インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon 作:焔鬼
学年別トーナメント当日の朝、イチカは昨日の夜セシル達に搾り取られげっそりとやつれ、対してセシルは肌を艶々させていた。そして千冬は凛としているが目の下に隈を付け、マドカはご機嫌斜めの状態だったが、クラスが驚いたのは箒であり白だった。白は教室に入ると
「おはようございます!」
と愛想良く言って入ってきたため、クラスの皆が驚いていた。箒は普段からぶっきらぼうでクラスメイトともあまり馴染んでいなかった為、いきなり愛想が良くなった箒に皆驚いていた。
時間は少し過ぎて、トーナメントが始まった。各国の重鎮(ステラとエミリア以外)は専用機持ちの一年生の試合を見るため、一年生の試合が開催されるアリーナに集まっていたが、イギリスと同盟を結んでいる国以外の重鎮達の目的はIS企業最高峰のIP社の機体データの収集だった。
トーナメントも大詰めとなり準決勝はイチカ・セシルペアVSシャル姉妹だったが、シャル姉妹は試合が始まった瞬間に大量のミサイルや弾丸でイチカとセシルを攻撃するが、イチカとセシルはガンフェアリーを展開して拡散射撃で全て撃ち落とし、お返しと言うような形でゲイルブースターを展開すると、それを見たシャル姉妹は
「イチカ君、セシル、まさかだとは思うけど・・・」
「そのまさかですわシャルちゃん!」
セシルがシャルに笑顔で返すと、イチカとセシルは100発のミサイルや50発のクラスターミサイルさらにはガンフェアリーの拡散射撃、ゲイルブースターの砲身からも拡散射撃をしてシャル姉妹に攻撃した
「セシルの鬼~!」
「イヤァァァァァァァァァ!」
と言いながらシャル姉妹はその攻撃に慌てて逃げ惑うも、最終的にイチカのソードフェアリーで逃げ道を封鎖され、イチカとセシルの攻撃を諸にくらい、その場で目を回して気絶していた。
準決勝第2回戦は簪・マドカペアVSクロエ・ラウラペアの試合で、ボーデヴィヒ姉妹の機体はクロエの機体は防御砲撃型3世代 ヴァイス・レーゲンでラウラの機体はは万能型3世代シュヴァルツェア・レーゲンだった。簪・マドカペアは簪が後方でマドカが前衛になり、クロエ・ラウラペアはクロエが後方でラウラが前衛の陣になり、簪・マドカペアはクロエの弾幕の濃さに苦戦をするが簪がクロエの相手をしている間に、マドカがBT兵器をうまく使いラウラのAICの防御を突破してラウラのエネルギーを0にした。簪はクロエの防御を上回る火力で攻め立ててクロエのエネルギーを0に追い込んだ。ちなみに鈴は運悪く簪マドカに当たり準々決勝で敗退した。
試合も残るは決勝戦のみとなり、決勝戦は午後から始まる為、イチカとセシルはステラとエミリアと合流してお昼にするため食堂に向かった。