インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第190話

IS学園は次の日からイチカとセシルそしてマドカと簪によって校舎が破壊され、校舎が修復されるまで予備校舎で授業をする事がすぐに決まるが予備校舎の掃除や準備ができるまで全学年休校となり、イチカ達もその間はアメリカの動きがわかる更識家に泊まりこむ事にした。そしてその頃蘭は

 

「お母さん、それじゃ遊びに行って来るね!」

 

「行ってらしゃい。お父さんには後で私が様子と蘭の屋敷に住む事を伝えに行くから、蘭は羽を伸ばして来なさい!」

 

「うん、わかった!それと必用な物があったらこれだけ渡すから好きに買って来て良いよ!」

 

蘭はそう言って蓮にお金の入った封筒を渡して遊びに行くが、渡された蓮は封筒の厚みが気になって中を見た瞬間に青褪める。何故なら封筒の中には札束が入っており蓮は気になって札束を数えると入っていたのは50万円で

 

(蘭、貴女イギリスに行ってから本当に変わったわね・・・)

 

と蓮はため息を漏らしなが思うのであった。そして蘭は

 

「買い物するならレゾナンスよね!」

 

と一人で呟きながら蘭が歩いていると一台の黒塗りの高級車が横を通り過ぎて直ぐに止まり後部座席の窓が開くと

 

「あれ、蘭ちゃん?」

 

「智実ちゃん!」

 

「何で蘭ちゃんが日本に居るの?イギリスに留学したんじゃないの?」

 

「留学先の行事で日本に来ていたの!」

 

「そうなんだ、それで蘭ちゃんはこれから何処に行くの?」

 

「レゾナンスに買い物に行こうかなて思って」

 

「そうなんだ。私が買い物している店で新作の服が出たみたいだから一緒に行かない?」

 

高級車に乗っていたのは蘭の学友の金崎智実、日本のIS関係の部品を作っている会社の社長令嬢だった。蘭の通っている中学は日本屈指のお嬢様学校の中等部で蘭は元々頭が良かった為に庶民でありながら推薦で入れたのだ。そしてしばらくして二人はレゾナンスに着くと

 

「もしかしたら私が居れば入れるかもしれないから蘭ちゃんも来て!」

 

蘭は智実にそう言われて連れて来られたのは最近になって御用達になりつつあるバセットハウンドの日本支店だった

 

「すみません彼女も一緒に入れませんか?」

 

智実はそう言いながらブロンズ会員証をガードマンに見せるが、その時にたまたま店長の阿部さんが店に出て来て

 

「金崎様いらっしゃいませ!」

 

「店長良いところに!阿部店長、私の友人の彼女も一緒入れませんか?」

 

智実がそう言って蘭を紹介しようとしたが店長の口から出た言葉は

 

「蘭様も再び当店にお越しくださいましてありがとうございます。だれか急いでお茶とお菓子の準備を二人分しなさい!」

 

「「はい!」」

 

「え?」

 

智実は店長の蘭への対応に混乱するしかなくさらに

 

「蘭様、実はこの後に店員の誕生日会があるのですが参加されますか?」

 

「えっ、えっ?」

 

店員の誕生日会のお誘いに智実はさらに混乱するのだが

 

「阿部店長、すみません。友人と買い物に来ていますのでお断りします」

 

蘭はそう言って絶賛混乱中の智実に目をやると

 

「そうですか・・・、津久見、今すぐ会場に二人追加できるか確認しなさい!」

 

「はい!」

 

店員は店長の指示で二人多く参加できるか確認する為に奥に急いで入って行くが

 

「あっ、あの~、阿部店長」

 

「金崎様何でしょ?」

 

「蘭ちゃんはここに来たことがあるのですか?」

 

混乱から立ち直った智実は店長に質問をすると

 

「智実ちゃんごめんね。私・・・」

 

蘭は店長をかばう様に黒塗りのVIP仕様の会員証を出して見せた瞬間に智実はその場で言葉を失ってしまった。

 

 

 

 

 


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