インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon 作:焔鬼
戦闘機が指定した場所はハバロフスクの東に対IS委員会兼アメリカ軍対策基地だった。ステラはとりあえず戦闘機のパイロットにアヴァロンに乗艦するように言うと、パイロットはお礼を言ってアヴァロンに乗艦した後、ステラとエミリアは艦長室に来てもらい自己紹介をした
「ロシア軍総司令直属第一特殊部隊隊長キラ・ヤマトです」
「同じく、ロシア軍総司令直属第二部隊隊長アスラン・ザラ」
キラとアスランはステラに敬礼をしながら自己紹介すると
「キラ、アスラン、久しぶりですね!」
「1年ぶりですね、エミリア」
「ホグワーズ卒業以来ですか」
とエミリアとキラは親しげに話すが
「しかしラクスからエミリアが婚約したと聞いてた時、俺達は耳がおかしくなったかっと思ったぞ」
「アスラン、それはどう言う意味ですか?」
「だってホグワーズでエミリアが残した伝説を知っている奴なら全員そう思うだろ?キラもそう思うよな?」
「う、うん。だってエミリア、在校中に他国の国王を呼び出して土下座させたり、中等部に居たイチカ君の事を影で悪く言って居た教師をかたっぱしから辞めさせたりとやりたい放題。アスランのお父さんも、アスランの目の前で逆さ釣りにされてたよね?」
「そう言えばそうだったな。あの後父さんは一週間近く部屋から出てこなかったし」
キラとアスランはエミリアが学園に在籍していた時の所業をたんたんと語るが
「そうですか、キラまでそこまで言いますか、そうですか・・・、海の藻屑にしてあげますから、二人とも戦闘機に乗って今すぐアヴァロンの外に来なさい」
エミリアは笑顔で言うとキラとアスランは冷や汗を滝の様に流しながら黙ってしまった。しかしエミリアは本気でキラとアスランを海の藻屑にするき満々で二人を連れて行こうとするが
「お姉ちゃん、待って!」
ステラがキラとアスランを引きずって部屋から出て行こうとするエミリアを止め、キラとアスランは助かったと言いたそうな顔をするが
「彼らをどうこうするのは後にして、今は学園と全生徒それと日本に連絡するのがまず先じゃないの?後ラクスさんにも」
とステラが言うとエミリアは頷くがキラとアスランはその場に座り込んでしまうが、エミリアとステラはそれを無視して電話をしたり書類を作ったりと動き回った後
「「ぎゃあああああああ!」」
キラとアスランはラクスからの頼みで腰に紐を巻かれた後、エミリアに上空千メートルの空に甲板から突き落とされたのだった。そしてキラとアスランを甲板から吊るした状態でハバロフスクにステラ達は向かったのだった。