「俺のターン!永続トラップ”連成する振動”の効果!竜穴の魔術師を破壊しカードを1枚ドロー!来た!マジックカード<シャッフル・リボーン>!自分フィールドにモンスターが存在しない時、自分の墓地からモンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する!俺は<ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン A2500>を特殊召喚!」
「効果が無効になったダーク・リベリオンを・・・どういうつもりだ?」
「さらに墓地のシャッフル・リボーンの効果!連成する振動をデッキに戻しカードを1枚ドローする!・・・っ!?」
なんだ?今ドローしたカードを見た瞬間わずかに顔を歪めた・・・なるほどあれを引いたか
「その様子じゃあまりいいカードを引けなかったようだな。」
「それがどうした!俺はスケール8の相乗の魔術師とスケール3の相克の魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!」
一度ペンデュラムカードを破壊して新たなペンデュラムカードをセットしたか。しかも破壊されたペンデュラムモンスターはエクストラデッキに向かい再びペンデュラム召喚へと繋がる
「これでレベル4から7のモンスターが同時に召喚可能!今一度揺れろ!魂のペンデュラム!天空へ描け光のアーク!ペンデュラム召喚!エクストラデッキからいでよ!<竜穴の魔術師 D2700>!」
だがこれだけやって呼び出したのはエクストラデッキに行った1体のみ。一体何を考えている?
「この布陣って・・・」
「ああ、遊矢はあのモンスターを出すつもりだ。」
あのモンスター?一体この状況で何を出すつもりだ?
「相克の魔術師”のペンデュラム効果!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンに自身のランクと同じレベルを与える。」
「エクシーズモンスターにレベルを!?」
「さらに”相生の魔術師”のペンデュラム効果!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンのレベルを竜穴の魔術師と同じレベル7にする!」
「さらにレベル変更・・・これでレベル7のモンスターが2体・・・」
「見せてやる!今の俺の全力を!俺はレベル7となったダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンと竜穴の魔術師でオーバーレイ!二色の眼の龍よ!その黒き逆鱗を震わせ、刃向かう敵を殲滅せよ!エクシーズ召喚!!いでよ、ランク7!怒りの眼輝けし龍!<覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン A3000>!」
「このモンスターは!?」
この感じ、間違いにないこの大会で感じた感覚だ。それになんだ!このモンスターから感じる禍々しいオーラは!
「”オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン”の効果発動!エクシーズ召喚時に相手フィールドのレベル7以下のモンスター全て破壊し、その攻撃力の合計のダメージを与える!」
ここで全体破壊とバーン効果か。確かにこの状況なら必殺クラスの効果だ。だがこれくらいで倒せるなど思うなよ!
「”ブレイズ・サンダー”の効果!500のダメージを受け、オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンの攻撃力を1500ポイントダウンさせる!」
LP3700→3200
覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン A3000→1500
「無駄だ!お前のモンスターの攻撃力の合計は5500!これで終わりだ!オーバーロード・ハウリング!」
オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンの放った雄たけびは俺のモンスターを苦しめ大爆発を起こした。
「・・・」
近くにいた俺は爆発に巻き込まれ爆風の中へと姿を消した。
「やったか・・・」
遊矢は自分の勝利を確信した。だが
「・・・」
LP5400
再炎鳥ブレイズ・バード D200
俺はまるで何もなかったようにその場に立ち続けていた。
「なんで・・・確かに効果は通ったはず!」
「確かにお前のモンスターの効果は通った。だが俺はトラップカード<再炎転身>を発動していた。災炎転身は自分フィールドの再炎モンスター1体を破壊する事でその数値分のライフ回復することができる。その効果でブレイズ・ガイ・アスラを破壊し2200回復した。同時にお前のモンスター効果で破壊するモンスターが減り、受けるダメージも軽減した。」
「だとしてもなんでライフが減ってないんだ!」
「それはこいつのおかげだ。」
そう言って俺はさっきまでいなかった1体のモンスターを指した。
「”ブレイズ・バード”は効果ダメージを受けた時、手札のこのカードを特殊召喚し、受けたダメージ分ライフを回復する。つまり俺は一度ダメージを受けた後に回復したんだ。
更に破壊された”ブレイズ・サンダー”の効果でデッキから再炎モンスターを、さらに特殊召喚されたブレイズ・バードの効果でデッキから再炎魔法・罠を1枚手札に加える。それでこれで終わりか?」
「っ!!まだだ!”オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン”の効果!オーバーレイユニットを1つ使いこのターンに破壊されたモンスターの数だけ攻撃できる!破壊されたモンスターは3体!よって3回の攻撃が可能!」
再炎転身の効果で破壊した数もカウントするのか
「バトル!オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンでブレイズ・バードに攻撃!」
オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンは背中の翼を展開すると顔に着く顎で地面をえぐりながらブレイズ・バードに接近しブレイズ・バードを貫いた。
「2回目のバトルプレイヤーにダイレクトアタック!」
LP5400→3900
「3回目のバトル!プレイヤーにダイレクトアタック!反旗の逆鱗 ストライク・ディスオベイ!!」
LP3900→2400
ブレイズ・バードを破壊したリベリオン・ドラゴンはその勢いを落とさずに俺に向かって突っ込んできた。
俺は無言で攻撃が当たるすれすれで避けてダメージを最小限に抑えた。
「俺はこれでターンエンド。エンドフェイズ”シャッフル・リボーン”の効果で手札を1枚除外する・・・」
覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン A1500→2500
ユーキ LP2400 手札2(???、???)
場 0
伏せ 0
VS
榊游矢 LP2000 手札0
場
覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン A2500
伏せ0
P:相乗の魔術師 8 3 相克の魔術師
EXデッキ:EMトランプ・ウッチ
「その様子からしてそのカードは再炎の封印術でデッキに戻されたオッドアイズってところかな?」
「っ!!」
「その様子では図星のようだな。いつも支えてくれるエースが足を引っ張るとは皮肉なもんだな。」
「くっ・・・」
「それにしてもここまでやってやっと俺にまともなダメージを与えらたか。わざわざ手を抜いたのにこの程度とはな。」
「手を抜いていた・・・だと!?」
「なんだ気がついて無かったのか?俺のデッキは儀式デッキ。なのにデュエルを始まってまだ1度も儀式モンスターを出してないだろ?」
「なっ!」
「まさかだと思うがここまで”互角に戦えていた”なんて思っているようならとんだ見当違いだ。そもそも前のターン、お前がアクションカードを使わなかったらお前は負けていたんだぞ。」
「だっだがこれはアクションデュエル!アクションカードを使って何が悪いんだ!」
「その考え自体が甘いんだよ!確かにアクションデュエルでアクションカードを使う事は何も問題ない。だがそれゆえにお前らはアクションカードに一存しすぎだ!」
「そっそれは・・・」
「この先アクションカードだけでは太刀打ちできなく強敵が現れるかもしれない。そんな時お前らは戦えるか?」
「・・・」
「まあ言い。これ以上手を抜く必要もないし終わりにするか。俺のターン!せっかくだ最後に見せてやるよ
真の儀式をな。」
ユーキの話す真の儀式とは?
それは次回で
コラボまだまだ募集中です。