インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon 作:焔鬼
イチカが刀奈の耳に携帯をかざして1時間、刀奈は既にP.Cのお説教で真っ白に燃え尽きており
『とりあえず続きはロシアに来たときにしますのでP.Iお願いがあります、今すぐロシア代表を縛ってロシアの私の家にクール便で送って貰えませんか?』
それを聞いたイチカだったがそこに
「何の騒ぎだ、廊下まで声がきこえる・・・ぞ?」
「何でもありませんわ千冬義姉さん!」
「そっかわかった。」
千冬姉さんは部屋の状況を見てすみやかに部屋を後にしたがイチカは
「とりあえずP.C、クール便はやりすぎです。」
『それもそうね、とりあえずうちの馬鹿代表にミステリアス・レディーの後継機が完成したからすみやかにロシアに来るように言ってください、もし行きたくないと言ったら縛って棺桶に積めて私の家に送ってください!』
「わかった。」
イチカはP.Cからの頼みを承諾した後
『それからイチカさん、遅くなったけどエミリアとの婚約おめでとう。私の大事な親友、エミちゃんを大事にしてね!』
「ありがとうラクス、エミリアを必ず幸せにするから安心してくれ!」
『その言葉を聞けて私も安心ですわ!では刀奈をお願いします!』
P.Cはそう言って電話を切り、イチカは刀奈に近づくとインターセプターを壁から抜き
「で、刀奈さん、なぜまた俺達の部屋に不法侵入したんですか?」
「グスッ、イチカ君と生徒最強の座と生徒会長の座をかけて、勝負して欲しかったからです。」
刀奈は涙目になりながらイチカの質問に答えるとイチカは
「はぁ~、それならなぜ不法侵入なんかせずに堂々と言いに来ないのですか?」
「静かにやりたかったからです。他の生徒の前で言ったら騒がしくなるから・・・」
「わかった。その勝負受けてたちますが、刀奈さんは新しい機体になってからです。それが条件です。」
イチカが条件を言うと刀奈はそれに承諾してイチカvs刀奈の戦いが約束された。その後着替えた刀奈が自分の部屋に帰ろうとしたところをイチカが
「刀奈さん、今からセシルが夕食作りますので良かったら食べて行ってください。セシルの料理は美味しいですよ!」
「もう、イチカさんたら誉めても何も出ませんわよ!」
刀奈はイチカの誘いを受けてセシルの料理をご馳走になる事にしたがいざ料理ができて食べた瞬間、刀奈はセシルの料理の腕の高さに驚き
「なぜセシリアさんの料理はこんなに美味しいの?」
「それはイチカさんだけに私の料理を食べて欲しいからですわ!」
とセシルは刀奈の目の前で堂々とのろけて、次の日刀奈は自分の新しい機体を取りにロシアに向かったが
「セシルようやく終わったな」
「ええ、マドカさんと簪さんの新しい機体の設計がようやく終わりましたわ!」
刀奈がロシアに向かった日の夜、イチカとセシルは密かにマドカと簪の機体の後継機を設計し終わり、そのままイギリスに居る束さんのパソコンに暗号化して送信した。