インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第28話

イチカ達は買い物するためIS学園の近くにある大型ショッピングモール〔レゾナンス〕に来ていた

 

「色々な店がありますわね。」

 

「そうだな、イギリスは逆におもむきのある老舗が多いからな。」

 

イチカとセシリアは真新しい店が立ち並ぶレゾナンスに感心していると

 

「イチカさんとセシリアさんは普段どんな処で服を買ったりするんですか?」

 

蘭から聞かれ、俺とセシリアは普段から買い物している店に近い店を探すと

 

「イチカさん、あの店を見てください。」

 

俺はセシルに言われた店を見ると

 

「まさかこんな場所にあると思わなかったな。」

 

そこにはいつも服を買う店の支店があったが

 

「えっ?ここってレゾナンスにあるブティックでも高すぎて私では入れないイギリス王家御用達の店 〔バセット・ハウンド〕 だよね・・・。」

 

さすがの蘭も自分と変わらない歳のイチカとセシリアが普段から買い物している店と聞くと蘭は自分とイチカさん達のちがいに実感しているとセシリアさんは

 

「とりあえず入りましょ。」

 

「そうだな。」

 

イチカさんとセシリアさんは普段から買い物してる店の支店に私をつれて入ると店の中には女性のガードマンがいて、イチカとセシリアは止められ

 

「この店は会員制となっておりますが、会員証はお持ちでしょうか?」

 

ガードマンがイチカさん達に聞くと、イチカさん達はスマホをとり出しガードマンに見せると慌てて店の奥にいき、しばらくするとガードマンは一人の女性をつれてきた。

 

「これはオルコット様、日本支店にお立ち寄りくださりありがとうございます。私は日本支店店長の阿部と申します。とりあえずそちらの部屋でお連れ様と一緒にお茶でも飲みながらお待ちください、オルコット様の商品は過去の買い物データから選んで参ります、そちらのお連れ様はこちらのタブレットから気になる商品を探して私にお申し付けください、すぐにお持ちしますので。」

 

蘭は場違いを自覚してしまいイチカさん達を見ると、出された紅茶を優雅に飲む一夏さんとイギリスお菓子スコーンを食べるセシリアさんがいたが突然

 

「放せ!私はあの男に用があるんだ!だから放せ!」

 

 

急に騒がしくなり蘭は入り口の方を見ると、学校を卒業しても問題を起こし続けている、篠ノ之先輩がいてセシリアさんは椅子から立ち上がると

 

「蘭さん、今すぐマドカさんにモップがレゾナンスで暴れているから、両親に連絡してくださいと電話してください。店長さんは今すぐ警察に通報をお願いします。私はあのゴミを片付けて来ます。」

 

セシリアさんはそう言って篠ノ之先輩の所に行くと

 

「うるさいから、黙ってください!」

 

セシリアさんはそう言って、篠ノ之先輩のみぞに拳を入れて一撃で沈めたが、篠ノ之先輩はセシリアさんに拳を入れられた時に10㎝ほど中に浮き、その後警察に連れていかれ聞きつけたマドカが店に来るが、篠ノ之先輩と同じようにガードマンに止められイチカさんが

 

「俺の妹だから大丈夫だ」

 

と言うと素直にマドカさんを入れてくれて、イチカさんとセシリアさんは

 

「騒がしくしてすまない。」

 

「欲しい服一式とバックをお詫びとしてプレゼントしますので好きに選んでください!」

 

イチカさんとセシリアさんはそう言って私とマドカさんに服一式とバックを買ってくれたが、その合計金額を見た瞬間あの時倒れた母の気持ちがわかった。

ちなみに私とマドカさんはイチカさんとセシリアさんの紹介で無料で店が会員証を作ってくれたが、イチカさんとセシリアさんはどうやら首相でもなることが出来ないVIP待遇で買い物できるらしい


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