遊戯王ARCーV 生き残った儀式使い   作:AMs

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コラボ第2弾!
次のコラボ先はミスタータイムマンさんの「遊戯王CW」です。

そう言えばデュエルリンクスでGXキャラが導入されましたね。
俺個人的にオブライエンが導入してほしいなと思います。皆さんはどうですか?




コラボEX 2-1 テンションの高さ

「ぐっ・・・ここは・・・」

 

目が覚めると俺は町を見渡せれる小高い丘にいた。

 

「確か俺は・・・旧次元転送装置が暴走して・・・」

 

そうだ!あの時、俺だけ逃げ遅れて

 

「と言うことはここはどこか別の次元になるのか。」

 

さてこれからどうするか。元の世界に戻れる保証もない。となると・・

 

「また情報収集でもするか。」

 

こうして俺は初めてスタンダード次元に来た時同様にこの世界の情報を集めるために町まで降りようとしてあることに気づいた。

 

「あれってもしかして・・・」

 

よく見ると町は高いビルが並び立ち、遠くからも見えるほど映像が投影されていた。

 

「あれは・・・」

 

もしかしてソリッドビジョンか?だとしたらこの世界はかなりの文明の進化した世界になるな。

 

「少なくとも技術力はスタンダード以上か。」

 

そんな事を考えていると一人の男性の巨大ソリッドビジョンが映し出された。

 

「何だ?」

 

『ワハハハハハ!デュエリストの諸君!1ヶ月後、我が海馬コーポレーション、インダストリアルイリュージョン社共催のデュエルモンスターズの大会、イノベイト杯を開催する!参加条件はイノベイトモンスターをデッキに入れていることだ!』

 

そう言って映像の男は灰色のカードを掲げた。

 

「何だあのカードは!?」

 

イノベイトモンスターだと?そんなモンスター聞いた事がないぞ!?

 

『融合、シンクロ、エクシーズそしてイノベイト。今や世界には多くの召喚法がデュエルシーンを彩っている。だが、イノベイトモンスターを使いこなす者は他の召喚法に比べ、まだ少ない。デュエリストよ!己がイノベイトモンスターを携え更なる革新を示すのだ!!ワハハハハハ!!アーハッハッハハハ!!』

 

男の笑い声と共に映像は消えた。

 

「・・・・」

 

謎の演説が終わった後、俺は言葉に表せなかった。だがこれだけは言える。

 

あの男はいろんな意味でやばい奴だと。

 

「しかし、イノベイトモンスターか・・・」

 

少なくてもスタンダートや俺の世界には存在しないカードだ。それにあの男の掲げていたカードの効果からして、特定の発動条件が整う事で条件のあったモンスターを素材に召喚するみたいだ。

 

俺のデッキだとブレイズ・ボルケーノの効果に近いと言った所か。

 

そしてもう一つ気になる事がった。

 

「なんで儀式は含まれないんだ。」

 

ここでもか!ここでも儀式は仲間外れか!儀式だって特殊な召喚法だろ!あれか?エクストラデッキを使わないからか?デッキ圧迫するからか?

 

「まあいい。しかし未知の召喚法のモンスターか・・・気になるな。」

 

俺のデッキにはまずはいらないだろうが、一人のデュエリストとして気になるのも事実。もし機会があれば手に入れておくのも悪くはない。

 

「とにかくまずは町に向かうか。」

 

俺は改めて情報を集めるために町へと向かうのであった。

 

だがその時

ガサガサ

 

「っ!?」

 

突然草がかすれる音がした。俺は警戒しながら振り向くとそこには

肩まで伸びた銀色の髪の女の子。髪の先が内側にカールした髪形はまるで梨を連想する者だった。

 

そしてなにより気がかりだったのは彼女の顔だ。

 

「(まさかまだいたとわな・・・)」

 

彼女の顔、それは榊遊矢達と似ていたのだ。

 

「もしかして、キミ?顔、そっくりー。ドッペルゲンガー?」

 

少女も俺の顔を見て驚いている。

 

「(毎回思うがどこが似ているんだ!?)」

 

確かに似ているかもしれないがそこまで似てるとはとても思えない。せいぜい顔が似ている双子ぐらいなものだろ。

 

「ボクはユーナ。このカードがキミのデッキと戦いたがっているんだ。せっかくだし、デュエルしてみない?」

 

そんな考えも無視して少女は手に持つ灰色のカードを見せてそう言った。カードは一瞬だが明滅したようにも見えた。

 

「(確かあれはさっき言っていたイノベイトカード・・・)」

 

デッキが戦っている。彼女はそう言った。一瞬こいつは頭があれなんじゃないかと思ったが、最近の出来事を思い出してもしかして本当にデッキが戦いたがっているのかと思った。

 

それと同時に俺は一瞬この騒動にブルーブレイズが関わっているんじゃないかと思ったが

 

「(榊遊矢達と似ている奴が目の前に現れたからもしかしてと思ったがどうやらこいつは関係ないようだな。)」

 

今までのケースから、こういう時には必ずブルーブレイズが何かしらの反応を萌していた。だが今は全く反応がなかった。つまりこいつは顔が似ているだけで俺が関わっているのとは全く関係ない存在となる。

 

となればあの時みたいな暴走が起こる心配はないだろう。さて話を戻すとこいつは俺にデュエルを挑んできたんだよな。

 

「出会いがしらにいきなりデュエルの挑んでくるか、少しは相手のことを考えらどうだ?」

 

本来ならこのままこの場を去り町で情報を集めるところだが

 

「まぁいい。ちょうど暇だったから相手になってやる。」

 

この世界に存在するイノベイトモンスターは気になるものだ。ならそれの力を見てからでも悪くはない。

 

俺はそれらしい理由を言ってデュエルディスクを構えた。

 

「「デュエル!!」」


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