インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

60 / 195
第60話

束さんが持ってきた装備をインストールしてから数分後、決勝戦が始まりイチカとセシルは簪・マドカペアと対峙していた。カウントが0になった瞬間マドカは乱舞・射を展開して

 

「簪さん援護をお願いします。兄さんとセシリアさんの動きを阻害してください!」

 

「わかったわマドカ!」

 

マドカの指示で簪は山颪のミサイルを30発放ち、マドカは展開した乱舞・射を拡散射撃で射ちまくりながらビームブレード星切りを展開してセシルに攻撃をするが、イチカとセシルは簪とマドカの攻撃を糸を縫うように回避しながら接近し、イチカはビームバスターブレードを、セシルはビームインターセプターを出して簪とマドカに攻撃した。簪とマドカはイチカとセシルの攻撃をギリギリで回避するが、イチカとセシルは回避されてもすぐにリボルバーイグニッションブーストを使い簪とマドカを撹乱すると、簪とマドカはその動きに付いていけず

 

 

「兄さんもセシリアさんも早すぎる!」

 

「マドカさんどうしましょ、ハイパーセンサーでもとらえきれないわ・・・。」

 

と愚痴をこぼすが、イチカとセシルはフェアリーをフル展開。さらにイチカはビームガンライフルモードを二挺、セシルはスターゲイザーを展開して

 

「「行け(お行きなさい)フェアリー!」」

 

息ぴったりのコンビネーションでリボルバーを使いながらマドカと簪を攻撃していく、マドカと簪はその攻撃を回避できずに動く的になってしまい、そのままイチカとセシルの攻撃をくらい続けた簪は、乱舞・盾を展開してイチカとセシルの攻撃を防ごうとするが、イチカとセシルの攻撃の数が多すぎて防ぎ切れずにいた。試合も終盤戦になり簪とマドカはイチカとセシルに一方的に攻撃されてエネルギーも残り3割切った時、突然外部からの攻撃を受けた。イチカ達は攻撃が来た方を見ると約30機程のゴーレムがいて、それを見たセシルが

 

「試合の途中に横やりなんて、何て不粋かしら!」

 

そう言いながらスターゲイザーをバスターモードに切り替え

 

「そうだな、また懲りずにあんなガラクタを寄越すとはやつらも暇だな。さっさと片付けるかセシル!」

 

「はいイチカさん!」

 

とイチカとセシルはゴーレムに攻撃を始めた。セシルはスターゲイザーとガンフェアリーを、イチカはビームガンライフルモードとガンフェアリーを展開して、ゴーレムをまとめてロックオンして一斉射してゴーレムの数を一気に減らし、ゴーレムが残りが5機になった時、突然ゴーレムの装甲が溶けだすと、それを見たイチカとセシルは

 

「はぁ、またVTSかよ・・・。」

 

「IS委員会も懲りませんわね・・・」

 

とイチカとセシルはワンパターンなIS委員会の行動に呆れていたが、ゴーレムに異変が起きた。ゴーレムは装甲が溶けて他のゴーレムと混ざりあい、一つの形が出来たがその代わり飛行する事ができずに地面に降りた。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。