インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第151話

マドカ機体の説明も終わりファーストシフトも完了し、シングルで機体テストと言う名のマドカと簪による駄姉ツインズの公開処刑が始まる。

 

「マ、マドカ、・・・本当にやるのか?」

 

「当たり前でしょ!駄姉の不始末は妹の責任、だからきっちり精算させて後悔させてあげるから!」

 

マドカに睨まれている千冬姉さんは完全に蛇に睨まれた蛙で、対峙してしばらくして試合開始のアラームがなった。

 

「だから死にさらせ!」

 

攻撃の先手はマドカ、対して千冬姉さんはマドカから出される殺気に

 

「ひぃぃぃぃぃぃ!」

 

あまりの恐怖に涙目になりながらマドカから逃げ回るしかなかったが

 

「逃げるな屑姉、行けマグナムフェアリー!」

 

マドカは逃げる千冬に向けてフェアリーを飛ばして攻撃をさらに激しくする。

 

「待てマドカ、話し合おう・・・な?」

 

「問答無用、悪、即、斬!」

 

マドカは容赦なく千冬姉さんに切りかかり、千冬姉さんは身の危険からひたすら逃げ回る羽目になるが

 

「逃げるな織斑千冬!毎度、毎度馬鹿な事を後先考えずにやりまくって、妹の私がどれだけ恥ずかしい思いをしてきたかわかるか?」

 

どうやらマドカは日に日に膨れ上がる千冬姉さんに対する怒りが今回の件で完全に爆発してしまい、完全に阿修羅と化していた。

 

「今回もそうだ。家事ひとつ何も出来ない事と脳筋が原因が男一人出来ない理由なのにそれにも気づけず兄さんに養って貰おうなんて図々しいとしか言えない。仕事先のIS学園では後輩の山田先生に仕事を押し付けて自分は酒を飲んでばっかり。さらには兄さんの家では遠慮無用で酒を飲みまくって、はっきり言って私はお前の妹として恥ずかしいとしか思え無い。少しは兄さんを見習って大人として恥ずかしく無い行動をしろこのゴミ姉が!」

 

マドカは千冬姉さんにこれでもかと怒りながら正論をぶつけまくるの私だが

 

「言いたい事はそれだけかマドカ?」

 

千冬姉さんはそう言いながら雰囲気を変え、千冬姉さんの雰囲気が変わった事に気づいたマドカだったが、マドカはそれを無視して

 

「それだけだけどなにか?言いたい事があるなら言ってて。いくらでも論破してあげるから!」

 

「・・・(ブチッ)!」

 

マドカのその一言で千冬姉さんは切れた。正確には逆ギレた千冬姉さん。そして千冬姉さんのISにも変化が起きた。

 

「もしかしてsecondshift?」

 

secondshiftを果たした千冬姉さんの機体の名は〔紅桜・怨〕一言で表すなら禍禍しい雰囲気を漂わせる機体になったが

 

「セカンドワンオフアビリティー〈零落白夜・白火〉」

 

千冬姉さんのその一言で紅桜・怨の回りにゆらゆらと浮かぶ白い火の玉が現れとっさにマドカは不味いと思い距離を取ろうと離れ、火の玉は不規則な軌道でマドカに襲いかかってくきた。

 

 

 

 

 


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