インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第68話

イチカに腕を掴まれたアーロンは嫌な顔をして

 

「離せよ極東の猿が!このパーティーもお前みたいな猿が出ていいものでは無いのだぞ!」

 

アーロンがそう言うなか

 

「・・・2回目。」

 

セシルは静かにイチカを侮辱する言葉を数え、このパーティーがどう言った物か知っていて、切れる事を押さえているセシルが出すオーラに他の招待客が震えているなか、イチカは

 

 

「前はステラに言い寄って無理矢理犯そうとした所をエミリアに見つかって、半殺しにされてたからその悪い性格も治ったかと思ったが、今度はセシルに近寄るとは呆れた屑だな。」

 

「何だと?猿が誰に口を利いていると思ってる、俺はマルフォイ家の跡取りだぞ!お前みたいな極東の猿がイギリスにいる事自体が間違っている、今すぐ父さんに言ってイギリスで仕事を出来なくしてやるから覚悟しろ!」

 

「・・・3回目、・・・もう我慢の限界ですわ!」

 

アーロンがイチカをまた侮辱してセシルはとうとう切れてしまい

 

「アーロン・マルフォイ、よくもイチカさんを侮辱しましたわね。覚悟しなさい!」

 

セシルがアーロンにそう言ってアーロンを店の外に蹴り飛ばし、セシルは歩きながらアーロンに近づきアーロンの頭を掴むと

 

「覚悟してくださいイチカを侮辱した罪、貴方の体と心に刻みこんであげますわ!」

 

セシルはアーロンに向けて拳を放つが、それをイチカが止め

 

「セシルの手を汚す相手じゃない、俺がやる!」

 

「それこそイチカさんの手を汚す相手ではありませんわ。」

 

イチカとセシルがアーロンを前にどっちが制裁を下すか話していると、店長が来て

 

「アーロン様、お父上様に繋がっております!」

 

スマホをアーロンに渡すと

 

「もしもしお父さん?」

 

『この馬鹿息子がぁぁぁぁぁぁ!未遂に終わったとはいえ、前回はステラ王女殿下を無理矢理襲って、今度は由緒正しきバセット・ハウンドのパーティーで、オルコット家のご令嬢に手を出そうとしただけではなく、ご子息に暴言を吐くとは何事か!イチカ・オルコットさん、セシリア・オルコットさん、我息子アーロンが失礼をしてしまい申し訳ありません、後日改めて謝罪をさせていただく為、日本に向かいますのでアーロンは煮るなり焼くなり好きにしてください!』

 

アーロンの父はそう言って電話を切り

 

「ではイチカさん二人で制裁を下しませんか?」

 

「そうだなそうしよう。」

 

「「さぁアーロン、お前(貴方の)の罪を数えろ(数えなさい)!」」

 

イチカとセシルがアーロンにそう言いながら近づき、その後アーロンはイチカとセシルに半殺しにされパーティー会場から追い出された。


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