インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第25話

P.Bの電話から2週間後イチカとセシルそしてマドカはドイツに来ていたが、マドカは日本支部からの応援と言う形でドイツに来ていた。

イチカとセシルそしてマドカは空港に着くと、P.B自ら迎えに来ておりイチカ達はドイツ軍が用意したホテルに送ってもらい、次の日の昼過ぎイチカとセシルはスーツに着替えて今回の作戦に参加するドイツのIS部隊黒兎との顔合わせとミーティングが始まったが、ミーティングルームで事件?が起きた。

事の発端はP.Bの娘で黒兎の隊長ラウラ・ボーデヴィッヒが

 

「何故ISが乗れない男が部隊長で、私が副隊長なのか教えてもらいたいが、そもそも何故ここに男がいるのか教えてもらいたい、男など邪魔でしかないからな!」

 

ラウラのその言葉にセシルは切れてラウラの顔のすぐ横の壁をヒールでおもいっきり蹴ると、コンクリートでできた壁に穴が開き

 

「ラウラさん、それ以上イチカさんを侮辱しますと、今度は貴女のおでこがこの壁の様になりますわよ!」

 

ラウラは青ざめながら壊れた首振り人形のようになり、そこにマドカが

 

「ラウラさん、イチカ兄さんと婚約者のセシリアさんは私の姉さん、織斑千冬と同じで細胞レベルでオーバースペックだから気を付けた方がいいよ、ちなみに私も細胞レベルでオーバースペックだからよろしくね!」

 

その瞬間に黒兎隊は

 

(((織斑家関係者全員を敵に回したら死ぬ、絶対殺される!)))

 

そう思いその瞬間、イチカとセシリアそしてマドカの言う事だけは必ず逆らわない部隊が出来上がった。

 

 

次の日の早朝に作戦は開始されたが、作戦は呆気なく終わった。敵もISを出してきたが所詮は第2世代の量産品、イチカ達は世代と専用機の力の違いを見せつける様に敵を蹂躙していき、作戦は3時間ほどで終わりオランダとベルギーの拠点は潰された。ファントム・タスクはオランダとベルギーにある、亡国のEU海路運搬拠点を潰した事でフランス支部の弱体化に成功。着々とファントム・タスクは亡国をEUから追い出す準備を進めていった。

 

作戦が終わり次の日、イチカ達は黒兎隊の案内でドイツを観光してからイギリスに戻った。

 

 

ちなみにラウラがセシリアの事を姉御と言った瞬間、セシリアは切れてラウラに

 

「ラウラさん教えてください、誰が私の事を姉御と呼ぶよう教えたのかしら?」

 

「ク、クラリッサだ・・・私の部隊の副官だ」

 

ラウラはニコニコ笑顔のセシリアに恐怖して誰に教えてもらったか教えた後、宿舎にクラリッサの悲鳴が上がり何事かと見に来た時には、セシリアの粛正で幼児退行しているクラリッサがいて、見に来た隊員達は恐怖で見なかった事にしたらしい。

 

 

 

 

 


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