インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon 作:焔鬼
キラとアスランを乗せてから数時間後、アヴァロンはハバロフスクの東に新しく作られたロシア軍の基地に着いた。ステラ達はとりあえず甲板から吊るされたキラとアスランを引き上げて二人の誘導で空いている場所にアヴァロンを着陸させた後、ステラ達がアヴァロンから降りると既にラクスが居た
「皆さんお待ちしてました。」
「久しぶりねラクス」
「久しぶりね。バスとホテルを用意したから、学生の皆さんをハバロフスクで休ませてあげて」
ラクスがそう言うとエリザベスはすぐに艦内にいる生徒達に降りてバスに乗るように言った後にステラ達もハバロフスクに向かい、一泊した次の日の朝日本に向かったのだった。
日本に着いた蘭はアヴァロンを降りて実家に真っ先に向かった
「ただいま!」
「「「・・・?」」」
蘭が店の入り口を開けて入ると蓮や弦、兄の弾は首をかしげる
「あ、あれ?私だよ。蘭だよ?」
「え?」
「へ?」
「嘘!」
と弾、弦、蓮の順番に驚くが仕方ないかもしれない。蘭の今の服装はバンダナをリボン代わりにしたポニーテールに白いTシャツ、そして長いスカートとイギリスに行く前の服装とかけ離れていたからだった。しかしそんな蘭を見た弾は
「蘭、お兄ちゃんは蘭が帰って来てくれてうれしいぞ!」
「汚な!この服いくたらしたと思ってるの!」
と泣きながら抱きつこうとしたが蘭はそれをよけて怒るのであった。だが弾は
「1万ぐらいだろ?」
と言って再び蘭に抱きつこうとすると
「200万よ!」
蘭はそう言って弾を殴り飛ばした。だがその値段もを聞いて蓮は
「蘭ちょっと待って、そのお金どうしたのよ!」
「イチカさんが指輪と一緒に買ってくれたのよ。」
蘭はそう言って左手薬指にはめたピンクダイヤとプラチナを使った指輪を蓮に見せると
「蘭?ちなみにその指輪はいくらだったの?」
「詳しくは知らないけど、セシリアさんに聞いたらだいたい2千万くらいて言ってたよ」
蘭から指輪の値段を聞いた蓮はその場で固まってしまったが
「そんな高い指輪は蘭にふさわしくない、今すぐ返してこい!」
弾は怒鳴りながら言うと蘭は
「酷い・・・、お兄ちゃんなんか嫌い、顔も見たくない絶交!」
蘭はそう言って弾を本気で殴り飛ばしたが、この時に弾の歯が数本と顎の骨に罅が入ったが、蘭はそんな事を気にせずに見向きもしないで泣きながら貰った家に走って向かったのだった。ちなみに殴り飛ばされた弾はすぐに救急車で病院に搬送されて入院をよぎなくされたのだった。