遊戯王ARCーV 生き残った儀式使い   作:AMs

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聖杯転臨ってどんなキャラに使った方がいいのかな?

今回はバトルロアイヤル方式です。


28話 無双

「先攻はもらった!俺のターン!」

 

さて赤馬零児やユート達が恐れるアカデミアの実力とやら見せてもらおうか!

 

「俺は<古代の機械猟犬 A1000>を召喚!このカードの召喚に成功した場合、相手プレイヤーに600ポイントのダメージを与える!ハウンドフレイム!」

 

呼び出された機械の猟犬の口から火の玉を吐き出しそれは俺に直撃した。

 

ユーキ LP4000→3400

 

いきなり効果ダメージか。たった600だがもし残り2人も同様のモンスターを使ってくるとしたら俺一人のライフ何てあっという間につきそうだな。

さらにこの痛み…実際の戦いを経験した事のない奴が受ければ一溜まりもないだろうな。

たしかにこれは厄介な相手だな。だが…

 

「…ふっ」

 

相手が悪かったな

 

「何が可笑しい!?」

 

「いやなに、ただ今のダメージで俺の手札の魔神を目覚めさせただけだ。」

 

俺の言葉と同時に突如とフィールドが大きく揺れ始めた。

 

「何だこの揺れは!」

 

「なっ何が起きたんだ!?」

 

「自分フィールドにモンスターが存在せず、効果ダメージを受けた場合、手札の”再炎魔神ブレイズ・ボルケーノ”の効果が発動する!」

 

今度は地面の氷山の一部が赤くなるとその場所から突如と巨大な火柱がたちだした。

 

「自分のデッキから再炎儀式魔法とレベル合計が10になるように再炎モンスターを墓地へ送る事でこのカードを特殊儀式召喚する!」

 

「相手ターンに儀式召喚だと!?」

 

「デッキから”再炎の儀式”、”再炎の妖精”、”再炎虫ブレイズ・ビートル”、”再炎脳ブレイズ・ブレイン”、”再炎像ブレイズ・ガーディアン”を墓地へ!

再生を繰り返せし炎の魔神よ!我が命を糧に今降臨せよ!儀式召喚!<再炎魔神ブレイズ・ボルケーノ A3300>!!」

 

火柱共に現れたのは巨大な体に全身から放たれる炎を吐き出す巨人だった。

 

「この効果で特殊召喚した場合、相手フィールドのカードを1枚破壊する!消えろ猟犬!」

 

古代の機械猟犬のいた地面が突如と赤く染まると地面から火柱が経ち、古代の機械猟犬は跡形もなく消滅した。

 

「くっ!」

 

「さらに俺が受けたダメージ分お前に与え、俺はその数値分ライフを回復する!」

 

ユーキ LP3400→4000

 

OFA LP4000→3400

 

「グッハ!」

 

猟犬を破壊した火柱は破壊の衝撃と共に消滅したがその衝撃は猟犬のプレイヤーを襲いふっ飛ばした。

 

「くっ!やりやがって…俺はこれでターンエンドだ!」

 

だがすぐに立ち上がるとデュエルを続行した。さすが実際の戦場を戦ってきただけあってこれくらいじゃ倒れてはくれないか。

 

 

ユーキ LP4000 手札4

場 

再炎魔神ブレイズ・ボルケーノ A3300

伏せ 0

VS

OFA LP3400 手札4

場 0

伏せ 0

OFB LP4000 手札5

場 0

伏せ 0 

OFC LP4000 手札5

場 0

伏せ 0 

 

 

「俺のターン!」

 

続けて相手のターンか。

 

「<古代の機械猟犬 A1000>を召喚!」

 

「同じモンスターとは芸がないな。」

 

「黙れ!”古代の機械猟犬”の効果発動!ハウンドフレイム!」

 

ユーキ LP4000→3400

 

本当に前のターンと同じじゃないか。まあこっちからすれば好都合だけどな。

 

「この瞬間!”ブレイズ・ボルケーノ”の効果発動!」

 

「なっ!また効果ダメージに対する効果だと!?」

 

「俺が効果ダメージを受けた場合、デッキから1枚ドローする。さらに相手フィールドのカード1枚を破壊する!」

 

再び古代の機械猟犬の地面から火柱が立ちモンスターを破壊した。

 

 

再炎魔神ブレイズ・ボルケーノ  レベル10 炎

炎族/儀式/効果 A3300/D0

「再炎の儀式」により降臨。

①:自分のエクストラデッキにカードが存在せず、相手ターンに効果ダメージを受けた場合、自分フィールドにモンスターが存在しないなら手札から発動できる。デッキから「再炎」儀式魔法とレベルの合計が10になるようにデッキから「再炎」モンスターを墓地に送り、手札から儀式召喚扱いで特殊召喚する。その後、相手フィールドのカードを1枚まで選んで破壊し、自分が受けたダメージ分のダメージを相手に与え、自分はその数値分ライフを回復する。この効果で特殊召喚したこのカードがフィールドを離れる場合、除外される。

②:このカードがフィールドに存在する限り、お互いにが受ける戦闘ダメージは0になる。

③:1ターンに1度、自分が効果ダメージを受けた場合に発動できる。デッキから1枚ドローし、相手フィールドのカードを1枚選んで破壊する。自分のエクストラデッキにカードが存在しない場合、この効果は1ターンに2度まで使用できる。

 

 

「さらに墓地の”再炎虫ブレイズ・ビートル”の効果、俺が効果ダメージを受けた場合、墓地のこのカードを手札に加える。…確かにお前たちの戦法は厄介だが相手が悪かったな。」

 

「クソ!ならマジックカード<死者蘇生>!墓地から古代の機械猟犬を特殊召喚!さらに”古代の機械猟犬”の効果!俺は手札とフィールドの古代の機械猟犬2体で融合する!古の魂受け継がれし、機械仕掛けの猟犬共よ!今、隊列を組み交じり合い、新たな力とともに生まれ変わらん!融合召喚!現れろ!レベル8!機械仕掛けの魔神!<古代の機械魔神 D1800>!」

 

「そっちも魔神と来たか。」

 

「”古代の機械魔神”の効果!1ターンに1度、相手プレイヤーに1000ポイントのダメージを与える!」

 

ユーキ LP3400→2400

 

「ぐっう!さすがに1000ポイントは痛いな。だが俺が効果ダメージを受けた事により”ブレイズ・ボルケーノ”の効果が再び発動する!この効果は1ターンに2度使用できる!再び焼き払え!」

 

再び火柱が立ったが今度は破壊されずフィールドに存在し続けた。

 

「残念だったな!古代の機械魔神はいかなるカード効果も受けない!」

 

「なるほどな。少しは考えているようだな。だがブレイズ・ボルケーノの効果で1枚ドロー。」

 

「俺はこれでターンエンドだ!」

 

 

ユーキ LP2400 手札7(再炎虫ブレイズ・ビートル)

場 

再炎魔神ブレイズ・ボルケーノ A3300

伏せ 0

VS

OFA LP3400 手札4

場 0

伏せ 0

OFB LP4000 手札2

場 

古代の機械魔神 D1800

伏せ 1

OFC LP4000 手札5

場 0

伏せ 0 

 

 

「俺のターン!手札からマジックカード<融合>を発動!」

 

今度は手札融合と来たか

 

「手札の”古代の機械猟犬”2体で融合!融合召喚!現れろ!<古代の機械魔神 D1800>!」

 

「またそいつかよ!」

 

「”古代の機械魔神”の効果発動!相手プレイヤーに1000ポイントのダメージを与える!」

 

ユーキ LP2400→1400

 

「ぐっああ!さすがにこれ以上はきついな。”ブレイズ・ボルケーノ”の効果発動。さらに手札の”再炎鳥ブレイズ・バード”の効果!効果ダメージを受けた場合、このカードを特殊召喚し、そのダメージ分ライフを回復する!」

 

再炎鳥ブレイズ・バード D200

 

ユーキ LP1400→2400

 

「さらに”ブレイズ・バード”の特殊召喚に成功した事で、デッキから”二重再炎”を手札に加える。さらに”ブレイズ・ボルケーノ”の効果で1枚ドロー。」

 

「ライフを回復したか。カードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

ユーキ LP2400 手札8(再炎虫ブレイズ・ビートル、二重再炎)

場 

再炎魔神ブレイズ・ボルケーノ A3300

再炎鳥ブレイズ・バード D200

伏せ 0

VS

OFA LP3400 手札4

場 0

伏せ 0

OFB LP4000 手札2

場 

古代の機械魔神 D1800

伏せ 1

OFC LP4000 手札1

場 

古代の機械魔神 D1800

伏せ 1

 

 

「俺のターン!」

 

さてやっと俺のターンになったがバトルロイヤルのせいで最初のターンは攻撃は出来ない。だがダメージを与える事は出来る!

 

「速攻魔法<再炎ブラスト>!相手の魔法・罠を2枚まで選択して破壊する!お前らの伏せカード2枚を破壊だ!この効果で破壊したカード1枚につき400ポイントの俺はダメージを受ける。」

 

2400→1600

 

どうやら2枚ともフリー系じゃ無いようであっささり破壊された。

 

「”ブレイズ・ボルケーノ”の効果で1枚ドロー!」

 

さて、手札も十分補給した事だし始めますか。

 

「俺は儀式魔法<二重再炎>を発動!手札の”再炎獄ブレイズ・ヘル”を生贄に捧げる!再生を繰り返せし炎の天使よ、恵の炎で我らを癒せ!儀式召喚!レベル8!<再炎天ブレイズ・ヘブン D3000>!」

 

呼び出されたモンスターは、左半分が白い天使の翼に右半分が白く燃える翼に、左手には白い炎でできた盾を持つ金髪長髪の女の天使が現れた。

 

「”二重再炎”のさらなる効果!この儀式召喚に使用したモンスターが儀式召喚したモンスターと同じレベルの再炎儀式モンスターだった場合、そのモンスターも墓地から儀式召喚する!」

 

「何だと!?」

 

「再生を繰り返せし炎の悪魔よ、煉獄の炎で地獄へ変えよ!儀式召喚!<再炎獄ブレイズ・ヘル A2800>!」

 

続いて現れたのは右半分が黒い悪魔の翼に左半分が黒く燃える翼に、右手には黒く燃える炎の槍を持つ赤髪長髪の女悪魔が現れた。

 

 

二重再炎 儀式魔法 

「再炎」儀式モンスターの降臨に必要。

①:レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベルとなるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から「再炎」儀式モンスター1体を儀式召喚する。自分のエクストラデッキにカードが存在せず、この儀式召喚のためにリリースしたモンスターが儀式召喚したモンスターと同じレベルの「再炎」儀式モンスターだった場合、その儀式モンスターを墓地から儀式召喚扱いで特殊召喚する。

 

 

さて準備は整ったまずは1人倒すか。

 

「俺はフィールド魔法<再炎ゾーン>を発動!」

 

俺がフィールド魔法を発動と同時に俺達の周りを炎の壁が囲まれた。さらにフィールドの真ん中には巨大な祭壇が現れた。

 

「”再炎ゾーン”の効果を発動!1ターンに1度、相手のエクストラデッキの数×100ポイントのライフを回復する。俺はお前を選択する!さあエクストラデッキの枚数は何枚だ?」

 

そう言って俺は仮面男Aを指定した。

 

「くっ!15枚だ…」

 

やはりフル投入か。

 

「なら俺は1500のライフを回復する。」

 

LP1600→3100

 

「この瞬間!”ブレイズ・ヘブン”の効果発動!自分のライフが回復した時、その数値分さらにライフを回復する!癒しの炎!」

 

ブレイズ・ヘブンの炎の翼からこぼれた白い炎が俺に降りかかった。その炎は俺の傷を癒していった。

 

LP3100→4600

 

「チッ!せっかく削ったライフが!」

 

「さらにマジックカード<再炎暴発>!全てのプレイヤーに俺の場の再炎モンスターの数掛ける500ポイントのダメージを与える!俺の場に再炎モンスターは4体!よって2000ポイントのダメージを喰らえ!」

 

再炎暴発 通常魔法

①:全てのプレイヤーに自分フィールドの「再炎」モンスターの数×500のダメージを与える。

 

 

ユーキ LP4600→2600

 

GFA LP3400→1400

 

OFB LP4000→2000

 

OFC LP4000→2000

 

「ぐあああああ!!」

 

「なっなんて奴だ…いくら俺達のライフを削るためとは言え自分までダメージを受けるか!」

 

「いや…今までのこいつの戦い方からしたら…」

 

どうやら相手も俺の戦術に気が付いているようだな。まあもう遅いがな

 

「”ブレイズ・ボルケーノ”の効果で1枚ドロー!さら”ブレイズ・ヘル”の効果を発動!1ターンに1度、自分が効果ダメージを受けた場合、その数値分のダメージを相手に与える!」

 

「今受けたダメージって事は!?」

 

「もう一度2000のダメージを受けろ!」

 

ブレイズ・ヘブンの持つ槍から放たれた黒い炎は仮面男の一人に向かって突き立てた。

 

OFC LP2000→0

 

「グッハッ!!!」

 

炎につかれた仮面男はそのショックかその場に地面に倒れた。

 

まずは1人。

 

「さらに俺の場に”ブレイズ・ヘブン”が存在するなら、その数値分のライフを回復する!」

 

ユーキ LP2600→4600

 

 

再炎獄ブレイズ・ヘル レベル8 炎

悪魔族/儀式/効果 A2800/D1800

「再炎の儀式」により降臨。

「再炎獄ブレイズ・ヘル」の②③の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分のエクストラデッキに裏側表示のカードが存在せず、自分が効果ダメージを受けた場合、手札のこのカードを捨てて発動できる。受けた数値分のダメージを相手に与える。

②:自分のメインフェイズに発動できる。デッキから「再炎」カードを1枚選択して墓地に送る。

③:自分が効果ダメージを受けた場合に発動できる。その数値分のダメージを相手に与える。自分フィールドに「再炎天ブレイズ・ヘブン」が存在するなら、その後、自分が受けたダメージ分ライフを回復する。

 

 

これで俺が受けたダメージは帳消しだ。といてももう勝負はついたがな。

 

「カードを1枚伏せてターンエンド。」

 

 

ユーキ LP4600 手札3(再炎虫ブレイズ・ビートル)

場 

再炎魔神ブレイズ・ボルケーノ A3300

再炎鳥ブレイズ・バード D200

再炎天ブレイズ・ヘブン D3000

再炎獄ブレイズ・ヘル A2800

伏せ 1

VS

OFA LP1400 手札4

場 0

伏せ 0

OFB LP2000 手札2

場 

古代の機械魔神 D1800

伏せ 0

OFC LP0 手札ー

場ー 

伏せー

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

「スタンバイフェイズ!”再炎ゾーン”の効果発動!互いのスタンバイフェイズごとに全てのプレイヤーに500ポイントのダメージを与える!」

 

ユーキ LP4600→4100

 

OFA LP1400→900

 

OFB LP2000→1500

 

 

再炎ゾーン フィールド魔法

①:自分・相手のスタンバイフェイズに発動する。全てのプレイヤーは500ダメージを受ける。

②:このカードがフィールドに存在する限り、モンスターがプレイヤーに与える戦闘ダメージは効果によるダメージとして扱う。

③:お互いのプレイヤーは1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。相手のエクストラデッキの数×100ライフを回復する。

④:自分がこのカードの効果以外で効果ダメージを受けた場合に発動できる。デッキ・墓地から「再炎」モンスターを1枚選択して手札に加える。

 

 

「効果ダメージを受けた事で”ブレイズ・ボルケーノ”の効果で1枚ドロー!さらに”ブレイズ・ヘル”の効果でさらに500のダメージを与える!」

 

OFB LP1500→1000

 

「これでお前らのライフは残りわずか。後は勝手にライフが無くなるのを待つだけだな…」

 

「くっ…だがお前は一つ忘れて言うる事があるぜ。お前のフィールド魔法には確か相手のエクストラデッキの数だけライフを回復する効果を持っていたよな。俺は”再炎ゾーン”の効果発動!相手のエクストラデッキの数掛ける100ポイント回復する!このデュエルはバトルロアイヤル!ならお前以外の相手を選ぶことは可能だ!」

 

そう言って仮面男はもう一人の仲間を指定した。

 

通常のデュエルなら俺のエクストラデッキにカードがないため相手だけ回復ができない状況を作る事が可能だが、今回のデュエルの形式上こればかりは仕方がない。

 

「よって俺は1400ライフを回復する!」

 

OFA LP900→2300

 

だが、それも俺の思惑通りだ。

 

「フフフ…」

 

「何が可笑しい!」

 

「いや、まんまと俺が用意した罠に引っかかってくれたなと思ってな。」

 

「何?」

 

「”ブレイズ・ヘブン”の効果発動!相手がライフを回復した場合、その数値分のダメージを相手に与える!」

 

「実質回復効果を無効にするのか!」

 

「さらにブレイズ・ヘルが場に存在するなら、相手に倍のダメージを与える。」

 

「何ッ!?」

 

俺のデッキがバーン戦法が主流だと読んで少しでもライフを回復しようとしたが、それが自身に止めを刺したことになった。

 

「これで…2人目だ!」

 

ブレイズ・ヘブンの持つ盾に炎が集まると盾から集めた炎をターンプレイヤーの仮面男に放った。仮面男は後方へ下がろうとしたが、縦から放たれた炎が直撃し、倒れこんだ。

 

OFA LP2300→0

 

 

再炎天ブレイズ・ヘブン レベル8 炎

天使族/儀式/効果 A2000/D3000

「再炎の儀式」により降臨。

「再炎天ブレイズ・ヘブン」の②④の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分のエクストラデッキに裏側表示のカードが存在せず、自分が効果ダメージを受けた場合、手札のこのカードを捨てて発動できる。自分は受けた数値分の倍の数値分のライフを回復する。

②:自分のメインフェイズに発動できる。墓地から「再炎」カードを1枚選択して発動できる。そのカードを手札に加える。

③:自分のライフが回復した場合に発動できる。自分はその数値分のライフを回復する。

④:相手プレイヤーのライフが回復した場合に発動できる。回復した数値分のダメージを相手に与える。また自分フィールドに「再炎獄ブレイズ・ヘル」が存在するなら、相手が受ける効果ダメージは倍となる。

 

 

「さて…」

 

俺は残った仮面男を見た。

 

「ターンプレイヤーのライフが0になった事で強制的にお前のターンになる。さあ、さっさとドローしな。」

 

「あっああ…」

 

仮面男も察したんだろ。自分がもう敗北していることに。

 

「おっ俺のターン…」

 

仮面男は恐る恐るドローした。

 

「スタンバイフェイズ”再炎ゾーン”の効果で500、”ブレイズ・ヘル”の効果でさらに500喰らって終わりだ!」

 

「うっうああああああああ!!」

 

OFB LP1000→0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際に終わってみたらあっけなく終わっていた。何せ俺のターンは実質1ターンのみだからな。

 

「…」

 

俺のデュエルを見ていた柊柚子は驚いて言葉も出ないって感じだった。

 

「さて、敵もいなくなったことだし、とっとと安全なば…」

 

そこまで言って俺は後ろからものすごい殺気を感じた。

 

「っ!?」

 

俺は柊柚子を庇うように殺気を発したと思われる方を向いた。

 

「誰だ!」

 

俺は振り向くと殺気を放っている奴に向かってそう発した。

 

「えっ何?」

 

柊柚子は何が起きているのか解らないようで、周りをキョロキョロしている。

 

「フフフ…」

 

そんな不敵な笑い声と共に上の氷山の裏から一人の男が現れ、俺達の所に降りてきた。

 

「お前は…」

 

そこに現れたのは紫の髪に頭に2本の触覚みたいに跳ねた髪、禍々しいオーラ、そして榊游矢やユート達によく似た顔の少年がいた。




次回ついにあの男が登場!

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