インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon 作:焔鬼
イチカからの連絡を受けて千冬姉さんはアリーナに来たが、既に箒はセシル達からの粛清を受けた後でアリーナの壁にもたれ掛かる様に気絶していた。千冬姉さんはすぐに箒を保健室に運ぶとしばらくして箒は目を覚ますが、千冬姉さんが驚愕する事件が起きた。箒は目を覚ますと千冬姉さんに
「始めまして織斑先生、私は白(はく)と言います、主人格の箒がご迷惑かけてすみませんでした。」
と言った。あまりの箒の変わりように、千冬姉さんはステラの言った言葉を思い出した。
『このゴミの処遇は不問とします、代わりにこのゴミに首輪を付けましたので、この先織斑先生も楽になりますよ。』
とステラは去り際に千冬姉さんに言って、イチカとセシルを連れていったが、まさか人格を変える程の粛清をしたとは千冬姉さんも思ってなくて、セシル達に千冬姉さんは改めて恐怖したのだが、千冬姉さんは白に
「白と言ったか、箒はどうなったのだ?」
「主人格は今セシリアさん達に徹底的に恐怖と絶望を味わされて、その後精神崩壊を起こして今は眠っています。」
その瞬間千冬姉さんはセシリア達のやった事が気になったが、恐くて聞きに行けなかった。
その日の夜エミリアとステラはイチカとセシルの部屋で泊まる事にした。イチカとセシルの部屋は二人からの寄付金で二部屋ぶち抜いて用意された部屋で、ベットも何故かキングサイズのベットの為、エミリアとステラが寝ても余裕があったが
「イチカ、今夜は久しぶりだから寝かさないからね」
とステラが言って、エミリアとステラそしてセシルに襲われたイチカであった。
時間は少し戻り、千冬姉さんの部屋では
「千冬、昔から片付けが出来なかったけど治ってなかったのね・・・。」
「馬鹿姉、この前もちゃんと片付けなさいと言ったわよね?」
千冬姉さん達も16年ぶりの再会で千冬姉さんの部屋で泊まる事にしたが、千冬姉さんは自分の部屋が散らかっている事を忘れたまま、春風とマドカを連れてきてしまった。春風は呆れ、マドカは再び散らかっている事に怒りをあらわにしており、千冬は自分の愚かさを悔いていたが
「千冬の片付けられない性格はお父さんと同じね・・・。」
どうやら千冬姉さんの片付けられない性格はお父さん譲りのようで、マドカは
「姉さん・・・。」
千冬姉さんがマドカを見た瞬間、そこには阿修羅がいた。
「今日と言う今日は許さないから覚悟しなさい!」
千冬姉さんは顔を青ざめ、春風はため息をつきながら呆れていた。