インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第109話

その日のやることは昼過ぎに片付いたイチカ達は夕食の材料を買うため、車を使わず徒歩で近くのスーパーに向かったが、イチカ達はイギリスでは知らない人はいない有名人だった。街中を歩くたびにイチカ達は声をかけられたりするが

 

「街や住民の事を知るには車を使わず、実際に自分の足で歩いて見て回るのが一番よね!」

 

とステラが言うが、ステラは実際に何度も王宮を抜け出して街を回るのが趣味の1つだが、そのたびに王宮は大騒ぎになって俺やセシルそして俺達の秘書をやっている姉のエミリアのところに電話が入り、そのたびにステラを仕事に差し支えない様にステラを捕獲しに行く事があった。

 

 

しばらくしてスーパーに着いたイチカはセシル達に

 

「メインは肉か魚どっちがいい?」

 

「私は魚がいいですわ。」

 

「私は肉の方が食べたいわ。」

 

「エミリアは?」

 

「私はイチカさんにお任せします!」

 

とセシルは魚、ステラは肉、エミリアはどちらでも良いとなり、イチカは少し考えた後

 

「じゃあ、今日はWメインにするか・・・」

 

とメインはセシルとステラの希望を両方とりイチカがスーパーの中を歩き出すと、セシル達はイチカを囲む様に歩き出し買い物が終わると寄り道はせずにそのまま別宅に戻って、イチカは厨房に入ると夕食の準備を始めると

 

「イチカ、今いい?」

 

「どうしたんだ母さん?」

 

「日本に戻ったら千冬とマドカにこのチケットを渡してくれない?」

 

と春風はイチカにチケットを渡すとそれはイギリスまでの航空券で

 

「わかったよ母さん、部屋も余ってるしマドカは既に部屋があるから誘ってみるよ!」

 

「お願いねイチカ!」

 

と春風はそのまま厨房を出ていった後イチカは夕食の準備を再開した。

 

 

その頃セシル達は

 

「今日も私が勝たせていただきましたわ。」

 

「くっ、これで100戦29勝69敗2分、次はエミリア姉さんの番よ!」

 

「わかったわステラ、勝負よセシル!」

「受けてたちますわエミリア!」

 

セシル達は応接室で仲良く?チェスをしていたが、エミリアとステラはセシルになかなか勝つ事ができず、エミリアとステラがイチカと勝負したが勝ったためしがなく、イチカいわく

 

「チェスなんてただの○×ゲーム」

 

と断言している程で、イチカは自分と勝負できる相手がなかなかおらず、いい勝負ができるのは束さんかセシルしかいない程だった。しばらくして

 

「エミリア、今回も私の勝ちでしたわね!」

 

「やっぱりセシルは強いわね・・・」

 

とエミリアとセシルの勝負もセシルが勝ったところでイチカから夕食ができた連絡がはいり、その後セシル達はイチカが作ったフルコースを幸せそうに食べていた。


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