インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第62話

チャージ完了迄後一分を切った頃、マドカと簪はイチカとセシルを護る為ありったけの火力を使っていたせいで、エネルギーも弾薬も底をつきかけていた。ゴーレムの装甲はナノマシンで出来た液体金属なので、攻撃を受けてもすぐに地面を金属に変えて液体金属を補充するので、攻撃が途切れる事が無かった

 

「マドカ、弾薬がもう持ちそうにないよ!」

 

「こっちのエネルギーもヤバイ・・・。兄さん、セシリアさんまだなの?」

 

「マドカまた来たわ!」

 

「防ぎ切れない・・・。しまった!」

 

その時ゴーレムの攻撃はマドカと簪の防御をすり抜けて、四本の液体金属の槍がイチカとセシルに迫り、イチカとセシルが不味いと思った瞬間ゴーレムの攻撃は四枚のシールドビットに防がれる、イチカはシールドビットを見た瞬間誰が助けてくれたのかわかり、そして

 

「イチカさん大丈夫ですか?」

 

「イチカさん、後の護りは私と姉さんがやるわ!」

 

「ありがとうエミリア、ステラ。マドカと簪は今すぐ後退しろ!後は俺達がやる!」

 

「ごめんなさい兄さん。」

 

「補給が終わったらすぐ戻って来ます!」

 

マドカと簪はゴーレムの攻撃をかいくぐるとピットに戻り、エミリアとステラは

 

「イチカさんとセシルは私達姉妹が守らせてもらいます。」

 

「さぁ見せてあげる、私達の旦那に手を出した事を後悔させてあげるわよ。そしてIS委員会の屑共覚悟しなさい!」

 

エミリアとステラはそう言って、エミリアはビットと両手にビームサーベルを展開、ステラは出していたシールドビットの他に試作形シールドビットと両手にビームライフルを展開してゴーレムの攻撃を防ぎ始めた。

 

「数が多すぎ、機体の回避と攻撃をまかせるわアウラ!」

 

『わかりましたマスター!』

 

ステラのISにはAIが搭載されていて、それによって使える特殊ビットをステラのISに装備されていたのだ。

 

「行きなさいAICビット!」

 

ステラはそう言った瞬間ビットはゴーレムに飛んで行き

、ビットがゴーレムを囲む様に接近し

「止まりなさいゴーレム!」

 

ステラがそう言った瞬間ビットからAICフィールドが発生されゴーレムは動きを一時的に止めその間に

 

「ノヴァ、エネルギーチャージ完了迄・・・5・・・4・・・3、・・・2・・・1・・・0」

 

ノヴァのエネルギーチャージも終わり

 

 

「・・・エネルギー完了、ノヴァハイパーフルバースト!」

 

セシルがそう言ってトリガーを引いた瞬間、圧縮されたビームエネルギーの奔流がゴーレムに向けて放たれ、そのエネルギーの奔流に飲み込まれると、アリーナを揺らす程の衝撃と共にゴーレムは跡形も無く蒸発した。


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