インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon 作:焔鬼
黛先輩のクラスをでた後、イチカ達は他SSランクのクラスの見回りをするが、黛先輩のクラスの出来事を噂で聞いたのかわからないが大人しくしていた為、イチカは見回りをセシル達に任せて蘭と出し物を見ていたのだが
「な、何で?何で弾がここにいるの?」
「何でって、蘭が心で連れ戻す為に学園祭のチケットを手に入れてここに来たんだか、お前が俺の蘭をたぶらかしたイチカだな!」
弾はそう言ってイチカの胸倉を掴んで殴ろうとするが
「イチカさんに手を出すな!」
蘭は胸倉を掴む寸前で弾を蹴り飛ばしてイチカの前に立つと
「蘭、何でだよ、俺はお前が心配で・・・」
「私は絶交て言ったよね?それに私はもうイチカさんの妻になることが決まっていて、私のお腹の中にはイチカさんの子供がいるの!」
蘭は頭に血が上って回りに他の生徒が居るのに妊娠した事をぶちまけ、まわりは黄色い声が上がるが
「それより、チケットはどうやって入手したか言いなさい。」
蘭は倒れている弾に馬乗りして胸倉を掴んで問いただすと
「買ったんだよ」
「誰から?」
「根岸て言う女からだよ。日曜日の夜、蘭を連れ戻す為に公園で鈴やマドカにチケットを貰えないか聞いていたら、向こうから売ってくれるて言ったから買ったんだよ!」
「いくらで買ったの?」
「500万」
「この馬鹿!」
金額を聞いた蘭は弾を殴り、弾は床に頭を叩きつけられて気絶をするが蘭は慌ててイチカの側に行き
「イチカさん、車をかして!」
「いや、俺も行く。根岸て言う生徒は恐らく根岸組組長の娘、二年生の根岸早苗だと思う。この件は簪にも手伝って貰った方が早く終わるから今すぐ来て貰う」
イチカはそう言って簪に電話すると2分で来て
「イチカさん、蘭ちゃん、根岸組は私の実家の管轄だから任せて」
「簪さんありがとうございます」
「気にしなくて良いよ。蘭ちゃんは私の可愛い義妹なんだから」
「簪、蘭、時間が無いから急ぐぞ!」
「「はい」」
イチカと蘭そして簪は急いで五反田食堂に向かうが既に遅く店は営業できないくらいに破壊されており、イチカ達が中に入ると血だらけで倒れている蘭の祖父弦さんが居て
「お爺ちゃん!」
蘭は慌てて祖父の元に行くと弦は意識は無く危ない状態で、イチカは急いで救急車を呼び弦は簪に任せて母の蓮を探すが姿はなく
「イチカさん」
「あぁ、蓮さんは拐われたな。蘭、蓮さんは俺と簪で連れ戻すから蘭は弦さんと病院に行ってやれ!」
イチカはそう言って簪を連れて店を出ると別の黒い車が何台もあり
「裏の事なら更識家の車を使った方が動きやすい。だから呼んどいたよ」
簪はそう言って車の扉を開けるとイチカは簪の頭を撫でて車に乗り込み簪と共に根岸組の本部に向かった。