インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

64 / 195
第64話

モップが突然乱入してきて先に動いたのは春風だった。春風は椅子から立ち上がるとモップに近づくと

 

「ねぇ篠ノ之さん?今は重大な家族計画中なの、だから大人しく消えてくれないかしら?」

 

「誰だ貴様は!」

 

「私?私はイチカの実の母親よ。」

 

「なぁ?!でしたら私にイチカをください!あんな女共よりも私の方がイチカの為になります!」

 

「嫌よ!セシリアちゃんとイチカの結婚は元々織斑家とオルコット家が決めた話、それにイチカ達もまんざらでもなさそうだしね!」

 

春風はニヤニヤしながらイチカ達を見ると顔を真赤にしたセシル達と気まずいイチカがいて

 

「それに私は貴女みたいな世間知らずの自己中心的な女は嫌いなの!だから今すぐに消え失せなさい!」

 

春風はそう言って穏やかな雰囲気から高圧的な雰囲気に変えてモップを睨み、モップは春風の雰囲気に顔を青ざめながらも

 

「私はイチカの為を思っただけです・・・。」

 

「篠ノ之、もし貴女がイチカと結婚する事になったとしたら、私はその結婚式を全力で潰させて貰うから覚悟しなさい!後、貴女の事で後で母親の葵ちゃんにも話させて貰うから。」

 

春風はモップにそう言ってモップの首に手刀を下ろし気絶させ、刀奈さんに頼んでモップを連れ出してもらった。その後、時間を見ると夕食の時間で春風は今だに壊れてる千冬姉さんを叩き戻し、イチカ達はいったん部屋に戻りシャワーを順番に浴びてから食堂に向かった。

 

 

次の日エミリアとステラは春風と共にイギリスに帰り、イチカとセシルは学園に戻り一度着替えてマドカと簪、そしてドイツからの依頼でクロエとラウラの機体のメンテナンスを始めた。

 

「イチカさん、レンチ取ってもらえますか?」

 

「はいセシル。」

 

「ありがとうございますイチカさん!」

 

と整備室ではIP社の社長と副社長がつなぎを来て4機のISのメンテナンスを纏めてやっていて、整備室にいた技術科の生徒達はその光景に釘付けになりながらも出された課題をこなしていく中、イチカとセシルの下にマドカと簪が来て

 

「兄さん、セシリアさん、簪と一緒にお菓子とサンドイッチを作って来たから休憩にしませんか?」

 

「すまないマドカ。セシルいったん休憩に入ろうか!」

 

「わかりましたわイチカさん。」

 

セシルは今やっている作業を中断してイチカの横に来ると

 

「そう言えばマドカさん、もうすぐ臨海学校ですけど準備はできましたか?」

 

「まだですよ、セシルさんは?」

 

「私は足りない物を明日、イチカさんとレゾナンスに水着を買いに行く予定ですわ。」

 

イチカとセシルはマドカに、明日デートに行く事を教えしばらく4人で楽しく会話した後イチカとセシルは残りの作業を終わらせ、夕食を取り部屋に戻ると

 

「イチカさん今夜は久しぶりの二人きり、ですので寝かせませんわよ!」

 

とセシルに押し倒されそのまま襲われたイチカであった。

 

 

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。