インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第141話

リザの告白から一晩明け、イチカ達は食堂で朝食を取ろうとしていたが

 

「リザ退きなさい、イチカさんの隣は私です!」

 

「嫌よ!セッシーは私が居ない間ずっとイチカ君の隣に居たのだから譲ってくれても良いでしょ!」

 

「黙りなさい、イチカさんの隣の席は私と決まっているのですよ!」

 

「セッシーのけちん坊!」

 

「誰がけちん坊ですか!」

 

とイチカの隣の席はどっちが座るかと言う下らない理由でセシルとリザはキャットファイトをやっていたが

 

「セシル、リザ、そこまでにしてけ、周りの人に迷惑がかかるだろ!」

 

「「ごめんなさいイチカさん(イチカ君)・・・」」

 

イチカの鶴の一声で収まり、マドカが代わりにイチカの隣に座り、セシルとリザはその正面の席に座る事になった。

 

 

それからしばらく時間がたち、イチカ達は作戦会議の為ドイツ軍本部に向かった。

 

「これからロゴスヨーロッパ支部殲滅の為の会議を始める。」

 

ボーテヴィヒ元帥が中心となり作戦会議は始まったが

 

「ところで千冬くんの姿が見えんようだが・・・」

 

「「「あ、忘れてた!」」」

 

千冬姉さんはマドカ達に忘れさられ、縛られたまま物置小屋に放置されていた・・・

 

「まぁ、千冬くんが居なくともイチカさんとセシリアさんがここに居れば問題ないだろ!」

 

「「「「「イチカさんとセシリアさんが居れば問題無いです!」」」」」

 

元帥も隊員も千冬姉さんをイチカとセシルの付属品扱いと完全に認識していた。そして元帥はまずロゴスヨーロッパ支部のある場所から説明を始めた

 

「ロゴスヨーロッパ支部は全部で二ヶ所、1つはノルウェーにあり、もう1つはスウェーデンにある。今回の作戦はドイツ軍を中心にこの二ヶ所に近いヨーロッパ軍も出動する。」

 

「ボーデヴィヒ元帥!」

 

「セシリアさん、何でしょうか?」

 

「篠ノ之箒はどちらの国にいるかわかりますか?」

 

「篠ノ之箒が最後に確認されたのはノルウェーです。」

 

「わかりましたわ、。後ボーデヴィヒ元帥、部隊にかんしては私をノルウェーに行かせもらいますわ!」

「わかりました。ではスウェーデンはイチカさんとマドカさにお願いして、セシリアさんとリザさんはノルウェーをお願いします。隊長はもちろんイチカさんとセシリアさんにお願いします。マドカさんとリザさんはその補佐をお願いします。後ここにいない千冬くんは他のヨーロッパ軍の指揮を私と一緒にやって貰おうと思いますがイチカさんとセシリアさんは好きに動いてかまいません。作戦は明日の深夜0時をもって開始されます。他に意見がある者はいますか?・・・いないのならこのまま解散します。」

 

 

こうしてロゴスヨーロッパ支部殲滅作戦は始まった。

 

 

そのころ千冬姉さんは

 

(お腹すいたな~、そう言えば私は何時結婚できるのだろか、一年後かな二年後かな最悪はイチカに引き取って貰おうと。うふふ、うふふふふふ)

 

完全に壊れていた。

 

 


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