インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第47話

警察がイチカを強制連行しようとしてから1時間後、美術館にイギリス大使館の人が来てエミリアとステラを見た瞬間

 

「エミリア第一王女、ステラ第二王女何故日本に!」

 

驚きながらエミリアとステラに聞くとエミリアが

 

「お忍びで日本に旅行に来ただけですよ。」

 

そう言って更にステラが

 

「護衛もちゃんといますよ」

 

とイチカとセシルを大使に紹介すると

 

「イチカ・オルコットさん、セシリア・オルコットさんお久しぶりです。」

 

「ええ、お久しぶりです、ウィーズリー卿!イギリスでお見掛けしないと思いましたら、日本にいましたのね。」

 

それを見ていた警察は自分達のしでかした事の大きさに戸惑っていたが

 

「所でエミリア様、何故私が呼ばれたのですか?」

 

「日本の警察達がイチカさんを無理矢理連行しようとしたので、貴方を呼んだのです。」

 

エミリアはそう言いながら日本の警察を睨むとウィーズリー卿は警察に

 

「貴殿方がやっていることは、人権の無視と国際問題及び職権乱用です。この件は後程、日本政府に直接抗議させていただきますのでご承知して下さい。ではエミリア様、ステラ様、イチカさんとセシリアさん、それと・・・」

 

「私は篠ノ之束です。束と呼んでください。」

 

束さんが自分の名前を言った瞬間、警察達は更に驚くがウィーズリー卿は

 

「では束さん、あちらのお車に乗ってください、ホテルまで送ります。」

 

「ありがとうございます、ウィーズリー卿。」

 

イチカ達はウィーズリー卿の乗ってきた車に向い、警察は動く事が出来なかった。ちなみに束さんもエミリアとステラの力で、現在はイギリス国籍になっている。

 

 

ウィーズリー卿にホテルまで送って貰った後、イチカ達は夕食を食べようとホテルの中にある日本料理店に来ていた。

 

「お姉ちゃん、この天ぷら美味しいね。」

 

「そうねステラ、イギリスにも日本料理を出す店があるけど本場は違うね。」

 

エミリアとステラは本場の日本料理を舌鼓を打ち、イチカとセシルは久しぶりに見る砕けたステラとエミリア姉妹を見て

 

「でも久しぶりだなこうやって揃うのは。」

 

「そうですねイチカさん。」

 

と言いながら食べていると束さんが

 

「何でエミリアさんは王女なのにイチカ君とセシリアさんの秘書をやっているのですか?普通エミリアさんが女王代理をするのでは?」

 

とエミリアに聞くと

 

「私は色々やり過ぎてしまいますので、ステラに女王代理をやってもらっているのよ。」

 

「色々って?」

 

「パーティーで一度だけ、ステラに言い寄る男を叩きのめしてしまったことがあるのよ。それで私は女王代理に向いて無いと思ってステラに女王代理を頼んで私はイチカさんとセシリアさんの秘書になったのよ。」

 

そうセシルの過激な行動はエミリア譲りなのだが、エミリアはイチカとセシリアも大事な弟と妹と見ており、エミリアがイチカの商談に付き添った時に相手がイチカを馬鹿にした瞬間、問答無用で商談相手の上司を呼び出して商談相手とその上司を徹底的にお説教して相手の社長が飛んでくると言うことが何度かあった。


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