遊戯王ARCーV 生き残った儀式使い   作:AMs

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あけましておめでとうございます。

皆さんは正月はどう過ごしましたか?

因みに俺は大みそかにニコ生でSAOⅡを正月にアデマTVでガオガイガーを見てました。

今回はデュエルはありません。


17話 嵐の前の静けさ

ユートとのデュエルが終わると俺はユートの元に向かった。

 

「いいデュエルだった。」

 

「ああ、まさかあの布陣を突破して俺を倒すとは。」

 

「俺のデッキにはあらゆる状況で戦えるように様々な戦術を取り入れているからな。」

 

特にこのカードは癖が強いから大体、相手がモンスターを大量に出している時か、多数を同時に相手にする時に力を発揮するものだからな。

 

「ところで少し気になった事があるのだが?」

 

「何だ?」

 

「ベアトリーチェの効果でウェルギリウスを特殊召喚した時、一瞬悩んでいたようだが。」

 

「それは…」

 

ユートは俺の言葉に口を濁らせた。

 

「これは俺の勘だが、お前が使った彼岸はエクシーズとシンクロが取り込まれていた。だがあの赤馬零児がシンクロとエクシーズを入れておいて融合を取り入れないわけがない。ならばあるはずだ彼岸の融合モンスターが。」

 

「…その通りだ。」

 

そう言ってユートは1枚のカードを取りだした。そのカードは俺の予想した通り彼岸の名を持つ融合モンスターだった。

 

「確かに彼岸には融合モンスターもある。最もあの状況ではこのモンスターを出しても勝敗に影響はなかったがな。」

 

確かに効果は中々だがブレイズ・ドラゴニクスを止める事は出来そうにないな。

 

「本当は融合は使いたくないが赤馬零児がこのカードもデッキに入れるべきだと言われたから一応入れておいたが…」

 

「自分の故郷を滅ぼした融合モンスターを使う事に抵抗があると?」

 

「そのとおりだ…」

 

まあ確かに抵抗があるだろうな。だが

 

「ユート、お前の気持ちも分からなくはない。故郷を滅ぼした元凶である融合モンスターを使うのに抵抗があるのは仕方がない。だがこれだけは言っておく。

今後の戦いの中でそのカードを使わなければならない場面が来るはずだ。そんな時にお前はそのカードを使えるか?」

 

「…」

 

「これは俺の世界での話だが、俺のいた世界では俺が生まれたころから戦争が起きていた。そしてその戦いに使用されていたのがデュエルだ。デュエルではたった一度が敗北が命取りとなっていた。いや…下手したらデュエル中に命を落とす奴もいた。そんなデュエルの中、使えるカードを使わずに負ける事は自分の命を捨てるに等しい事だ。」

 

そのため俺はいつも命がけでデュエルをした。時には人殺しも行った。

 

「だからユート、例えそのカードを使わないとしてもデッキに入れられる枠があるなら入れておけ。いつかそのカードが必要とされる日が来るはずだ。」

 

「ユーキ…そうだな。確かにお前の言う通りかもしれない。確かにアカデミア相手に全力で挑まなければこっちが負けるかもしれない。取り合えずこのカードはデッキに入れておく。だがそれでも使う事に抵抗するかもしれないがな。」

 

「今はそれでいい。そのカードをどう使うかはお前次第だからな。」

 

これで少しでも強くなってくれたらいいのだがな。

 

「それとユーキお前に少し相談に乗ってほしい事があるのだが。」

 

「どうした?」

 

「この彼岸だが実は儀式も存在するのだが、これについてお前はどう思う?」

 

ほう…まさか儀式も搭載されていたとはな。どれどれ…

 

「悪くない効果だな。このカードとお前のデッキの特徴から考えって…このカードなんてどうだ?」

 

俺は1枚のカードをユートに渡した。

 

「このカードは?」

 

「そいつは俺の世界でも貴重でかつ、強力な効果を持つカードでな、相手のよってはこのカードを使えば何もできずに勝てるほどだ。」

 

「そんなに強力なものなのか!?」

 

ユートはそう言うと俺の手に持つカードを確認した。

 

「確かにこれならアカデミア相手に十分な戦力になる。」

 

「ついでだからこのカードもやる。後はお前で強化しろ。」

 

そう言って俺はユートに何枚か相性がよさそうなカードをやった。

 

「いいのか?」

 

「戦力強化のためだ。それじゃあ俺はこれ…」『二人ともいるか?』

 

俺が帰ろうとした時、突如とモニターが現れた。画面の相手は赤馬零児だった。

 

「赤馬零児か。何の用だ?」

 

『ユーキそれにユート、すぐに私の部屋まで来てくれ。大事な話がある。』

 

 

 

 

俺達は赤馬零児に呼ばれ俺達は赤馬零児の社長室に来た。そこにはすでに黒咲の姿があった。

 

「それでいったい何があったんだ?」

 

「もうじきこの次元にアカデミアが来る。」

 

「「っ!?」」

 

赤馬零児の言葉にユートと黒咲が驚いた。

 

「詳しく説明してもらおうか?」

 

赤馬零児の話によると、俺とユートがデュエルしている時に大会出場者のLDSのエクシーズ使いが襲われカード化する男女を街のカメラから発見し、赤馬零児はその内の男の方とデュエルをしたがアカデミアに帰還され、女の方は今もこの街を逃亡しているそうだ。

 

「ついにこの街にもアカデミアが…」

 

ユートは自分の街の悲劇を思い出しているのか暗くなり、黒咲は怒り狂って部屋に出て行こうとした。

 

「どこへ行く?」

 

「こんな所で話している場合か!俺は今すぐにでもアカデミアを倒しに行く!」

 

「待て黒咲。」

 

「止めるなユーキ!俺はあいつらを殲滅しなければならないんだ!」

 

「落ち着け、今飛び出したところで意味ないだろ。それで赤馬零児、何か策はあるのか?」

 

このままアカデミアが攻めてくれば街中がパニックを起こすだろうな。当然その対策もあるはずだ。

 

「もちろんだとも。」

 

赤馬零児の話だと、アカデミアが攻めてくるだろうと思われる日にこの街全体を使ったバトルロアイヤルのステージして民間人を非難させるそうだ。だがこの作戦には一つ問題がある。

 

「だがそんな事をすれば大会に参加しているデュエリストが狙われる事になるぞ。」

 

そう、こいつは何も知らないデュエリストに無理やり戦わせよとしているつもりだ。

 

「元々この大会は対アカデミアのデュエル戦士ランサーズを選抜するもの。その戦いが早くなるだけだ。」

 

まあ、こいつも被害を最小限に抑えようとした結果がこれなんだろうな。別に反対する理由もないからいいけど

 

「そう言えば俺と黒咲は大会に参加しているがユートはどうするんだ?」

 

「ユートにはアカデミアが現れるまで待機してもらい、現れたらユース組と共に街に出てもらおうと思う。」

 

「ユース組?」

 

「フン、そんな奴らでアカデミアに勝てるとは思えないだろうがな。」

 

こうして俺達は少し話をして解散した。




今回指摘があった・・・を…にしてみましたがどうでしたか?

さて次回からバトルロアイヤルに入るのですが

今の所対戦予定としては
ユーキVS大会参加者
ミエルVS大会参加者
逆鱗遊矢VS誰か(オベフォ以外)
ユーキVSアカデミア
ユーキVS遊矢(通常か逆鱗か不明)
はやる予定です。(あくまでも予定です)
他に入れるとしてはVSユーリを入れるかどうかですね。

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