窓から差し込んでくる日差し。俺はその眩しい日差しで目が覚めそうになってので布団でその日差しを遮る。今日は大学もバイトも何も予定のない一日。これは二度寝とする・・・・・・・・・。
「・・・・・・きて。・・・ぅや」
(誰だよこんな時に・・・・・・俺は眠いんだから寝かせろ)
「おき・・・・・いよ・・・ゅうや・・・」
(この野郎・・・よほど俺を起こしたいようだな・・・ならば俺はとことん寝たフリを続けさせてもらおう・・・)
「・・・・・・・・・・・・」
(ん?声が止んだ?流石に諦めたか・・・・・)
「起きなさい隆也ぁ!!」
「へぶがぁ!?」
肘が見事に鳩尾にクリーンヒットしました。
「げほっ!ごほっ!誰だ朝っぱらから俺を叩きおこ・・・・・・すの・・・は・・・」
「へぇ~?起こし方悪かったかしら?ごめんね?」
「お・・・おはようございます・・・・・・絵里さん」
「えぇ、おはよう」
「なぜ怒っているのでしょうか・・・?」
「貴方が自分から今日はお家デートしようって言い出したから来たのですが何か?」
「え・・・・・・あ、寝ぼけてて・・・忘れてました・・・・・・」
「そう・・・言い残すことはあるかしら?」
「・・・・・・今日もかわいいぞ・・・・・・?」
「せいっ!」
「すみまはぎゃばぁ!?」
朝から絵里の熱い拳をいただきました。
***
「全く・・・隆也のバカ」
「本当に悪かった・・・昨日バイト終わったあとに大学の課題を遅くまでしてたから・・・」
「なんで限界までやるのよ・・・・・・無理はしないでって約束したでしょ?」
「ごめん・・・・・・絵里にも迷惑かけた・・・」
「本当に反省してる?」
「おう・・・」
すると絵里が俺の首に腕を回し抱きついてきた。
「絵里?」
「私を庇って刺された時みたいじゃないけど隆也に無理をされたら私も悲しくなる・・それだけは絶対に忘れないで・・・」
「あぁ・・・分かったよ」
その後絵里とは目が合い数秒見つめあった後、お互いで引き合うかのように唇を合わせる。言ってしまえばこれは朝の目覚めのキス。俺はこの口付けで完全に頭が覚醒した。
「改めて・・・おはよ隆也」
「おはよう絵里・・・」
「じゃ、朝ごはん作るから顔洗って歯を磨いてきて」
「うす・・・」
絵里に言われた通り顔を冷たい水で洗い、歯を磨き終わりリビングに向かった。そこでは白のエプロンに身を包んだ絵里が朝ごはんを作ってくれていた。
「どう?すっきりした?」
「まあな。あれ?この匂い・・・・・・」
「あ、分かったかしら?隆也に少し前に教えてもらった玉子焼きを作ってるのよ。見よう見まねだけどね」
「けど匂いが完全に似てる。醤油と白だしの匂いがな。けど他にも入れてるよな?」
「それは秘密よ。これは隠し味だから」
「ふっ・・・・そうかよ」
後ろから見てるとエプロンをつけて料理している絵里が凄く魅力的だ。いつもはクールな雰囲気を出しているがこう見ると凄く家庭的な女の子だな。
俺は無意識に絵里に近付き絵里のお腹に手を回し抱きしめていた。
「きゃっ!?隆也!包丁持ってるんだから危ないでしょ!」
「わ、悪い・・・料理してる絵里の後ろ姿が凄く魅力的で・・」
「そ・・・そう・・・」
「おう・・・・・・・・・」
まるで新婚さんみたいなやり取りだな・・・。絵里もさっきから包丁を動かしている手が止まっている。少し顔を覗いてみると顔が真っ赤だ。
「こ、これじゃ料理できないよな?飯出来るまで離れるとくよ」
「あ、いや・・・別に・・・・・・」
「え?」
「その・・・・・・別にこのままでもいいわよ。隆也に抱きしめられると凄く安心するから・・・」
「そ、そうか・・・・・絵里も素直になったな・・・」
「む・・・私はいつも素直よ。失礼ね」
「ははは・・・悪い悪い。じゃ、早いところ飯作ってくれよ」
「はいはい・・・もう少しだから待ってて」
料理が出来るまで俺はずっと絵里のことを抱きしめていた。
・
・
・
「隆也、召し上がれ」
「あぁ、いただきます」
絵里が作ってくれたのは玉子焼き、豆腐の味噌汁、炊きたての白ご飯、もやしのお浸しなどの和風の食事を用意してくれた。
「絵里はいらないのか?」
「私はもう亜里沙と朝ごはん食べたから大丈夫よ」
「色々と迷惑をかけるな」
「いいわよ。これからもどんどん迷惑かけられるだろうし」
「面目ない・・・・・・」
深く頭を下げ料理を口に運んでいく。やっぱり絵里の作った料理はいつも美味しいな。
「美味い・・・」
「ほんと!?嬉しいわ」
「絵里は本当にいいお嫁さんになれるな」
「お!おおお・・・お嫁さんって・・・・・・///」
「ん?どうした?」
「あ・・・貴方以外の人の嫁になんてならないわよ・・・」ボソッ
「え?今なんて・・・・・・」
「いいから早くたべなさーい!///」
「ごめんなさーい!!」
絵里が癇癪を起こしたので急いで口の中に料理を放り込んだ。
・
・
・
「お家デートとは言っても俺の家にこれぞといったものないぞ?在るとしたら・・・」
視線を向けた先には筋トレ用のダンベル。
「隆也っていつも家で何してるのよ・・・」
「筋トレかパソコンでyoutubeみるか」
「暇じゃないの?」
「意外とそんなに・・・・・・後は整理整頓とか」
「ベットの下には私には見られたくないものとかを隠す為に?」
「お決まりの展開かもしれないが今のうちに言っておくぞ。無いからな」
「よね。会ったら隆也の事ぶちの・・・・・・許さないから」
(今ぶちのめすって言おうとしたよな・・・・・・
「あ、そうそう隆也。今日気付いたんだけど貴方の家のお風呂少し汚れてるわよ?」
「マジか。最近少しサボり気味だったからなぁ・・・」
「じゃあ一緒に掃除しましょうか」
「え?いいのか?」
「私はいつも亜里沙と一緒にやってるから疲れたりしないわよ」
「なら、お言葉に甘えていいか?」
「えぇ!じゃ、さっそくやるわよ!」
「おう!」
・
・
・
「早速するわよ」
「お・・・おう・・・」
目のやり場に困る・・・・・・。今絵里が見につけているのは俺のTシャツと半ズボンを着込んでいる。だけど・・・流石に男の服を着ているから大丈夫だと思っていたが絵里の豊満なバストは隠す事は出来なかった・・・。しかもだ、絵里はシャツの裾を縛ってるのでへそが丸見え・・・。太ももが完全に露になっているし裸足だ。スラリと細い足が凄く綺麗・・・・・・。下ろしていた髪をポニーテールにしているのでもう見た感じ完璧になんでも出来るお姉さん・・・。賢い可愛いエリーチカも伊達じゃなかったのか。
「隆也?なんで顔赤いのかしら?」
「キニスルナ・・・・・・」
「そう?じゃ、はじめるわよ」
掃除用のたわしに洗剤をしみこませ床を磨いていく。俺は絵里よりも背が高いので湯船の上の天井を磨く。意外とここも汚れるもんなんだな。
「んっ・・・よっ・・ほっ・・・」
「さすが絵里。手馴れてるな」
「一週間に一回はやってるのよ。全部の汚れを落としてやるわ!」
「絵里を相手にした汚れに同情する・・・」
「さてと、少し流そうかしらね」
絵里はシャワーの蛇口を捻り洗剤で擦った部分を水で流していく。
(綺麗だな絵里って・・・・・・」
「えいっ!」
「わぷっ!?」
絵里が床を流していたシャワーを行きなり俺にぶっかけてきた。
「なんだよ!?」
「隆也が私に対して真っ赤な顔で見てくるから冷やしてあげようかと」
「見てない!顔も赤くない!///」
「言い訳しても無駄よ!顔りんごみたいに真っ赤だもの」
「なんだと!ならお前ごと冷やしてやる!!」
「えっ!?ちょっとま・・・つめたッ!」
桶に貯めていた水を思いっきり絵里にかけてやった。
「このぉ・・・やったわね!」
「ふんっ・・・これでお前も・・・って冷たぁ!」
今度は絵里がお返しにと今度は胸全体に水をかけてきた。
「やり返しよ!」
「この野郎・・・・・・ならもう一度ぶっかけて・・・・・・っ!?///」
「?何よ・・・・・・」
絵里の今の現状。水が掛かったTシャツが濡れて白い肌にへばりついている。しかも俺が借しているTシャツは白色だから絵里のその中に身に着けている紫色の下着が透けて見えてしまっている。ぴっちり張り付いてるので絵里の豊満な胸がはっきりと分かる。
「なによ隆也。顔真っ赤にして顔逸らしちゃって・・・変態?」
「お前、今の格好をちゃんと確認した後に同じ台詞を吐けるか?」
「え?どういう・・・・・・っ!?///」
今更気付いたのか自分の今の状態を確認するとみるみると顔を真っ赤にする。
「もう!隆也見ないでよ!///」
「無茶言うな!」
「エリチカお家帰っ・・・・・・きゃっ!」
「絵里!」
絵里が浴室から出ようとした瞬間、床に広がっている洗剤に足を滑らせ、後ろに倒れこむ。俺はいち早く絵里の腕を掴んだが間に合わず一緒に倒れこんでしまう。
「いたた・・・・・・」
「いてて・・・絵里大丈夫か?」
「大丈夫・・・・・・けど隆也・・」
「え?」
「近いんだけど・・・・・・///」
「あっ・・・・・・」
傍から見たら俺が絵里を押し倒している形。
絵里と俺の顔の距離が数センチとなっている。
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
俺も絵里もお互いを見つめたまま固まってしまった。目を逸らしたいが逸らそうにもできない。
「絵里・・・・・・」
「隆也・・・・・・・・・」
また朝の時のように唇が近付いていくが、それが合わさることは無かった。もう少しで合わさる時に絵里の人差し指によって止められた。
「絵里・・・?」
「隆也の・・・えっち・・・・・・」
絵里の方から触れるだけのキスをしてきた。
・
・
・
風呂掃除が終わった俺たちは絨毯の上に座ってテレビを見ていた。ソファを背もたれにし、絵里は俺の足の間に座り込み俺に背を預けて一緒にテレビをみていた。
「なあ絵里」
「んー?」
「今からなにする?」
「隆也とイチャイチャする」
「イチャイチャって・・・」
「外に出かけるのもいいかもしれないけどこうやって家でのんびりするのもいいわね」
「だな。これで最近不足していた絵里養分を補給できる」
「なによ絵里養分って」
「いいから絵里養分よこせ~」
「きゃ~!」
絵里を後ろから抱きしめ寝転がる。絵里も俺に背を預けてるから一緒に横になってしまう。
「あれ?」
「どうしたの?」
「絵里シャンプー変えた?」
「いや、これは隆也の家のシャンプーよ?さっき少し借りたから」
「あぁ、なるほど・・・」
「へん?」
「いや、いつもの絵里の髪の匂いじゃないから少し気になっただけで・・・」
「隆也はこの匂いすき?」
「絵里の匂いなら好きだ・・・」クンクン
「もう・・・後さっきから頭に鼻押し付けて匂い嗅がないでよ」
「病み付きになる・・・・・・」
「少しだけよ?もう・・・」
それからは絵里と色々な事をした。一緒に昼ごはんを作ったり、部屋の掃除をしたり、テレビを眺めたり。いつもならば外に出かけて買い物をしたりや映画を見たりなどしてたが、今回のお家デートは凄く楽しかった。家で絵里とふたりっきりというのも中々無かったから今日のデートはいい経験になったかもしれない。絵里は家だったらこんな表情をしたりするんだなという発見もした。大学ではクールな絵里も家だと賢い賢いエリーチカなどといったイメージがまったく感じられない。何かにたとえたらはぐれメタルみたいにだらけている。やるときと静かな時のON&OFFが激しい。
「ポンコツエリーチカ・・・・・・(ぼそっ)」
「ふんっ!!」
「いたぁ!!」
絵里に対する小言を言うと毎回硬い何かを投げてきた。
だけど俺はこの時予想していなかった。
『絵里がとんでもない服を着て俺を誘惑してくることに』
***
「ご馳走様。絵里って本当に料理上手だよな」
「もう、お世辞を言っても何も出ないわよ?」
「絵里の照れてる顔が出てくる」
「馬鹿っ・・・・///」
外も暗くなってきたので今日は少し速めに寝るという事でいつも食べる晩御飯の時間を早くした。
「じゃあ風呂入ってくるな」
「えぇ。私は後でいいわ」
「一緒に入ったりは?」
「包丁を投げられたいのかしら?」
「いってきます」
包丁を投げられるのは流石に勘弁なので急ぎ足で風呂場に向かった。脱衣所で服を脱ぎ浴室に入る。今日浴室を掃除したのでピカピカ。掃除をしたからかいつもの浴室の風景じゃないような気がする。湯船に浸かると今日の疲れが一気に抜けてリラックスすることができた。
約20分後。
「絵里ー上がったぞ」
「じゃ次は私が入ろうかしら」
「ごゆっくり」
「えぇ」
「・・・・・・よし・・・やるぞ」
すれ違った時にそんな言葉が聞こえたような気がした。
約40分後
「やることないから布団でも敷くか・・・」
youtubeでチャンネル登録した人の動画を大体見終わったらやることがなくなったのでもう寝ることにした。今日は絵里が泊まって行くらしい。普通なら来客用の布団を敷くのだが俺は自分ようの布団しか敷いていない。それはなぜか?
(どうせ敷いても絵里が俺の布団に入ってくるからいらないだろ)
という理由。
一度聞いた覚えがある。絵里に俺の家に泊まるときは布団1つでいいか?って聞いたら顔を真っ赤にしてこくりと頷いた。ちゃんと本人には承諾済みなのでOK。
「り・・・隆也ぁ・・・」
「ん?」
声を掛けられたので振り向くと浴室の扉から髪を下ろした絵里がひょっこりと顔を出していた。
「どうした絵里?タオル無かったか?」
「あ・・・そうじゃなかったんだけど・・・・・その・・・うぅ・・・」
「???」
特になにかしらのフラグが立った訳でもないのに絵里が顔を真っ赤にしてもじもじしてる。どうしてだ?
「えっと・・・・・・布団に座って後ろ向いてて・・・見せたいものがあるから・・・///」
「見せたいもの?今じゃだめなのか?」
「ダメよ!絶対こっちを向いちゃダメよ!」
「わ、分かった分かった」
絵里に言われた通りに布団に胡坐で座り込み背中を向けた。
(見せたい物ってなんだ・・・・・・まさか俺をぶちのめす為の新しい武器を見せてくる気か・・・・・・)
そう考えてると後ろの方で絵里が座り込む音が聞こえた。
「絵里?」
「いいわよ・・・こっちむいて・・・・・・」
「おう・・・」
ゆっくりと振り向くと絵里が女の子座りですわっていた。だが俺の目に入ったのはそこではない。『彼女の服装だ』。
絵里の今の服装は今の季節とは全く合わない『黒色のセーター』をつけていた。だが普通のセーターと違うと言ったら袖が無いというところだけだ。
「おぉ、それって自分で編んだのか?」
「う、うん・・・前ネットであったのを見つけたから自分で作ってみたのよ・・・///」
黒色のセーターだからそこまで目立たないが絵里の顔がほんのりと赤くなる。
「よく似合ってるぞ。可愛い」
「あ、ありがとう・・」
「けどそれが俺の見せたいものか?」
「えぇ・・・けどこれだけじゃないのよ・・・///」
「これだけじゃない?」
「えっと・・・隆也・・・」
「はい?」
「・・・・・・『我慢できる?』」
「が、我慢?どういうこと・・・・・・」
すると絵里が後ろを向いた。そこで俺が見たものは強烈なものだった。
それはなぜか?セーターの背中部分が『無い』のだ。綺麗な背中を露にしている『ホルターネック』で『ベアバック』なデザインのセーター。しかもそれは背中だけしか見せていないと思っていたらそれだけじゃない。お尻の割れ目の根元がチラっと顔を見せている。このセーター、俺は知っている。一時期ネットで評判になっていたセーター。
そうこれは・・・・・・。
『DTを殺すセーター』
それを俺の彼女が今見に付けている事で俺の思考回路は一瞬完全にバグってしまった。
「これはその・・・希とにこと一緒にネットを見ている時に見つけて・・・これなら隆也も喜んでくれるかなって思って作ったセーターなんだけど・・・・・・///」
「・・・・・・・・・・・・」
「り、隆也・・・・・・?」
「っ!!」
ブッシャァァア!
俺は見事に鼻血の噴水を上げてしまい、文字通り貧血となり絵里の看病の下2日ほど寝込んだ。
元気になった後絵里にまた着てくれと頼んだら・・・・・・。
『絶対イヤ!///恥ずかしくて死んじゃいそう!!!///」
と反対し、着てくれなかった。
(何回も頼んだらそのセーターを着て一緒に寝てくれたのは秘密で・・・)
長い間、お待たせいたしました。今回はお気に入り1000突破というわけで特別ストーリーを書かせていただきました。
完っ全なるイチャイチャを書かせていただきました。書いている最中に「隆也爆発しろ」と何度呟いたことか・・・・・・。
まさかこんな時が来るとは思いもしませんでした。まさか!自分の!作った!小説の!お気に入りが!1000を!超えるなんて!
これもこの小説を読んでくださっている皆様のお陰です。誠にありがとうございます。
いつも書いてくださっている感想には元気をいただいております。感想をいただく度にベットの上で嬉しくて悶えるほどです(流石にそれは嘘です)
評価の方も100人の方に評価していただきました。感謝の言葉でいっぱいです。
これを次への糧として頑張っていきます!応援よろしくお願いします!
そして今回新しく評価してくださった!
亜徠さん!のすけさん!グリグリハンマーさん!絢瀬絵里推しサバゲーマーさん!
ありがとうございます!!
そして次回ですが今の状況でいいますと隆也と絵里と一緒に兵庫県に行く話を書いていこうと思います。
これは現在のアンケートの結果での言葉ですので後々代わるかもしれません。
兵庫県か合宿かの話ですが、3月27日の23時59分までお待ちしておりますので興味のある方はアンケートにお答えいただけると嬉しいです!アンケートは活動報告の方にありますのでそちらをご覧ください!
それでは今回はここまで!
感想・評価お待ちしております
では・・・・・・またな!!