからあの目の前にある岩までだ」

「いいわよ。絶対負かしてあげる」

 

俺たちは岸からやく20m離れたところで海に浮いている。

 

「この石が海面に落ちた瞬間にレーススタートだ。さっき言った通り負けた奴は昼飯奢りな」

「オーケーよ。じゃさっそくやりますか」

「んじゃ、よっと」

 

手に持っていた石を上空に放り投げる。

 

3...

 

 

2...

 

 

1...

 

 

 

ポチャン

 

「スタート!」

「っ!」

 

 

 

 

 

***

 

 

「悪いわね。昼ごはん奢ってもらって」

「まさか女のお前に負けるとは・・・・・・」

 

レースの結果。5mほど距離を空けられた状態で俺の完敗である。まさか絵里がここまで泳ぐのが速いとは思わなかった。その速き事、水上バギーの如し。というわけでこいつに昼飯を奢ることになった。

 

「じゃ先に座る場所確保しとくからね」

「よろしくぅ」

 

絵里は焼きそばとカルピス。俺はたこ焼きとからあげとカレーとコーラ。あとデザートでメロンのシャーベットを購入。うぅ・・・痛い出費である・・・。

 

 

 

 

さて、絵里はどこかなと辺りをキョロキョロしながら捜していると、予想はしていたが今起こるとは思っていなかった出来事が起きていた。

 

 

「なあ俺と一緒に行こうぜ。なんでも奢ってやるからよ」

「嫌よ!私は連れと一緒に来ているのよ!貴方とはどこにも行かないわよ!」

「いいねえその強気!ますます一緒に連れて行きたくなるなあ」

「ちょっと触らないで!離しなさいよ!」

 

俗に言うナンパである。絵里は美人だからこんな事あるかもな~とは思っていたが本当に起こっていた。絵里の購入した昼飯を置いた机の近くでアニメのキャラでいうモブ男みたいな顔をしている男が絵里の腕を掴んで連れて行こうとしている。俺はそれを見たとき無性に腹が立った。別に仮の恋人だからという理由だからではない。分からないがあいつが他の男にナンパされているところを見るとイライラしてくる。

 

 

「いや!離して!!」

「素直に着いて来てくれれば悪いようにしないからさ」

「そうか。なら俺を連れて行ってくれ」

「あ?」

 

から揚げを買った時におまけでついてきたレモンをモブ男の目元に持っていき・・・・・・。

 

 

隆也パワーた〜ぷり注入!はーいブシュウウ!

 

 

プシャッ!

 

 

「うがあああ!目があああああ!」

「おらよっと」

「おわぁ!?」

 

レモンの汁がモブ男の目に入り一瞬だけ視力を奪った。それによりフラフラしだした男の足を足払いする。

 

「おいコラ!何しやがる!」

「それは俺の台詞だ。俺の女に手だしてんじゃねえよ」

「え!?///」

「てめえには関係ねえ!邪魔してんじゃねえぞ!」

「そうかそうか邪魔して悪かったな。それじゃ続きはそこのポリ公さんたちとやってくれ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」

 

後ろを見ると数名の警察官が立っていた。おそらく誰かが通報してくれたんだろう。

その後、男はポリ公たちによりお縄になりあの人達が乗ったパンダカーに乗せられて姿を消した。

 

 

「悪いな一人にして」

「べ、別に大丈夫よ!何もされて無いし・・・・・・」

 

腕つかまれてたじゃねえか・・・・・・。

 

 

ガシッ

 

「行くぞ」

「え!?ちょ、ちょっと!?」

 

絵里の手をを掴み海の家をでた。

 

「絵里」

「何よ!」

「今日は俺から離れるなよ」

「っ!///う・・・・・・うん・・・・・///」

 

絵里の手を掴み俺が設置したビーチパラソルの場所へと向かった。

 

 

 

 

(お・・・・・・俺の女って・・・・・・・・・///隆也の馬鹿っ///)

 

 

 

***

 

 

 

あの後、俺たちは昼飯を食べ終わりまた海の入り楽しく遊んだ。ゴーグルをつけどれだけ深く潜ったりや水を掛け合ったりポロリがあったり!!いやポロリはないぞ?まあ・・・少しは期待はしたぞ?そりゃポロリは男のロマンだ。絵里の場合なんかあんなにたわわに実ったおっぱい様が降臨なされるのは俺にとっちゃ感無量だ。けど!ポロリは起きませんでした・・・・・・。ションボリ

 

「隆也。貴方今ポロリがあったらて思ったでしょ?」

「ギクッ」

「天誅!!」

 

ガンッ!

 

「ほべぇ!?」

 

絵里の手にあったのは俺のバイクに詰んであった整備や修理に使うスパナである。

 

「おいコラァ!俺の頭ガンガン殴りやがって!頭割れたらどうすんだ!」

「いいじゃない割れたら。どこかで売りつけてやるわよ」

「怖いなお前・・・・・・」

「じゃあ頭は辞めてあげるわ」

「まじでか!」

「代わりにこれ」

「ハサミ?」

 

しかも布きりハサミ・・・。

 

「・・・・・・・・・・・・・・聞きたくないがそれで何をする気だ・・・・・・」ガタガタブルブル

「うるさいわね。ちょんぎるわよ」

「何を!?」

 

 

という感じで終わり俺たちは今回の宿になる券に書いてあったホテルに向かった。

だがそこで思いもよらない事が起こったのだ。

 

 

 

 

inホテル

 

 

「「はあ!?部屋1室!?」」

 

ホテルでチェックインしようと思いロビーに向かい券を受付の人に渡したら・・・

 

『ご利用になる部屋は1室になります』

 

とのこと。どうやらよく見てみたら小さな文字で

 

『カップル券になりますのでご利用していただく部屋は1室だけとなります』と書いてあった。すぐにもう1つ部屋を頼もうとしたが空き部屋がないらしい。ここでやっぱり言いですとなると今回の寝る場所は野宿になるかもなので仕方なくその部屋にした。エレベーターを上がり部屋の鍵を開けると普通のホテルの部屋なのかベットに小さな机に化粧用の鏡。あと部屋にある扉にはカップル専用なのか少し大きめの風呂が。しっかりと湯船とシャワーをわけていらっしゃる。おれは湯船と一緒になっているバスルームは嫌いだからな。

 

 

「分かてると思うけど貴方と一緒に入らないからね」

「へいへい。知ってますよ~」

「あと、貴方寝るのは床ね」

「またかよ!!」

 

家で止まったときを思い出す・・・・・・。

 

「先に入るぞ」

「えぇ・・・・・・」

 

流石に風呂場で殺す気はないよな・・・・・・。

 

 

 

服を脱ぎ体に染み付いた海水を洗い流す。あの後凄い匂いがしたからな。みんな、海なんかで泳いだ後はちゃんとシャワー浴びて風邪引かないようにな?

 

タオルにボディーソープをつけ体を洗う。その時、

 

 

「隆也ー」

「んー?」

「もう体洗ってるー?」

「おう。もうすぐ上がるからー」

「い・・・一緒に入っていいかしら?」

「おーう。いいぞー」

 

 

 

 

ん????

 

一緒に?

 

 

 

「はああああああああ!?」

「は・・・・・・入るわね・・・・・・・・・」

「ななななな!なんで入ってきてんだよ!さっき一緒には入らないって!」

「き・・・気が変わったのよ・・・・・・///」

「気が変わるの早すぎだろ!!!」

 

絵里がいきなりバスタオルを体に巻き浴室に入ってきた。いやその真っ赤な顔やめろ!俺も恥ずかしいだろうが!!

 

「りゅ・・・・・・隆也・・・。背中流してあげるわよ・・・・・・」

「お・・・おおおおおおおう・・・・・・てゃのむ・・・・・・・・・」

 

噛んじまったああああああああ!!

 

 

ゴシッゴシッ

 

 

 

「・・・・・・か、痒くないかしら・・・・・・・・・///」

「大丈夫だ、問題ない・・・・・・・・・・・・」

「ここでその台詞を言われても・・・・・・・・・・・・」

「お・・・・・・おう・・・・・・」

 

なんだこれは。一体無いがあってこんな事になっているんだ?いや別に嬉しくないという訳じゃないけど恥ずかしくて頭の回転が鈍くなっている・・・・・・。俺の後ろにバスタオル一枚の絵里が・・・・・・。バスタオルを外すと生まれたばかりの姿に・・・・・・いかん!考えるな!え、円周率を数えるんだ!!

π!おっπ!い、イコール!さ・・・3.141592653589793238462643・・・・・・

 

「りゅ・・・隆也・・・・・・」

「はいぃぃ!!?」

「その・・・助けてくれてありがと・・・・・・」

「お・・・・・・おう・・・・・・」

「これはその・・・・・・あの時のお礼よ・・・」

「お礼って・・・別に要らないんだが・・・・・・」

「要らないかじゃなくて!私がしたいからしてるのよ!文句ある!?」

「ありません!!」

「ふん!どうせ男の子はこういうのが好きなんでしょ!お・・・女の子にこういうことやらせるの・・・・・・・・・///

 

そんな事は無い!無くは無いけど・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、俺は確かに嬉しいぞ・・・・・・。え、絵里がしてくれるから・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・へ!?///」ボンッ!

「あ!今のはその!」

「隆也の馬鹿ーーーーー!」

「ぎにゃああああああ!目がああああああ!」

 

シャワーのお湯が俺の目にぃぃぃいいいいいい!!

 

 

 

***

 

 

 

 

風呂場での出来事の後、俺は外にたたき出され絵里はあのまま風呂場に残り体を洗い出した。俺は寝巻きに着替え冷蔵庫に入っていた飲み物を飲んで一息ついていた。そしてしばらくして髪の毛を拭きながら絵里が顔を真っ赤にしながら浴室から出てきた。トマトかな?君は。

 

 

「さっきのちゃんと忘れなさいよ!」

「分かったからこれでも飲んでろ。冷蔵庫に入っていたものだけど」

「ふん!」ゴクゴク

 

プルタブを片手で外した絵里。ワイルドかよ・・・。しかもゴクゴクと一気飲み。やるなお主。

 

「・・・・・・ん?これってジュースなの?なんか変な味が・・・・・・・・・」

「味?」

 

確かに俺も飲んで変な味したが、全然気にしてなかったな。

飲み物の入れ物を見ると端っこにこう書かれてあった。

 

 

アルコール数5%

 

 

 

あ・・・・・・これ酒だ・・・・・・・・・。

 

 

「絵里!どんだけ飲んだ!?」

「ふぇ・・・・・・?これ一本全部・・・・・・・・・」

 

こいつ一気飲みしやがった!!

 

「隆也ぁ・・・・・・・・・。おかわりない・・・・・・・・・?」

「あるけど渡さねえぞ!」

「いいじゃん!!はやく寄越しなさいよ!!じゃないとケーサツにセクハラの事言うわよ!」

「仰せのままにお嬢様ぁあ!」

 

 

 

 

 

「えへへ~///おいしぃ~///」

 

酔っている・・・。絵里が完全に酒に呑まれた。いま何が起こってるのかさっぱりわからねえ・・・・・・。色んなことが凄いスピードで起こっているお陰で頭が着いていけてない・・・・・・。

 

「隆也ぁ~///」

「は、はい・・・・・・?」

「ちゃんと飲んでる~?」

「の、飲んでるぞ・・・・・・・・・?」

「え~?///でも中身減って無いわよ~///」

「だ、大丈夫だから!な?」

「もぉ~///分かったわよ~///ヒック・・・・・・///」

 

やばいぞ・・・。この状況。絵里は今で3本も酒を飲んでいる。結構酔ってきているしこれ以上飲ませたら大変なことになりそうなのが本能的に分かってきた。

 

「絵里。もうこれ以上は酒は終わりだ!」

「あー!エリーチカのお酒取ったー!///返しなさいよー!///」

「お前酔って色々とやばい事になってるんだぞ?いつもと雰囲気違うし・・・・・・」

「え~?///エリーチカはぁ~///酔ってなにのれふ!!」

「完全に酔ってんじゃねえか・・・。しかも呂律が回ってない・・・・・・」

 

これ以上は色々と危険だな・・・。うん!

 

「絵里!もう寝るぞ!酒は終わりだ!」

「むぅー///隆也のケチ!///」

「ケチで結構だ。速く寝ろバカーチカ!」

「誰がバカーチカよ!///殺しゅわよ!///」

「できるもんならやってみろ!」

「むー!///えい!///」

「うわ!?」

 

絵里がいきなり俺の体をベットに押し倒してき、俺の体の上に馬乗りしてきた。

 

 

 

「ちょっと絵里さん!?」

「にひひ~///隆也捕まえた~///」

(捕まってしまったあああ!!)

 

何回言ったか忘れたが完全にヤバイ!目の前には酒に酔っている絵里。そして俺は押し倒され馬乗りされている状態。これは色々と犯罪臭がする!やってはいけない過ちをおかしそうな気がする!!

 

 

「ねえ・・・・・隆也ぁ///」

「こ、こんどはなんだよ・・・・・・・・・」

「今日は・・・・・・ありがとうね・・・・・・///」

「・・・・・・・・・・・・・・・・へ?」

「海につれてきてくれたり・・・バイクでツーリングしてくれたり・・・・・・ナンパから助けてくれたり・・・///今日はいっぱいありがとう///」

「べ、別に大したことはしていないぞ?」

「だからぁ///これは今日のお礼ぃ・・・・・・んっ///」

 

へ?

 

 

絵里が俺の顔に自分の顔を近づけてきて頬にキスしてきた。柔らかい唇が俺の頬に当たったのだ。酔った勢いだと思うがこれはこれで男として嬉しい。だってあの美人に頬にだけどキスされたんだぞ!?嬉しくないわけが無い!!凄く心の底からそう思う行為であった。

 

 

ドサッ

 

 

 

「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・・」

「ね・・・・・寝た?」

 

絵里が糸の切れた人形のように俺のからだに倒れてきた。そして俺の胸を枕にしリズムよく寝息をたてている。しかも右手が俺の寝巻きの裾を掴んでおり、左手は俺の背中に手を回して体を密着させて寝ている。普通の男なら襲うかもしれない・・・だがしかぁあし!俺はそんなゲス野郎ではない!へタレかもしれないけど・・・・・・・・・。

 

 

「絵里・・・・・・・・・」

「んんぅ・・・・・・・・・えへへ・・・・・・///」

 

可愛い・・・・・・。

 

この子が本当に俺を罵ってボコボコにしてくる女の子なのか・・・・・・。

 

 

右手で絵里の綺麗な金髪を撫でる。サラサラしていてずっと触っていても飽きないかもしれない・・・。こんな子が俺の恋人(仮)なのか・・・・・・。

 

 

 

「こういうのも・・・いいものだな・・・・・・」

 

絵里の頭を撫で部屋の明かりを消した。

 

 

 

 

 

「おやすみ・・・絵里」

 

 

 

 

 

 

 

これは俺と絵里と出会って初めて行った、ツーリング&海水浴であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。起きた絵里は昨日なにが起こったのか理解した後、俺は廊下に叩きだされ、1時間ほど部屋に入らせてもらえなかった。




はい!いかがでしたでしょうか!!はじめて書いた特別ストーリーです!楽しんで呼んでいただけたでしょうか!書いている最中、自分はニヤニヤしながら書いていました。変態ではありませんよ?


そして新しく評価してくださった。

蛮鬼さん!ダディエルさん!遊びの鬼さん!爽快クールさん!蓮兎さん!ルーカスさん!ありがとうございます!



そしてお知らせです。今の学校の少しばたばたしておりまして更新が遅くなる可能性があります。できるかぎり一週間に一回は更新しようと思いますのでよろしくお願いします!


さて、次回からまた本編を書いていくのですが次の話はシリアスを書いていきます。みなさんおぼえているでしょうか?2話で舌打ちをしていたあのモブ男を!あの男が隆也に・・・・。そして隆也と絵里の間に!・・・・・・・・・・・・・・・続きは本編でお楽しみください!


それでは今回はここでお別れです!また次回お会いしましょう!またな!

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