遊戯王ARCーV 生き残った儀式使い   作:AMs

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長らくお待たせしました。コラボ回です。

最初は遊霧 粋蓮さんの「東方遊戯王ー夢魅の物語ー」とです。

ではどうぞ!


コラボ回
コラボEX 1-1 異世界からの侵略者?


舞網市チャンピオンシップが終わり翌日、

 

「・・・・」カタカタカタカタカタ

 

俺はLDSの研究所を一つ借りて、パソコンを操作していた。

 

今やっているのは新たなカードの開発と一部のカードのリミッターの解除だ。

 

実はこの世界に来た時に、俺の持つ一部のカードの効果が変化されていた。おそらくこの世界に来た時に何らかの抑止力が働いたんだろう。

 

なので今その効果を元に戻すためカードを修正を行っている。

 

「ふぅ・・・」

 

さすがに全部を元に戻すには少し時間が掛かりそうだな。

でもこの調子なら今日中にすみそうだな。

 

俺が再び作業を再開しようとしたその時、

 

『ウィーン!ウィーン!ウィーン!』

 

突然部屋の中からサイレン音がした。

 

「何だ!」

 

俺はカードを回収すると研究所を出て、赤馬零児の元に向かった。

 

赤馬零児の元に向かうとすでに黒咲とユートもいた。

 

「いったい何があった?」

 

「どうやら旧次元転送装置が急に作動したようだ。」

 

「旧次元転送装置?」

 

「かつて赤馬零王が融合次元に向かうために使用したものだ。今は機能を停止していた筈だが。」

 

赤馬零王。赤馬零児の父であり、アカデミアの親玉。

 

その言葉を聞いた瞬間、ユートと黒咲は少し反応した。

 

「社長!旧次元転送装置から何者かが現れます!」

 

「まさかアカデミアが!」

 

「いえ、これは融合次元からのものではありません!全く別次元からのものです!」

 

別次元?まさか俺の次元か!?

 

「とにかく行ってみるぞ!」

 

そう言って、俺、ユート、黒咲、赤馬零児は旧次元転送装置へと向かった。

 

 

ーーーーーーー

 

「ここが旧次元転送装置がある部屋だ。」

 

そう言って俺達は一つの扉の前にたどり着いた。

 

「この先に誰かが・・・・」

 

「お前ら行くぞ!」

 

俺の合図ともに部屋の扉を開け中へ入った。

 

部屋の中には茶髪で毛先に行くほど明るくなる・セミロングの少年と赤い巫女姿をした少女と言う何ともミスマッチな2人組がいた。

 

「貴様ら何者だ!」

 

俺達に気づいた2人はこそこそと何かを話をすると

 

「俺の名は鈴城 煌だ。何者かどうかは・・・・」

 

そう名乗ると腕につけたデュエルディスクを構え

 

「デュエルで知れ!」

 

男はそう言った。

 

その言葉にもう一人の少女は頭に手を当てて呆れている。

 

「こいつら・・・やはりアカデミアか!」

 

黒咲は2人に怒りに満ちて2人を睨みつけた。

 

「落ち着け黒咲!こいつがまだアカデミアと決まったわけじゃない。」

 

ついこのあいだ、人の話はちゃんと聞けと言ったばかりなのに・・・

 

「と言ってもデュエルしなきゃ話してはくれないだろうがな。」

 

全くこれだからデュエリストは・・・

 

「なら俺が相手しよう。」

 

そう言ってユートが前に出た。

 

「分かった。男の方はお前に任せる。それであんたはどうするんだ?」

 

俺は未だに頭を抱えている女性の方に話を振った。

 

「私? まあデュエルしてくれないと困るのよね、私たち。それよりここでやるの?」

 

「確かに、ここじゃあれだな」

 

なんでわざわざこいつらが俺達の部屋を気にするんだ?

 

「フン!騙されんぞ!そう言ってこの場を逃げるつもりだろ!」

 

「黒咲の言い方があれだが、何者か分からないお前らをここから出すわけにはいかないな。」

 

そう言って俺はデュエルディスクを構えた。

 

「あっそ。ならやりましょうか」

 

「そうだな」

 

そう言うと少女の方もデュエルディスクを構えた。

 

「一応名乗っときましょう。私は博麗霊夢よ。」

 

少女もその名を名乗った。

 

ここで自分も名乗るのが流儀ってものかもしれないがわざわざ敵に教える義理もない。

 

俺は博麗と名乗る少女の前に出てデュエルディスクを構えた。

 

そして

 

「「「「デュエル!!」」」」

 

4人による2つのデュエルが同時に始まった。

 

 

ーユーキー

 

別次元から現れたデュエリスト。黒咲はアカデミアと言っていたが実際はどうなのか?

 

「俺の先攻、俺は<幻影騎士団クラックヘルム A1500>を召喚!」

 

「なっ!?」

 

鈴城煌の召喚したモンスター、それは俺と同じ幻影騎士団だった。

 

「何故敵がユートのモンスターを使っているんだ!?」

 

後ろで見ていた。黒咲も驚きを隠せずにいた。

 

「お前そのカードをどこで!?」

 

「ああ、俺たちの次元では普通に売られているぞ」

 

「うっ売られている・・・だと!?」

 

あまりにも予想外の質問に俺は言葉を濁らせてしまった。

 

もしこいつの言ってることが本当ならこいつの世界は一体どんな世界なんだ?

 

「続ければわかるだろう。カードを1枚伏せ、今伏せた<幻影騎士団シェード・ブリガンダイン>発動し、特殊召喚!」

 

幻影騎士団シェード・ブリガンダイン D300

 

「(やはり他の幻影騎士団も持っているか。シェード・ブリガンダインは墓地にトラップがない時に伏せたターンに発動できるカード。そして今相手の場にはレベル4のモンスターが2体!と言う事は!)」

 

「俺はレベル4の”クラックヘルム”と”シェード・ブリガンダイン”でオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚! 出でよ、|No.39!その白き翼で希望を導け!<希望皇ホープ A2500>!」

 

現れたのは背中に白い翼を付け右肩に数字が掛かれた白い騎士だった。

 

「カードを2枚伏せ、ターンエンド」

 

 

ユート LP4000 手札5

場 0

伏せ 0

VS

鈴城煌 LP4000 手札1

No.39希望皇ホープ A2500 ORU×2

伏せ 2

 

 

「俺のターン!」

 

奴が何者がますます分からなくなったが、今はデュエルに勝つだけだ!

 

「カードを5枚セット!さらに<カードカー・D A800!>を召喚!そして効果発動!このカードをリリースする事でデッキから2枚ドローする!俺はこれでターンエンドだ!」

 

 

ユート LP4000 手札2

場 0

伏せ 5

VS

鈴城煌 LP4000 手札1

No.39希望皇ホープ A2500 ORU×2

伏せ 2

 

 

 

「俺のターン、ドロー!手札から<封印の黄金櫃>を発動!デッキから”幽鬼うさぎ”を除外する!」

 

封印の黄金櫃で除外されたカードは2ターン後に手札に加える事ができるカード。と言う事は何か強力なカードか?

 

「バトル!」

 

「バトルフェイズ開始時トラップカード<バージェストマ・ピカイア>を発動!手札の”バージェストマ・カナディア”を捨てて、デッキから2枚ドローする!」

 

「希望皇ホープでダイレクトアタック!」

 

「トラップ発動!<バージェストマ・ディノミスクス>!ホープを対象に発動!手札を1枚捨てる事で対象モンスターを除外する!さらに墓地から”バージェストマ・カナディア”の効果!トラップが発動した時、このカードをモンスターカードとして墓地から特殊召喚する!」

 

バージェストマ・カナディア A1200

 

「バージェストマが入ってたか。仕方な。ターンエンドだ」

 

バージェストマも知っているのか。だがこれで奴のモンスターは居なくなった。

 

次のターンで一気に追い込む!

 

 

ユート LP4000 手札3

場 

バージェストマ・カナディア A1200

伏せ 3

VS

鈴城煌 LP4000 手札1

場 0

伏せ 2

 

 

「俺のターン!トラップ発動!<バージェストマ・レアンコイリア>!自分か相手のゲームから除外されたカード1枚を墓地に戻す!俺は黄金の封印櫃で除外された幽鬼うさぎを墓地へ!」

 

「げっ!」

 

やはり強力なカードだったようだな。どっちにしても相手の手札が増えない事に越した事は無いが。

 

「さらに墓地の”バージェストマ・ピカイア”の効果でこのカードを墓地から特殊召喚する!」

 

バージェストマ・ピカイア A1200

 

「俺はレベル2の”バージェストマ・カナディア”と”ピカイア”でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク2!<バージェストマ・オパビニア D2400>!!」

 

まずはあの怪しい伏せカードを破壊するか。

 

「”オバビニア”の効果!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除き、デッキからバージェストマトラップを手札に加える。その効果でデッキからバージェストマ・オレノイデスを手札に。」

 

「更に”バージェストマ・オパビニア”がフィールドに存在する限り、手札からバージェストマトラップを発動できる!俺は手札からトラップカード<バージェストマ・オレノイデス>を発動!フィールドのマジック・トラップカードを1枚破壊する!」

 

「破壊された”運命の発掘”の効果、墓地の運命の発掘の分だけドローする! 墓地には1枚、よって1枚ドロー!」

 

伏せカードはブラフだったか。だがこれで残る伏せカードは1枚のみ!

 

「<魔界発現世行きデスガイド A1000>を召喚!このカードの召喚に成功した時、デッキからレベル3、悪魔族モンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する!俺は<彼岸の悪鬼スカラマリオン D2000>を特殊召喚!」

 

「レベル3の”デスガイド”と”スカラマリオン”でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!<彼岸の旅人ダンテ A1000>!」

 

「”ダンテ”の効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使い、デッキの上から3枚墓地に送り、このターンの間、攻撃力を1500ポイントアップする!」

 

墓地にいったカード

幻影騎士団ダスティローブ

幻影剣

ブービートラップE

 

彼岸の旅人ダンテ A1000→2500

 

「俺は墓地の”幻影剣”の効果!このカードを除外して、墓地から<幻影騎士団ダスティローブ D1000>を特殊召喚する!さらに自分フィールドに幻影騎士団が存在する時<幻影騎士団サイレントブーツ D1200>を特殊召喚できる!」

 

「俺はレベル3の”ダスティローブ”と”サイレントブーツ”でオーバーレイ!戦場に倒れし騎士たちの魂よ。今こそ蘇り、闇を切り裂く光となれ!エクシーズ召喚!現れろ!ランク3<幻影騎士団ブレイクソード A2000>!」

 

「”ブレイクソード”の効果!オーバーレイユニットを1つ使い、お前の伏せカードとブレイクソード自身を破壊する!」

 

「破壊された”妖刀竹光”の効果、デッキから”妖刀竹光”以外の竹光を手札に加える。俺は”黄金色の竹光”を手札に加える」

 

またブラフか。俺と同じ幻影騎士団使いなら妨害系のトラップを伏せていると思ったが・・・

 

それにしても確実に追い込んでいるにも関わらずあの余裕な表情、逆に不気味だ。

 

だがここまで来たんだ後は一気に畳み込む!

 

「破壊された”ブレイクソード”の効果!このカードが破壊された場合、墓地から幻影騎士団2体をレベルを1上げて特殊召喚する!俺は”ダスティローブ”と”サイレントブーツ”を特殊召喚!」

 

幻影騎士団ダスティローブ レベル3→4

幻影騎士団サイレントブーツ レベル3→4

 

「俺はレベル4の”ダスティローブ”と”サイレントブーツ”でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!<暗遷士カンゴルゴーム A2450>!」

 

「バトル!カンゴルゴームでダイレクトアタック!」

 

「ダイレクトアタック時、手札の”バトルフェーダー”の効果発動! 手札のこのカード特殊召喚し、バトルフェイズを終了する!」

 

バトルフェーダー D0

 

「くっ!やはり防御カードを持っていたか。俺はカードを1枚セット!エンドフェイズ時、墓地の”スカラマリオン”の効果発動!その効果でデッキから”彼岸の悪鬼ファーファレル”を手札に加える。俺はこれでターンエンド!ターン終了時にダンテの攻撃力は元に戻る。」

 

彼岸の旅人ダンテ A2500→1000

 

 

ユート LP4000 手札2(彼岸の悪鬼ファーファレル)

場 

バージェストマ・オパビニア D2400 ORU×1

彼岸の旅人ダンテ A1000 ORU×1

暗遷士カンゴルゴーム A2450 ORU×2

伏せ 3

VS

鈴城煌 LP4000 手札3(黄金色の竹光)

場 

バトルフェーダー D0

伏せ 0

 


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