インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第36話

時間はすこし戻り総当たり戦当日、くじ引きにより第一試合はセシルと箒となり千冬姉さんが箒の所に行くと、箒は何故か暮桜のコピーで強化型機〔紅式〕を持っていて千冬姉さんが箒に問いただすと、どうやら箒は千冬姉さんと束さんの名前を悪用して倉持研究所に作らせたらしい。千冬姉さんはそれを聞いて箒を叱るが、箒は聞く耳持たずで千冬姉さんは箒の出る試合を無効として、山田先生に試合を任せ千冬姉さんは箒を無理矢理引っ張って生徒指導室に行った。

 

 

第二試合はセシルとマドカの試合だったが、世代と力量のちがいでセシルの勝利になり、第三試合はイチカとマドカの試合だったがマドカは

 

「兄さんと戦う気は無い。」

 

と言って、イチカの不戦勝になり、第四試合はイチカとセシルの戦い。フィールドに専用機を展開して浮かぶ二人はカウントが0になった時、イチカはセシルに

 

「セシル、俺とカルメンを踊らないか?」

 

「イチカさん、喜んでお受けしますわ!」

 

そう言ってイチカはソードフェアリーをセシルはガンフェアリーを展開して戦いは始まった。

その頃、他の生徒及び山田先生はモンドクロッソでしか観れない、激しい試合に魅せられ釘付けになった。

 

 

「イチカさんまだ行きますわよ!」

 

セシルはそう言って、スターゲイザーを出し照準を取らずにイチカに射つが、イチカはビームブレードを盾にして防ぎ弾き

 

「やるなセシル、これならどうだ!」

 

イチカはガンフェアリーとビームガンを展開して乱れ射ちをするが、セシルはビームの隙間を縫うように移動してイチカに近づきビームサーベルを展開、ダブルイグニッションブーストで加速してイチカに突貫するも、イチカはセシルの腕を蹴りながらかわして出来た隙間を使い、ビームガンの背を連結させてセシルを射った。

試合開始から30分くらいたった頃試合に変化があった、徐々にセシルがイチカに押され始めたのだ。イチカはセシルの変化に気付き、ビームブレードを展開してイグニッションブーストで近づき、セシルに切りつけようとした時セシルは

 

(さすがはイチカさんです。フェアリーの扱い方も私以上にわかっていますわ、しかし私はイチカさんに負けるわけにはいきません、いつもイチカさんの一歩後を歩いてばかりですが、今は・・・今からはイチカさんの隣に立ちたい、立って共に歩いて行きたい、今もそしてこれからも!)

 

セシルはそう思った瞬間、自分の中で何かが弾ける感じがして、頭の中はクリアになりセシルのブルーの瞳からはハイライトが消え、イチカのビームブレードがスローモーションになり、セシルはビームサーベルを二本展開してその内の一本でビームブレードの付け根を切り、もう一本でイチカに切りかかった。




セシルもSeed発動です、試合はさらに激しくなるよ!

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