遊戯王ARCーV 生き残った儀式使い   作:AMs

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儀式次元に関しての簡単なまとめ
1.この世界では儀式召喚が主流となりエクストラ関連がない。
2.リアルソリットビジョンは軍事兵器やテロ、殺人などに使用され世界は滅びの道を煤でいる。


まとめるとこんな感じです。何かわからないことがりましたら聞いてください。出来る限り答えます。

さてユーキのデッキですがオリカデッキでいきます。


1話 平和な次元

「っん!・・ここは・・!」

 

目が覚めると俺は街の真ん中で立っていた。

 

しかし俺の知っている街と違ってどこも壊れておらず、平和だった

 

しばらく街を散策して俺は1つの結論にたどり着いた。

 

「もしかしてここは俺のいた世界とは別の次元かな?」

 

もしくは過去の世界かもしれないがそれはないだろう。なぜならこの世界にはすでにリアルソリットビジョンシステムが搭載されているからだ。

 

どうやらこの世界ではアクションデュエルと言う特別なデュエルの時のみそれを使用しているようだ。

 

「もしかしたら俺の世界もこうなっていたのかもな・・・」

 

もしそうだとしたらもう少し早く来ていればランを死なせずに済んだかもしれない。

 

俺はそんなことを考えながら歩いていると

 

「よう弱虫遊矢」

 

俺の目の前に巨体の少年が現れた腕には重しを付けてシャツには誰かの顔がプリントされていた。

 

ゆうや?それって俺の事かな?

 

「あの・・どなたか知りませんが誰かと間違ってませんか?」

 

俺はなるべく丁寧に言ったが

 

「おいおいまさかこの暗国寺ゲンを忘れたか!」

 

いや初対面なのですけど

 

「さっきも言いましたが俺はゆうやって名前じゃありません。人違いじゃないのですか?」

 

「はっお前も逃げ出すのかテメェの親父みたいに!」

 

だから誰だよ親父って。俺の親父は戦いに巻き込まれて死んでいるんだよ。

 

もういいや、ゆうやって人には悪いけど無視しよう。

 

俺はこの場を去ろうとしたが

 

「逃がすかよ!」

 

しかし腕をつかもうとしたが俺はそれを綺麗に避けて睨みつけた。

 

「見ないうちに随分と生意気になったな。」

 

「チッ、だから俺はゆうやってやつじゃないって言っているだろ!いい加減にしろ!あんまり俺をイライラさせるな!」

 

さすがにしつこくなり

 

「確かに俺の知る泣き虫遊矢とはどこか違うな。」

 

やっと人違いに気が付いてくれたか。これで解放される。

 

「だが貴様の態度は気に入らねえな。遊矢の前に貴様を潰すか。」

 

どうやらまだ解放されないみたいだ。

 

「おいお前ら」

 

それを合図に彼の取り巻きと思われる奴が2人現れ俺を囲んだ。

 

さすがに3人を相手にするのはきついな。

 

「このまま貴様を3人でボコるのもいいがそれじゃあ面白くない。ついてきな。」

 

俺は男に言われるまま路地裏の空き地に連れてこられた。

 

「ここでいいか。おい例のものを」

 

その言葉に取り巻きたちが俺の手足に何か機械を取り付けた。よく見ると相手の方も同じ装置を付けていた。

 

「これは!?」

 

「そいつは特殊な装置でな。ライフが減るたびにプレイヤーにダメージを与える装置だ。」

 

「何だと!?」

 

「俺達はこれからこれを付けてデュエルする名付けてデスデュエルだ!」

 

デスデュエルね・・・

 

「おっと逃げようと思っても無駄だぜ。その装置はデュエルが終わるまで外れないようにしているからな。」

 

「・・・」

 

世界が平和でもこういったクズは居るんだな。

 

「さあですデュエルを始めようか!」

 

仕方がないな。

 

俺はデュエルディスクを展開した

 

「「デュエル!」」

 

「俺の先攻!俺は<バーバリアン3号 A1000>を召喚!」

 

現れたのは青いボディに金棒を持つ鬼のモンスターだった

 

「バーバリアン3号の効果!コノカードノショウカンニ成功した時、手札からバーバリアン4号を特殊召喚する。現れろ!<バーバリアン4号 A1200>」

 

続いて現れたのは茶色ボディーのちょっとぽっちゃり系の鬼だった

 

「カードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

ユーキ LP4000 手札5

場 0

伏せ 0

VS

暗国寺ゲン LP4000 手札2

場 

バーバリアン3号 A1000

バーバリアン4号 A1200

伏せ 1

 

 

相手の場にはモンスターが2体。だがどちらも攻撃力はそこまで高くない。となるとあのリバースカードに何かあるか?

 

まあ何が来ようが関係ない。俺は俺のデュエルをするだけだ。

 

「俺のターン!自分フィールドにモンスターが存在しない時<再炎銃士ブレイズ・リボルバー A1600>は特殊召喚できる!」

 

俺が出したのは体中から炎を出し、帽子をかぶったリボルバー型の銃を持つガンナーが現れた。

 

「このカードの特殊召喚に成功した時、フィールドのモンスター1体を選択し、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを俺は受ける。俺はバーバリアン3号を選択!」

 

ブレイズ・リボルバーの持つ銃に球が装填され俺に向かって放たれた。

 

LP4000→3500

 

「ハハハハハ!!バカかこいつ!自分からダメージを受けやがったぜwwww忘れてないだろうがダメージを受けたことで貴様にダメージを受けるぞ」

 

俺がダメージを受けたのと連動して腕に装着された装置が作動し、俺の体に電流が流れだした。

 

「ぐっううう!!」

 

これくらいの痛みなんて実際の戦いに比べれば大した事は無い。

 

「ほう、今のを耐えるとはこれはいたぶりがいがあるな。」

 

こいつホントに屑だな。

 

「ブレイズ・リボルバーの更なる効果!この効果で受けたダメージ以下の攻撃力を持つ再炎と名の付くモンスターを手札に加える。俺は”再炎虫ブレイズ・ビートル”を手札に加える。」

 

 

再炎銃士ブレイズ・リボルバー レベル4 炎

炎族/効果 A1600/D200

①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●フィールドの表側表示モンスター1体を選んで、そのモンスターの攻撃力の半分の数値のダメージを自分は受け、デッキから受けた数値分以下の攻撃力を持つ「再炎」モンスターを選んで手札に加える。

●フィールドの表側表示モンスター1体を選んで、そのモンスターの守備力の半分の数値のダメージを相手に与える。

 

 

「ダメージを受けながら手札に加えてまでそんな雑魚モンスターを手に入れて何になる!」

 

「さらに手札の”再炎鳥ブレイズ・バード”の効果!俺が効果ダメージを受けた場合手札から特殊召喚できる!その後受けた数値分のライフを回復する!」

 

LP3500→4000

 

「さらに特殊召喚に成功した場合、デッキから”再炎の儀式”を手札に加える!」

 

 

再炎鳥ブレイズ・バード レベル3 炎

鳥獣族/効果 A1000/D200

「再炎鳥ブレイズ・バード」の②の効果は1ターンに1度しか発動できない。

①:自分が効果ダメージを受けた時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、受けたダメージの数値分だけ自分のLPを回復する。

②このカードの召喚、特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキ・墓地から「再炎」魔法または罠カードを1枚選択して手札に加える。この効果を使用したターン炎属性モンスターしか特殊召喚できない。

 

 

準備は整った。見せてやる俺のデッキの力を

 

「俺は儀式魔法<再炎の儀式>を発動!」

 

「儀式魔法だと!?」

 

この反応からしてこの世界には儀式モンスターは存在するみたいだな。

 

「俺はレベル4のブレイズ・リボルバーとレベル3のブレイズ・バードを生贄に捧げる!再生する炎を操る魔術師よ、その魔力で立ちはだかる敵を燃やし尽くせ!降臨せよ!レベル7!<再炎魔術師ブレイズ・マジシャン A2400>!」

 

地面から燃え盛る火柱から現れたのは燃え盛るローブに黒い帽子を被り、杖の両端にそれぞれ推奨を取り付けた魔術師だった。

 

「”ブレイズ・マジシャン”の効果!1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体の攻撃力の半分のダメージを与え、俺はその数値分回復する。俺はバーバリアン4号を選択!ヒール&フレイム」

 

ブレイズ・マジシャンは杖を横に上げると赤い水晶から炎が現れ暗黒時を襲い、青い色の水晶から光が俺に降りかかった。

 

LP4000→4600

LP4000→3400

 

 

「ぐぁ!」

 

「お前のライフが減ったことで今度はお前が電撃をくらうんだな!」

 

相手がダメージを受けて電撃が流れるはずだったがいつまでたっても電撃が流れる様子がなかった。

 

「どうして電撃が流れない?まさか貴様最初から!」

 

「おいおい言いがかりはよしてくれよ。どうやら故障しているだけだ。まっだからと言ってデュエルを中断する気は無いがな。」

 

ああ言っているがあの顔は絶対に最初から仕込んだものだ。どこまで屑なんだこいつは

 

「バトル!ブレイズ・マジシャンでバーバリアン3号に攻撃!」

 

「”バーバリアン4号”の効果!バトルフェイズに1度俺の場のバーバリアンへの攻撃を無効にする!」

 

ブレイズ・マジシャンの赤い水晶から炎を出して攻撃したがバーバリアン4号の持つ金棒に攻撃を防がれてしまった。

 

「凌がれたか。俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ。」

 

 

ユーキ LP4600 手札3(再炎虫ブレイズ・ビートル)

場 

再炎魔術師ブレイズ・マジシャン A2400

伏せ 1

VS

暗国寺ゲン LP3400 手札2

場 

バーバリアン3号 A1000

バーバリアン4号 A1200

伏せ 1

 

 

「俺のターン!俺の場にトーチトークンを2体特殊召喚することで相手の場に<トーチ・ゴーレム A3000>を特殊召喚する!」

 

「俺の場にモンスターを?どういうつもりだ!」

 

「へっ今に分かる。トラップ発動<バーバリアンの呪術>!このカードは自分フィールドに「バーバリアン」モンスターが存在し、相手フィールドにモンスターが2体以上存在する場合に発動できる。その内1体のコントロールを得る。トーチ・ゴーレムは返してもらうぞ。」

 

 

バーバリアンの呪術 通常罠(アニメオリカ)

①:自分フィールドに「バーバリアン」モンスターが存在し、相手フィールドにモンスターが2体以上存在する場合に発動できる。その内1体のコントロールを得る。

 

 

なるほどコントロール強奪カードとのコンボで大型モンスターをそろえてきたか。

 

「まだだ!さらに俺はバーバリアン3号とトーチトークン2体をリリースし、現れろ<バーバリアン・マッド・シャーマン A2000>!こいつはバーバリアンを含むモンスター3体をリリースして特殊召喚できる!」

 

現れたのは灰色のボディに両手に何かの生き物の頭の骨を持つ細身の鬼が現れた。

 

「”バーバリアン・マッド・シャーマン”の効果発動!1ターンに1度、相手モンスターのコントロールを得る!」

 

 

バーバリアン・マッド・シャーマン レベル10 炎(アニメオリカ)

戦士族/効果 A2000/D2000

①:このカードは「バーバリアン」モンスターを含むモンスター3体をリリースして手札から特殊召喚できる。

②:1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのコントロールを得る。この効果でコントロールを得たモンスターが自分フィールドに存在する場合、対象のモンスターと既にコントロールを得ているモンスターのコントロールを入れ替える。

③:自分フィールド上にこのカードの②の効果でコントロールを得たモンスターが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象にできない。

 

 

「またコントロール強奪効果だと!?だがそうはさせない!俺は手札の”再炎虫ブレイズ・ビートル”の効果!俺の場の再炎モンスターが相手のカード効果の対象になった時、手札のこのカードを墓地に送り、その効果を無効にする!」

 

バーバリアン・マッド・シャーマンの謎の踊りでブレイズ・マジシャンを洗脳しようとしたがその場に燃え盛るカブトムシがその間に立ちはだかり、バーバリアン・マッド・シャーマンの踊りを邪魔した。

 

「さらに互いのプレイヤーに500ポイントのダメージを与える!」

 

LP4600→4100

LP3400→2900

 

 

再炎虫ブレイズ・ビートル レベル2 炎

昆虫族/効果 A500/D200

①:自分フィールドの「再炎」カードが相手の効果の対象になった時に手札のこのカードを捨てて発動できる。その効果を無効にして、お互いのプレイヤーは500のダメージを与える。

②:このカードが墓地に存在し、自分が効果ダメージを受けた場合に発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

 

「ぐっ!さらに”ブレイズ・マジシャン”の効果発動!俺が効果ダメージを受けた時、そのダメージを相手にも与える!リフレクトフレイム!」

 

LP2900→2400

 

「更にその数値分このカードの攻撃力をアップさせる!」

 

再炎魔術師ブレイズ・マジシャン A2400→2900

 

 

再炎魔術師ブレイズ・マジシャン レベル7 炎

魔法使い族/儀式/効果 A2400/D2000

「再炎の儀式」により降臨。

「再炎魔術師ブレイズ・マジシャン」の①の効果は1ターンに1度しか発動できない。

①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その表側表示モンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与え、その数値分自分のライフを回復する。

②:カードの効果によって自分がダメージを受けた時に発動する。そのダメージの数値分のダメージを相手に与え、このカードの攻撃力は、そのダメージの数値分アップする。

 

 

「くぅ!ちまちまとダメージを与えあがって!だが攻撃力はまだ俺のモンスターの方が上だ!バトル!トーチ・ゴーレムでブレイズ・マジシャンに攻撃!」

 

LP4100→4000

 

「くっ!」

 

「さらに2体のバーバリアンでダイレクトアタック!」

 

LP4000→2800→800

 

「ぐあああああ!!」

 

さっきまでと違いダメージの量が大きかったのか装置から流れる電撃の量はさっきに比べて強力なものになっていた。

 

「グハハハハ!!そう!それだよ!俺が見たかったのは!敵の苦しむ顔を見るのは最高だよ!俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ。」

 

 

ユーキ LP800 手札2

場 0

伏せ 1

VS

暗国寺ゲン LP2400 手札0

場 

トーチ・ゴーレム A3000

バーバリアン・マッド・シャーマン A2000

バーバリアン4号 A1200

伏せ 1

 

 

「俺のターン!」

 

『グアアアアアアアアア!!』

 

「・・・そうか、お前も許せないか・・」

 

俺はドローしたっカードを見てそう言った。

 

「アァ?何っているんだテメー。」

 

「悪いがこのターンで貴様を倒す。」

 

「フッハハハハハ!おいおい俺の場には上級モンスターに加え、攻撃を1度だけ無効にするバーバリアン4号がいる。この状況をどう逆転するつもりだ!」

 

確かにその通りだ。だが、これくらい俺の世界では大したことない!

 

「俺は儀式魔法<破壊と再生の降臨>を発動!」

 

「また儀式召喚か!そんなマイナーな召喚法では俺は倒せないぞ!」

 

「それはどうかな?」

 

「何!?」

 

「手札から”再炎の妖精”を生贄にする!再炎の妖精は炎属性の儀式モンスター儀式召喚する場合、このカード1枚で素材を満たしたものとする!」

 

 

再炎の妖精 レベル1 炎

炎族/効果 A200/D200

①:炎属性の儀式モンスターを特殊召喚する場合、このカード1枚で儀式召喚のためのリリースとして使用できる。

②:墓地のこのカードを除外して発動。デッキから「再炎の妖精」以外の「再炎」カードを1枚選択して手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

 

破壊と再生の降臨 儀式魔法

「ブルーブレイズ・リチュアル・ドラゴン」の降臨に必要。

①:自分の手札・フィールドから、レベルの合計が8以上になるようにモンスターをリリースし、手札・墓地から「ブルーブレイズ・リチュアル・ドラゴン」を儀式召喚する。

②:自分フィールドの炎属性モンスターが戦闘または効果破壊以外の相手のカード効果でフィールドを離れる場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。その効果を無効にし、フィールド上のカードを1枚選んで破壊する。

 

 

「破壊と再生を繰り返す不死の竜よ、その蒼き炎ですべての敵を焼き尽くせ!儀式召喚!降臨せよ!レベル8!<ブルーブレイズ・リチュアル・ドラゴン A2800>!!」

 

『グアアアアアアアアア!!』

 

儀式召喚と共に現れたリチュアル・ドラゴンは現れると同時にその大きな翼を使い俺と相手の周りを蒼き炎で包み込んだ

 

「なっなんだこれは!?暑!これソビットビジョンじゃないだと!?」

 

「言い忘れていたが俺のデュエルディスクは特別製でな、リアルソリットビジョンシステムのオンオフが可能なんだ。」

 

「なっ何だと!?」

 

正確には俺のいた世界のデュエルディスク全てに対応しているのだけどな。

 

「本当は使う気は無かったが貴様の外道に俺もこいつもイライラしているんでな。貴様には蒼き炎の怒りを受けてもらう!」

 

「だっだがそのモンスターの攻撃力は俺のトーチ・ゴーレムの方がまだ上だ。」

 

相手もビビっているがまだ強気のようだ。ならそれすらも燃やし尽くしてやる。

 

「”ブルーブレイズ・リチュアル・ドラゴン”の効果発動!このカードの特殊召喚に成功した時、相手モンスターを1体破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!俺はトーチ・ゴーレムを選択!」

 

「させるか!速攻魔法<神秘の中華なべ>!トーチゴーレムをリリースしてその攻撃力分ライフを回復する!」

 

ブルーブレイズの大きな翼を羽ばたかせ蒼い炎の竜巻をおこし、トーチゴーレムに直撃させようとしたが、その前にフィールドからいなくなり直撃はしなかった。

 

だが竜巻は収まらず熱風となり暗黒時を襲った。

 

LP2400→5400

 

「かわしたか。なら墓地から”再炎の儀式”の効果を発動!墓地のブレイズ・マジシャンを選択し、このカードとブレイズ・リボルバーとブレイズ・バードの3枚をデッキに戻し、墓地から儀式召喚する!」

 

「墓地から儀式召喚だと!?」

 

「再び甦れ!再炎の魔術師ブレイズ・マジシャン!」

 

 

再炎の儀式 儀式魔法

炎属性儀式モンスターの降臨に必要。

①:レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から炎属性儀式モンスター1体を儀式召喚する。

②:自分の墓地の炎属性儀式モンスター1体を対象に発動できる。このカードとそのモンスターのレベルと同じになるように自分の墓地から「再炎」モンスターを選び、デッキに戻し、自分の墓地から選んだ儀式モンスター1体を儀式召喚扱いで特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

 

「”ブレイズ・マジシャン”の効果発動!バーバリアン・マッド・シャーマンの攻撃力の半分の1000ポイントダメージを与え、俺は1000ライフを回復する!」

 

LP800→1800

LP5400→4400

 

「ぐああ!こいつのダメージも現実のものになってやがる!」

 

 

「バトル!ブレイズ・マジシャンでバーバリアン4号に攻撃!」

 

「バッバーバリアン4号の効果!攻撃を無効にする!」

 

「だがその効果は1ターンに1度のみ次の攻撃は防げまい!ブルーブレイズ・リチュアル・ドラゴンでバーバリアン4号に攻撃!」

 

攻撃宣言と共にリチュアル・ドラゴンは全身を蒼い炎に包まれ天高く上昇した。

 

「煉獄のブレイズドライブ!!」

 

天高く上ったリチュアル・ドラゴンはそこから急降下してバーバリアン4号に向かって突撃した。

 

地面にぶつかるとそこから蒼い炎が全身にに回りあたり全体を蒼い火の海へと変えた。

 

LP4400→2800

 

「ぐああああああああああ!!熱いいいいいいいいいいいい!!!」

 

あまりにも暑さに暗黒時は苦しんでいたがそれでも俺はデュエルを続けた

 

「”ブルーブレイズ”の効果、戦闘で破壊したモンスターの攻撃力か守備力、どちらか高い方の数値の半分のダメージを相手に与える。バーバリアン4号の攻撃力1200の半分、600のダメージを受けろ!」

 

LP2800→2200

 

「ぐああ!!だっだがこれでお前のモンスターはすべて攻撃終了だ。次のターン、マッド・シャーマンの効果で貴様のモンスターを奪って貴様の最後だ!」

 

「何勘違いしている。まだ俺のターンは終了してないぜ!」

 

「なん・・だと?!」

 

「トラップ発動!<破壊指輪>!ブルーブレイズを破壊し互いに1000ポイントのダメージを与える!」

 

LP1800→800

LP2200→1200

 

「さらに”ブレイズ・マジシャン”の効果でさらに1000ポイントのダメージを喰らえ!」

 

LP1200→200

再炎魔術師ブレイズ・マジシャン A2400→3400

 

「ぐあああああ!!だっがまだライフは残っている・・・」

 

「”ブルーブレイズ・リチュアル・ドラゴン”の効果発動!」

 

「なに!・・・まだ効果を持っていたのか!」

 

「このカードが破壊された時、このカードを墓地から特殊召喚する!」

 

破壊指輪によって破壊されたリチュアル・ドラゴンが周りに飛び散った蒼い炎を集まりその姿を元に戻して再びフィールドにあわられた。

 

『グアアアアアアアア!!』

 

「更にこのカードの攻撃力分ライフを回復する!」

 

LP800→3600

 

 

ブルーブレイズ・リチュアル・ドラゴン レベル8 炎

ドラゴン族/儀式/効果 A2800/D2000

「破壊と再生の降臨」により降臨。

「ブルーブレイズ・リチュアル・ドラゴン」の③の効果は1ターンに1度しか発動できない。

①:このカードの特殊召喚に成功した時に発動する。フィールドのモンスター1体を選択して破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

②:このカードが戦闘によってモンスターを破壊した時、破壊したモンスターの攻撃力か守備力の高い方の数値の半分のダメージを相手ライフに与える。

③:このカードが破壊された場合に発動する。墓地からこのカードを特殊召喚する。その後、自分はこのカードの元々の攻撃力分のライフを回復する。この効果で特殊召喚したターン中、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できない。

 

 

「あっあぁああああ!!」

 

その圧倒的な姿に暗黒時はすでに戦意消失していたが俺は最後まで手を抜くつもりはない。

 

「”ブルーブレイズ・リチュアル・ドラゴン”の効果!特殊召喚に成功した時、相手モンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!」

 

リチュアル・ドラゴンが再び大きな翼を使い蒼い炎の竜巻をおこすとその竜巻はバーバリアン・マッド・シャーマンに直撃しさらにその後ろにいた暗黒寺を襲った。

 

「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

 

LP200→0

 

 

「ぐはっ!!」

 

ブルーブレイズが作り出した竜巻に巻き込まれた暗黒寺はそのまま後ろの壁にぶつかり地面に倒れこんでしまった。

 

「うっうそだろ・・・あの暗黒寺さんがまけるなんて・・・」

 

「バッ化け物だあああ!!」

 

その光景を見ていた取巻き達はあまりの恐怖に逃げ出していった。

 

俺は腕につけられていた装置を外し、別にあいつを助ける理由もないし放っておいこの場を去ろうとしたが

 

「まっ待て・・・貴様は・・・何者だ・・・」

 

暗黒寺がボロボロの体を起こしながらそう言った。

 

「お前に名乗る名はない。」

 

俺はそう言って今度こそこの場を去るのだった。

 

「次あった時は・・・覚えていろよ・・・」

 

ーーーーーーー

 

「さてどうしたものか。」

 

さすがに爆発音が町の人に気づかれたのか周りは警察などが囲んでいた。

 

俺はその場を交わして外に出ていた。

 

「しかしこの街にはこれ以上いるのは危険だな。」

 

ただでさえこの世界の人間じゃないのにこんな騒動を起こしたとなればただじゃすまない。

 

そう思った俺はこの街を出ることにした。

 

行く当てはないが元の世界に帰りたいとも思わない。あの世界には思い出したくないことがたくさんありすぎている。

 

こうして俺は行く当ても目的もなくこの世界を旅をするのだった。

 

ーーーーーーーー

 

それから3年後

 

俺は再びこの街に戻ってきた。




いかがでしたか。正直暗黒時の性格ほとんど忘れていたのでもしかしたら違うかもしれません。

好評でしたら次回も早く書きたいと思います。

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