インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon 作:焔鬼
五反田食堂を出てから数十分後、イチカと簪は根岸組の本部に着き
「根岸組組長、根岸可奈に話が会って来た。今すぐここを通しなさい!」
「何処の誰かわからないのに、組長に会わせろなんて無理だ」
「更識家が来たと言えばはわかる」
簪が門番に言うが、門番は簪の話を聞く気も無い態度で
「だから知るか。怪我をしたくなかったらさっさと帰りな!」
「そう・・・、来てフェアリー」
簪はそう呟きISを展開すると
「貴方では話にならない。だから消えなさい!」
簪は門に向けてミサイルを打ち込む
「簪、やり過ぎじゃないか?」
「関係無い。根岸組は蘭ちゃんの、義妹の家族に手を出して泣かせた。だから私は容赦するつもりは無い」
簪は完全に切れてた。さすがのイチカも簪の気持ちはわかるが、、流石にやり過ぎだった。根岸組本部の門は跡形もなく吹き飛び、門番は死んではいないが失禁しながら気絶をしており、その騒ぎ?と言うか爆発音で建物から一人の女性を筆頭に出てきて
「何事ですか!」
「お久しぶりです可奈さん。更識の次女更識簪です」
「さ、更識?何で更識家の方がこちらに!」
「お宅の馬鹿娘が私の義妹を泣かせたから来たの。この落し前はどうしてくれるの?」
「え、早苗が何かしたの?」
「私の義妹の屑兄にIS学園、学園祭のチケットを500万で売り付けて、その上そのお金の回収の為に実家の店を営業で無くなるまで破壊、義妹のお母さんを連れ去った。これだけ言えばわかるよね?」
簪から説明され根岸組組長根岸可奈は構成員に慌てて指示を出した
「今すぐ早苗を学園から連れて来なさい!それと急いで簪さんの義妹のお母さんの居場所を探し出して、丁重にお連れして!拐ったのは最近入った奴らしかないわ!」
根岸組の構成員達は蜘蛛の子が散る様に動きそして
「簪さん大変申し訳ありませんでした。早苗にはさんざん仁義を踏み外す事をしない様に言ってたんですが・・・」
「そんな事知らない。もし義妹の蘭ちゃんのお母さんが無事でなかったら、・・・生きている事を後悔させるから」
簪からそう言われ可奈は顔を青褪めながら冷や汗を出してその場で土下座をするが
「そうそう後、紹介しておくね。彼はイチカ・オルコット、私の婚約者で義妹の蘭ちゃんの婚約者よ。彼が切れたら更識だけじゃなく国と連邦軍が動くから、蘭ちゃんのお母さんが無事で居る事を仏に祈っていると良いよ」
簪がそう言うと可奈の口から何か白い物が出るのを幻視するが、簪はそれを無視して
「とりあえず中で待たせて貰うから、お詫びとか考えといて」
そう言ってイチカの腕に抱き着き、根岸組本部の中に入って行った。