インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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米英戦争後編
第108話


米英戦争も終わり次の日イチカは戦争の後始末の為、イチカはまだ寝ているセシルを起こさないように部屋を出て、オルコット家別宅の書斎に入ると今週一杯休む事を連絡する為IS学園に電話すると学園長が

 

『イチカ・オルコット君とセシリア・オルコットさんは成績が優秀だからそのまま夏休みに入って良いですよ。もしIS学園に一度戻るなら、授業に参加するのではなく、2年生と3年生の技術とIS操作の授業を手伝って貰えませんか?もちろん給料は出しますが、一時的な教員権限も付けます。』

 

イチカは学園長の申し出に承諾した後、オルコット家別宅の書斎から出て既に起きているエミリアとステラがいる客間に行くと

 

「イチカさん、久しぶりに今日の夕食はイチカさんの料理を食べたいわ!」

 

「そうね、私も久しぶりにイチカさんの作るフルコースが食べたいわ。」

 

朝からいきなり夕食の話をされイチカは今日の予定を思いだし考えた後

 

「わかった、セシルとエミリアそしてステラの為に久しぶりに作ってあげるよ!」

 

イチカがそう言った瞬間客間の扉が勢いよく開き

 

「今、今夜の料理をイチカさんが作ると聞こえたのですが本当ですか?」

 

扉を開けた犯人は、ネグリジェのままはしたなくも涎を滴したセシルで、そんなセシルを初めて見たエミリアとステラは呆然としながらセシルを見て、イチカも呆れていたがセシルはエミリアとステラが居る事に気づき

 

「終わりですわ・・・、エミリアとステラに見られるなんて終わりですわ・・・」

 

涙目になりながらこの世の終わりと言うような顔をして独り言を言うが

 

「セシル、貴女のはしたない姿初めて見るわ。」

 

ステラのその一言でセシルの涙腺は完全に決壊してしまい

 

「ステラちゃんのばか~!」

 

若干幼児退行した状態で、その場で座り込み大泣きしてしまったが

 

「ステラ言い過ぎ、こうなったセシルはしばらく泣き止まないからエミリアとステラは少し待ってて!」

 

イチカはそう言ってセシルをお姫様抱っこするとセシルはイチカの胸元に顔を埋めて泣き続け、イチカはそのままセシルを連れて寝室に向かった。その状態を見たエミリアは

 

「ステラ、イチカさんの言う通り言い過ぎよ!後でセシルが戻ってきたら謝っときなさいよ!」

 

「・・・はい、姉さん」

 

ステラはエミリアに怒られ、その後イチカが戻ってきたのは1時間後だったがセシルは泣き疲れベットで再び寝てしまい、とりあえずイチカはセシル抜きでエミリアとステラに戦艦アヴァロンの所属を聞くと

 

「アヴァロンは一応イギリス国籍の軍艦扱いにはなるけど建造費の大半はIP社が出して、足りなかった分はヴァーミリオン家の資産から出したから、アヴァロンはIP社持ちの戦艦になるわ。もしIP社が許可をくれるなら、アヴァロンは女王IS近衛騎士団の専用艦にしたいわ。」

 

「わかった、アヴァロンは女王IS近衛騎士団の専用艦として貸し出す。」

 

「ありがとうイチカさん、後女王IS近衛騎士団なんだけど、完全にヴァーミリオン家直轄の部隊に変えて名前もフェアリーナイツに変更しようと思うのだけどどうかしら?」

 

「俺はかまわないが、イギリス軍は、ラミアス家は大丈夫なのか?アヴァロンもそうだが絶対何か言ってくるぞ。」

 

「その辺は大丈夫だよ。フェアリーナイツは国連所属イギリス部隊として承諾許可を提出するし、もしラミアス家が何か言ってきたらマリューお姉ちゃんに黙らせてもらうから!」

 

「確かにマリューさんは家での発言力は強いから何かあっても大丈夫だな。」

 

ステラとイチカはもしイギリス軍の全権限を持っている王家の1つラミアス家が駄々こねたら、ラミアス家の長女で国連大佐のマリュー・ラミアスさんに任せることにして、とりあえずイチカはお昼になった為にセシルを起こしに寝室に向かって、ステラは新しく国連に出す書類を作る準備を始めた。

 


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