インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

94 / 195
第94話

今砂浜ではセシルとセシリア達は向かい合っていた。

 

「さぁ何処からでもいらしてください。そして私が奏でるレクイエムで踊る操り人形になってくださいな。」

 

セシルがセシリア達にそう言った瞬間、千冬の合図で試合は始まった。

 

「死にさらせ!」

 

「まて鈴、迂闊に突っ込むな!」

 

試合開始と同時に鈴音はセシルに攻撃しようとしてラウラは止めたがすでに遅く、鈴音は青竜刀を展開してセシルを攻めるが、セシルは

 

「何故全員でかかって来ないのですか?」

 

と言い放ち、鈴音を回し蹴りで海に吹き飛ばしてそのままイグニッションブーストで箒に近づき

 

「連携がなってませんわ!」

 

と言って箒の腹部に蹴りを入れそのまま地面に足を着けた。

一瞬で鈴音と箒を吹き飛ばされてセシリア達はセシルに一斉に攻めるが地面に足を着けたセシルに全て無効化され

 

「弾幕も接近戦も甘いですわ。これでは貴女達と戦っても満足できませんわ。ですので私の最大の一撃で終わらせてあげます、対価は貴女達のISを全壊手前で許してあげますわ。」

 

セシルは軽く宙に浮くとそのまま上空に飛び出して、それをセシリア達が追いかけるがセシルとの距離は開く一方で唯一の4世代機赤椿に乗る箒でも追いつく事が出来なかった。セシルは雲を越えた辺りで反転すると両手に持つスターゲイザーを左右に連結させさらにフェアリーを砲身の前で円を書くように展開すると

 

「ターゲットロックオン・・・、纏めて落ちなさい!メテオバスター!」

 

セシルが言い放つと放たれたエネルギーはフェアリーを通過した瞬間、20近くに分かれまるで隕石の様に地面に降り注ぎ、それがやむと全壊一歩手前まで破壊されたISを纏うセシリア達が横たわっていた。一方でイチカ達はセシルの攻撃に巻き込まれないように、フェアリーでビームシールドをはって何事も無いようにしのいでいて、千冬と一夏はセシルのISの火力に恐怖の顔を浮かべていたが

 

「箒ちゃん大丈夫?」

 

突然アリスのコスプレをした束が現れて

 

「束なにしに来た!」

 

「なにしにて、平行世界のISに興味が出たからまた来ただけだよ!でも箒ちゃんと私が作った赤椿をここまでいたぶるなんて許せない!」

 

束はそう言った瞬間、空に100体位のゴーレムが現れるが

 

「私達の世界の束さんと全然違うわね・・・」

 

「そうですわね、まるで子供みたいな癇癪持ちですわね・・・」

 

ステラと戻ってきたセシルが呆れた様に話すとさらに

 

「イチカ君、セシリアさん大丈夫ですか?」

 

「イチカ、迎えに来たぞ!」

 

自分達の世界の束さんと千冬姉さんが空間を裂く様に現れた。

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。