絢瀬絵里に出会った   作:優しい傭兵

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中々投稿できず申し訳ない。大学での期末テストに追われてたでごわす。おのれテスト・・・・・。

そして今回は前回の続きで翔輝と海未の出会いの話です。これを書き終えたとき翔輝と海未が主人公とヒロインの座についたような気がしました。←違うからね


ではどうぞ


翔輝・海未の出会い

「約2,3ヶ月前のことです。私はアイドル研究部での練習が終わった後、学校からこの家までずっと誰かに就けられていました。それが翔輝との出会いのきっかけでした」

 

 

 

まだ隆也さん達が付き合ってない頃、音ノ木坂の部活にあるアイドル研究部に所属していた私はいつも通りに出席し、躍りの練習をして帰ろうとしていたときだった。

 

 

「?」

「どうしたの海未ちゃん?」

「いえ・・・気のせいです」

「何が気のせいなの?」

「誰かに後をつけられているような・・・・・」

「そんなの気のせいだよー!」

「誰も居ないよ~?」

「ですよね・・・気のせいですよね」

 

その時はただの気のせいだと思っていました。いつも通りに穂乃果とことりと一緒に下校をして家に戻りました。その日は家に母も居なかったのですぐに寝る準備をし、念には念をと思って私は自室の窓から外を覗きました。暗くてよく見えなかったので流石に誰も居ないかなと思いカーテンを閉めようとした時にふと目にあるものが見えました。

 

 

「・・・・・・・・・・・・」

「!?」

 

家の近くにある電柱の影に黒い服を身に着けていた男の人が居ました。

 

 

その人は私に気付いたのか知りませんがすぐに姿を消しました・・・・・・。なぜかは分かりませんでしたが体から出てきた震えが止まりませんでした・・・・・・。すぐに穂乃果やことりに連絡してどうしたらいいのか相談にのってもらいました。

 

 

 

次の日からは穂乃果とことりが家まで送ってくれたのでその男の人も現れず、大事には至りませんでしたが、それから3日たった日でした。その日まで男の人も現れなかったのでもう穂乃果たちに今回の私の送りはいいと言いました。だけどなんで今回はいたのか今度は堂々と私の前にその男の人が現れました。

 

 

 

 

 

「園田海未だな・・・・・・」

「だ、誰なんですか!?」

「やっと会えた・・・・・・俺の女になれ!!」

「っ!?いゃ・・・むぐぅ!?」

 

男が隠し持っていたハンカチらしきものが私の口を覆いロクに息もできず声も出せなかった。

 

 

「んんん!んんっ・・・むぐぅ!?」

「それには睡眠薬を染み込ましている・・・・・・大丈夫だ・・・誰も助けに来ない・・・」

 

口を押さえられなんとか無我夢中で呼吸をしようとしていたのでハンカチに染み込んであった匂いを嗅いでしまった。瞼が重くなり意識が朦朧とし、体に力が入らなくなる。

 

 

 

(だ・・・・・・誰か・・・・・・たす・・・け・・・・・・)

 

 

 

そこから先は私も覚えてません。けど少しだけ耳に入ったのが・・・・・・・・・。

 

 

「・・・・・・ぉい!大丈・・・・・・夫・・・・・・おぃ・・・・・・ぉい!」

 

 

さっき襲ってきた男の声ではなく、若い男の人の私を呼びかけてくる声が聞こえました。意識が薄れてきた時だったので全部聞き取れずそのまま意識を失いました。

 

 

 

 

 

 

「海未にそんなことがあったのね」

「ストーカーはどうなったんだ?」

「はい。次の話に移ります」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・んぅ・・・・・・」

 

目を開けた時、知っている天上が目に入ってきました。まだ頭がボーッとしていましたがそこが私の部屋だとすぐに分かりました。ゆっくりと起き上がり周囲を見渡すとなにやら視界の端に動いているものがあったので視線を移すと・・・・・・。

 

 

 

 

「ぐぅ・・・・・・んぐぅ・・・・・・」

「・・・・・・・・・え?」

20歳ぐらいの男が私のベットにもたれ掛かって寝ていました。記憶がフラッシュバックし昨日の出来事を思い出す。そうだ・・・・・・私は昨日学校の帰りに黒い服を着た男の人に襲われて・・・・・・そして口を押さえられ・・・・・・。

「っ!?」

すぐにベットから起き上がり、手元にあった目覚まし時計を手にしその寝ている男の頭に時計を振り下ろした。

 

「きゃああああああああああ!!」

 

ガァンッ!

 

「いっだぁああああああ!?」

 

 

鈍い音が響きその男は目を覚まし部屋の地べたをゴロゴロ転がりまわった。

 

 

「おい!起こし方に気をつけろ!」

「誰が気にしますか!なんで知らない男の人がここにいるのですか!不審者ですね!」

「ちょっと待てぇぇえ!?確かに君からしたら俺は初対面の不審者で頭に10円ハゲがあるが・・・・・・って!誰が不審者でハゲだコラァ!?」

「誰もそんなこと言っていないでしょう!?貴方昨日私を襲った男ですね!あの時は不覚を取りましたが今ここでボロ雑巾にしてやります!」

 

ベットの近くに立てかけてある木刀を手にし男に構える。

「待て待て待て!?木刀はなしだ!!」

「問答無用!体の骨を粉々にします!覚悟ぉ!」

「ぎゃあああああ!?」

 

 

 

 

 

「朝から元気でよかったです。海未さん」

 

 

 

 

「は・・・・・母上!?」

 

バシッ!

 

木刀はそのまま振り下ろされ、男の死ぬ気の真剣白羽取りで防御。

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・・・・やっと助け舟が来てくれた・・・・・・」

 

 

女の子に殺されそうになっている男の図。まるで浮気をした夫を殺す気である妻。海未の母から見たらシュールである。

 

 

 

「ど・・・どういうことですか母上!この気持ち悪い男は一体・・・・・・」

「誰が気持ち悪いだコラ!」

「ちゃんと順を持って説明しますよ。まずは着替えて居間に来てくださいね」

「わ、わかりました!」

 

言われたとおり、服をパジャマから私服に着替え、いつも食事を取る居間に隣にいる怪しい男と一緒に向かい、先に座っていた母の前に座った。

 

 

「まずは自己紹介から、その人は貴方を守ってくださった中上翔輝さんです」

「中上・・・・・・翔輝・・・・・・さん?」

「どうも」

「まず貴方を襲った犯人ですが、もう警察に逮捕されたので心配は要りません。ただのストーカーでした」

「良かったです。ストーカーに襲われた時はどうしようかと思いました・・・・・・」

「本当に奇跡でしたよ。あの現場に通りかかった翔輝さんが貴方を助けてくれたのですよ」

「・・・・・・え?」

「もう少しで連れ去られるところだったんですよ」

「そ・・・そんなことに」

「そして気を失ってるところを家まで運んでくれてずっと看病してくださったんですよ」

「そうだったんですか・・・・・・」

助けた人を私は殴ってしまいましたよ!?

「翔輝さん。私の娘を助けてくださり・・・ありがとうございます」

「いやいや!?そんな頭下げなくて大丈夫ですよ!ただ俺が助けなきゃって思っただけで!」

「それでもです。貴方にはなんとお礼をしたらいいか・・・・・・」

「大したことして無いでって!お礼も何も要らないですから」

「そうですか・・・・・・ならこれだけ言わせてください」

 

私の母が立ち上がり翔輝さんに深く頭を下げた。

 

 

 

 

「本当にありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだか・・・とんでもない事してもらったみたいですね」

「あの後お母さんを宥めるのに凄い時間掛かったしな」

「あんな母始めてみました・・・翔輝さん本当にありがとうございます」

「別にお礼なんていらないって、大したことしてない」

「けど!」

「君が無事ならそれでいい」

「っ・・・・・・」

「まあ、見返りを求むって訳じゃないけど・・・・・・」

「はい?」

海未の顔を見て優しく微笑みながら問いかけた。

「俺の友達になってよ。それが君を助けたお礼ってことで」

「友・・・達・・・・・・そんなのでいいのですか?もっと凄いことでもよろしいのですよ?」

「別に欲望が無いって訳じゃないよ。後々これを言っておけば良かったって思うかもしれない。けど今はそれがないんだ。今思った欲は君と友達になりたいことなんだ。俺にとっちゃそれが何よりのご褒美だ」

 

ご褒美・・・・・・どんな事を言われても私からしたら断れないのに。なのにこの人は私と友達になりたいが望みだなんて・・・・・・。

 

 

「・・・・・・ふふっ」

「な、何笑ってんだよ」

「おかしな人だなっと思って・・・人の命を助けたも同然なことをしたのにその見返りが私と友達になりたいだなんて・・・ふふふっ」

「う、うるせ!美少女と友達になりたいの何がおかしい!」

「なっ!誰が美少女ですか!そんなに私を褒めても何も出ませんよ!?」

「いらねえよ!スタイル俺好み!綺麗な長髪!綺麗な顔立ち!俺に取っちゃパーフェクトなものを持っている子と友達になれる!これ以上の幸福があるものか!」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

少しの沈黙。

 

 

「っ!?///」

「え?」

「な・・・ななな何を口走ってるんですか!」

「お、俺なんか変なこといったか!?」

「言いましたよ!不潔にも程があります!破廉恥です!///」

「確かにデリカシーが無いかもしれないが言わずには言られない!」

「貴方みたいな変態で破廉恥な人私は嫌いですーー!///」

「えーー!?告白もして無いのに振られたー!?」

「貴方みたいな変態ここで成敗します!はぁあーーー!」

「その木刀を下ろsぎゃああああああああああ!」

 

 

 

これが、俺たち2人の出会い。

それからこの2人は色々なことでぶつかり言い合うような仲になるが傍から見たらただの仲のいい恋人にしか見えなかったのかもな。そして海未の母に相談し当分の間海未の学校の送り迎えを任されるようになった。俺の仕事の帰り道が海未の通学路を通るので帰るついでに海未を家まで送るという流れだ。最初はモジモジしながら俺の車に乗っていたが回数を重ねるたびに俺に慣れたのか少しずつ心を開いてくれた。

海未はとても可愛かった。笑った顔やしぐさ、全てに魅了された。そしてたまに天然が入るギャップや軽くいじめると顔を真っ赤にするところが面白かったのでそこを指摘するとよく頭を木刀で殴られたものだった・・・・・・。

帰る途中に海未の幼馴染である穂乃果やことりに帰るところを見られたときは流石に焦ったな・・・・・・。これ第三者から見るとお持ち帰ゲフンゲフン!連れ帰るみたな形だからな。あの時の海未の焦りようは今でも脳内に残ってる。永久保存だ。それからというものμ'sのみんなとも仲良くなり1人の少女との出会いで俺の周りには個性豊かな女の子達が集まった。海未と色々なところに遊びにいったりや練習風景を見せてもらったりなど俺の高校時代に体験できなかったものを体験できた。

 

 

『翔輝さん。また反復練習のアドバイスお願いしますね』

『翔輝さん!穂乃果たちを甘やかしすぎです!』

『し、翔輝さん・・・・・・今日も送り迎えありがとうございます・・・・・・』

 

 

 

 

 

『翔輝さん!』

 

 

 

 

 

 

 

月日がたつにつれて薄々と気付いてきた。俺は海未に恋心を抱いていた。いつも海未を家に送り届け晩飯を食べて風呂に入り床につく。目を閉じたらなぜか海未の顔が浮んでくる。海未の笑顔、真っ赤になった顔、怒っているときの顔、もじもじした時の表情。すべてが脳裏に焼きついてくる。仕事でもあいつのことを考えてしまって集中できなくなるほどだった。

 

 

「海未・・・・・・」

 

無意識にあいつの名前を呟くのが日課になってきた・・・・・・。初めてだ・・・こんなにも女の子が気になるのは・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

だが・・・・・・。

 

 

 

 

 

「俺は・・・・・・もう君に会えない・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

「え?」

「聞き取れなかったか?これで君とはお別れだ」

 

 

何時もの送り迎えの時間。海未に伝えなきゃいけないことがあり近くの公園のベンチに座った。

 

 

「ど・・・どうしてですか?」

「もう君も大丈夫だろ。これまでの君を見てきた期間で後をつけてくるストーカーはもういなくなっただろうからな」

「そ、それは確かにいいことです!けど、なぜお別れなんていうのですか・・・」

「・・・・・・教えなきゃいけないか?」

「当たり前です!理由を聞かしてください!」

「・・・・・・・・・・・・」

自販機で買ったコーヒーを飲み干し、呟いた。

「引越しするからだ」

「引越し・・・?」

「東京から離れるって訳じゃない。今の住んでる場所じゃちょっと不便でな。会社の出してる社宅を借りることになったんだ」

「なら、別に会えなくないんじゃ・・・・・・」

「俺の会社はこの公園からだとかなりの距離でな。社宅になったらかなり近くになる。そうなったらもう君たちと会うことは無くなるんだ」

「・・・・・・・・・・・・・」

「会う時間を作ろうと思えば作れる。けど今は会社の方が忙しくて残業が多くなったんだ。君と会う時間を割く事が出来ないんだ・・・・・・」

横目で見ると海未の暗くなった顔が見える。視線を下に落とし俺の顔を見ようとしなかった。

 

「そんなに落ち込むなよ海未。別に今生の別れじゃないだからさ!それに今の君ならもう俺は必要ないだろうしな。君は強いからもしまたストーカーに襲われても大丈夫だ!」

少しでも海未に元気を与えようと明るく接するが表情は暗くなったまんまだ。

 

コーヒーを飲み干しベンチから立ち上がる。

 

 

「んじゃ今から送り届けるよ。海未のお母さんにも説明しないといけないからな」

 

 

 

車に歩きだした瞬間。

 

 

ドンッ

 

 

 

海未が俺の背中に抱きついてきた。

 

 

 

「海・・・・・・未?」

「どうして・・・・・・」

「え?」

 

 

 

ギリギリまで首を動かし海未の顔をみると。

 

 

 

 

 

「どうして今そんなことを言ってしまうんですか!!」

 

 

 

涙を流していた。

 

 

 

 

「なんで今なんですか・・・・・・なんで今そんなことを言ってしまうんですか!」

「なんでって言われても・・・・・・」

「私は・・・楽しかったです!貴方と・・・翔輝さんと一緒にいれて楽しかったです!いつも私を送り迎えしてくれて、私を楽しくしてくれて、私をずっと見てくれた・・。翔輝さんと一緒に居ると凄く幸せだって感じられたんです!」

「・・・・・・・・・」

「家に帰ってベットに横になって目を瞑ると翔輝さんの顔が浮んでくるんです。最初はそんなこと無かったのにここ最近はずっとこんな事がいっぱいありました。貴方と目を合わせると心臓がいたいくらいドキドキして顔がすぐ赤くなってしまいます。貴方に名前を呼ばれるたびに心が凄くあったかくなるんです・・・・・・。この気持ちが一体何なのか全然分かりませんでした・・・・・・けどやっと分かったんです・・・・・・」

「海未・・・・・・」

俺と一緒だ・・・・・・全部。

 

 

 

「私は・・・翔輝さんに恋をしてしまったんだって・・・・・・」

「っ・・・・・・」

「やっとその気持ちに気付けてよかった・・・・・なのに貴方は私の前から居なくなってしまう・・・それを聞いたとき凄く胸が痛くなりました・・・・・・ズキズキして苦しくなりました・・・・・・貴方を失いたくないんです!!」

 

海未の瞳からこぼれた涙は地面にポタポタと滴り落ちる。

 

 

「居なくならないでくださいよ・・・・・・もっと一緒に居てくださいよぉ・・・・・・」

 

 

俺の服を掴んでいる手の力が強くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「お願いですから・・・私を独りにしないでください!!」

 

 

 

「っ・・・」

「うっ・・・・っうぅ・・・・・・・うぁぁ・・・・・・」

 

海未の泣いている嗚咽が耳に入る。海未がこんなに俺のことを想ってくれていたのか・・・・・・こんなに俺のことを必要としてたのか・・・・・・なのに俺はこの子の目の前から消えようとしていたのかよ・・・・・・。

 

 

 

「海未!!」

「えっ・・・」

 

俺は海未を力いっぱい抱きしめた。壊れそうなくらい・・・強く抱きしめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は・・・・・・お前が好きだ・・・・・・最近お前のことを考えちまう・・・・・・今ここでお前と別れたら、今までの思い出が全部消えそうだ・・・・・・。消えそうで怖いんだ・・・消したくないんだ。俺はお前と別れたくない!」

「翔・・・・輝さん・・・・・・?」

「俺と・・・付き合ってくれますか・・・?」

「っ・・・もう・・・貴方はずるい人ですね・・・・・・こちらこそ・・・よろしくお願いします!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 

「と言う事で、俺たちは付き合ったって事・・・・・・なんで泣いてんだよ2人とも」

 

「「感動の涙・・・・・・」」

誰かハンカチください・・・・・・。

 

「海未良かったわね、翔輝さんと付き合えて・・・」

「えぇ・・・つくづくそう思いますよ」

「翔輝・・・お前成長したなぁ・・・高校時代はイカれてたのに・・・」

「なんでお前に上から目線で言われてんだ?まずイカれてないし」

 

俺が絵里と一緒にいるときにこいつもこいつで頑張ってたんだな。

 

「そういえば引越しの件はどうなったのよ」

「ん?やめたよ」

「マジかよ!」

「海未のためならなんだってできる!」

「父さんの柔道でのしごきを耐える事は?」

「無理っす・・・・・・」

「今でも翔輝には送り迎えをしてもらってますよ。たまに翔輝が残業で迎えこれない時もありますが・・・」

「それがあるたびに海未が甘えてきて大変なんだよなあ」

「なんで今そんな事を言うんですか!///」

「あ・・・・・つい口が滑って・・・・・・」

「翔輝なんか嫌いです!///変態!死んでください!」

「そこまで言うか!?」

「翔輝それは凄く分かるぞ。おれもたまに絵里に会えないときがあるから久しぶりに会った時ちょっとやそっとじゃ俺から離れないからな」

「なんで隆也も言うのよ!///」

「ノリ?」

「ばかぁ・・・」

 

あ、絵里まで顔真っ赤になった。

 

 

 

「まあ昔話もこれくらいにしてそろそろ寝ましょうか」

「だな」

「もうそろそろ12時回るぞ」

「じゃ私たちは隣の部屋なので」

「別に4人で寝てもいいような気が・・・」

「俺も・・・・・・」

「ダメです!もし絵里と隆也さんを一緒にしたら破廉恥なことするに決まってます!」

「「な!///」」

「しないと言いきれますか?」

「無理だな」

「アウトぉ!」

 

バコンッ!

 

翔輝の回し蹴りが炸裂。

 

「げふぉ!?」

 

「ということで絵里と私は隣の部屋です」

「だって。また明日ね隆也」

「おう・・・・・・」

「翔樹、おやすみなさい」

「あぁ。またな」

 

そう言い残し絵里と海未は隣の部屋に戻っていった。

 

 

「ほら、寝るから早く起きろよ隆也」

「てめえ・・・いつかぶっ殺す・・・」

 

2人分の布団を引き、明かりを消し布団の中にもぐりこんだ。

 

 

「じゃ、寝るか」

「おう・・・・なあ隆也」

「ん?」

 

 

翔輝が俺に拳をつきつけてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「絵里さん、大事にしろよ」

 

 

 

(・・・・・・言われるまでもねえよ)

 

 

 

 

「お前も海未を大事にな」

 

 

俺も拳を突き出しコツンッとぶつける。

 

 

 

 

しばらく目を閉じると睡魔が襲ってき、深い眠りに付いた。

翌日、体を起こそうとした瞬間、なにやら体が重く感じたので布団を剥いでみると絵里が俺に抱きついて寝ていた。翔輝と海未も同じくである。




はいどうもおっひさーしぶりぶりです。海未可愛い・・・すごいほっこりですわ。
この話を作れたのもリクエストしてくださった縁竜さんのおかげです。ありがとうございました!

そして新しく評価してくださった!
陽瑠 雪さん!Riotさん!ktt2828さん!
ありがとうございました!!

次回ですが今テスト期間中なのでいつ投稿できるかわかりませんができるだけ首をながくして待っていただけば幸いです。

それでは今回はここまで!
感想・評価おまちしております!



では・・・・・・またな!!

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