インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第54話

イチカとセシルが黒兎隊を引き連れ社長室に着くとイチカは扉を勢いよく開け

 

「初めまして、デュノア社社長そしてその秘書さん。」

 

「お前はIP社副社長イチカ・オルコット、それに社長のセシリア・オルコット!お前が生きているて事はバカ娘は、お前を殺せなかったって事か!」

 

「それは違いますよ、シャルル・デュノアさんが学園に転入してくる理由は最初からわかってました。ですので彼女が行動を起こす前に、俺達は彼女を保護させていただきました。デュノア社前社長夫妻とその娘シャルロットさんの様にね。そしてシャルロットさんは今IS学園にいます、今頃貴女の娘さんと仲良く話している頃だと思いますよ。」

 

「なっ!あの屑どもが生きていただと、しかし私に手を出せば政府が黙っていないぞ!」

 

「ご心配なく、フランス政府はイギリスとドイツからの圧力で動けませんよ。さぁデュノア社長さん大人しくして捕まって下さい、貴女を助ける人は皆俺達が押さえたのであがいても無駄ですよ!」

 

「なめるな男風情が!」

 

イチカに退路を絶たれたデュノア社長は秘書と共にISを展開するが

 

「往生際の悪い女ですわね・・・。」

 

セシルはそう言ってガンフェアリーだけをあるだけ展開して社長と秘書に向けて射ちまくると、社長達はそのまま窓ガラスを割り外に逃亡した。イチカとセシルは社長達を追いかけるため窓から外に飛び出て

 

「「こい(きなさい)フェアリー!」」

 

 

ISを展開して社長達を攻撃する。性能も技術もイチカとセシルの方が素人の社長達よりも上で、社長達を追い込んだが

 

「なめるなこの屑と売体風情が!」

 

デュノア社長が叫んだ瞬間社長のISに変化があり、秘書のISも社長のISに共鳴するように社長のISと同じ事がおき、それを見たイチカとセシルは社長達に積まれていたシステムが何かすぐにわかった。

 

「VTSか、醜い物をよくも積んでいたな。」

 

「そうですわね、しかしあの姿は千冬義姉さんですわね。」

 

「そうだな、呆れて物も言えないぞ。」

 

イチカとセシルは呆れながら社長達に向かい、社長達を叩きのめした。流石に一般人だと手に余る相手かも知れないが、織斑千冬と同じ人外で第五世代を纏うイチカとセシルにはとるに足らない相手だった。

 

 

その後イチカとセシルは気絶した社長と秘書を連れて作戦本部に戻ると

 

「イチカ隊長、セシリア隊長お疲れさまでした!」

 

黒兎隊が出迎えてくれて、その奥に一人の女性がいた。

目付きはイチカと同じ優しい目をしていて、イチカと同じ跳ねた髪で腰まで伸ばした髪型だったが、女性がイチカとセシルに気づくと

 

「私は織斑春風と言います、助けていただきありがとうございます。」

 

イチカとセシルにお礼を言って、イチカとセシルは自分達の名前を教えた

 

「私はセシリア・オルコットと言います、そしてこちらは・・・」

 

「イチカ・オルコットです。」

 

「イチカ・・・、まさか私の子供の一夏なの?」

 

「そうだよ母さん。」

 

「まさか自分の子供にまた会えるなんて・・・。」

 

大きくなった自分の子供に春風は抱きしめ、その場にいた人達は親子の対面に涙を流した。

 

 


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