インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon 作:焔鬼
マドカと簪はイチカとセシルの作り出した竜巻から解放され、形状維持ギリギリだった二人のISも地面に着くとそのまま待機状態に戻ったが
「・・・」
「はぁ~、二人には後できつくお説教が必要ですわね・・・」
とISが解除されたマドカと簪を見てイチカは目を反らしてセシルは腰にてを置いて半分呆れていた。何故ならマドカと簪はISが解除された後何も着てない状態で目を回して気絶していたからで
「セシル・・・」
「えぇ、私もまさか二人が下着から制服まで全てをISの拡張領域に登録してボタン一つで着替えていたなんて呆れるしかないですけど、とりあえずは二人を寮に連れて行きますわ」
「頼むセシル」
イチカがそう言うとセシルはティターニアを解除すると裸常態のマドカと簪を両肩に軽々と担ぎそして寮に運んでいったが、普通の人から見たら異様と言うかセシルが人間なのか疑問視される光景しかなかった。
その頃IS学園の保健室では・・・
「あ、あれ?俺は・・・」
「あっ、気が付きましたか?」
蘭に殴られて気絶した弾と虚の二人が居たが
「お嬢さん、お名前を聞かせてくれませんか?」
弾は速攻でベッドから体を起こして虚の手を握って口説き始めた。
「えっ、あっ、わ、私は布仏虚と言います」
虚は弾の行動に若干引きながら名前を教えると弾はさらに虚に詰めより
「虚さん一目惚れしました僕と付き合ってください!」
「お断りします。貴方の事は全てマドカお嬢様や蘭お嬢様から聞かせて頂きました。人の恋路を否定する方と私はお付き合いする気はありませんし、それに私はここを卒業次第セシリアさんとイチカさんが経営するイギリスのIP社の社長秘書をする事が決まっていますので無理です!」
虚がごみを見る目でそう言うと弾はその場で崩れ落ちるが、そんな弾を無視して保健室から立ち去るがこの時虚は嘘をついた。実は虚はIS学園卒業後にIP社に行く事は決まっているが、それは秘書としての仕事を学ぶ為にIP社に行くのであって数年後には更識家が経営する会社に就職するのだが虚は言わなかった。
「くっそ、何でだ、何でマドカも蘭も虚さんも何であんな男に・・・」
だが弾はお門違いの感情を胸に秘めながら学園をでて家に戻るが目の前に写ったのはボロボロになり人が住めなくなった自分の家で
「なん・・・、だよ、これは・・・」
弾は無惨に変わり果てた自分の家を見てその場に崩れ落ち、その日から数日は友人の家で泊まらせて貰うのだった・・・