え?前回の最後の辺り青年が全然喋ってない?
あれです。突然、妖精さんがいなくなってショボーン(´・ω・`)としているだけです。
長閑な港町を一台の黒塗りの車が走っていく。後部座席に座っている一人の少女は懐かしい町並みに何気なく目を落としていた。
住宅地を抜け、少し小高い場所にあるこの町の中学校の前を通り過ぎて、そして車一台がやっと通れるような道に入る。
ちょっとした林の中。整備こそされているがあまり人通りのない奥地。
そこにこんなところがあったのかと思うほどの広さのある広場がある。小さな建物と、一番奥に立っている巨大な石碑。両側には黒い長方形の石碑が十ほど並んで立てられて、その全てに白い文字が刻まれている。
いつものセーラー服ではなく、黒い軍服―――儀礼用の第一種軍装を身に着け、いつもより少し真剣みの帯びた表情で、従者が開けたドアから車を降りた少女は、小さく「ふぅ」と息を吐く。
「相変わらず、動きにくいわね。この服は」
誰にも聞こえないように小さく愚痴を零すと、座席に置いていた大きな花束を手に取り、一人歩き出した。
「一〇分ほどしたら戻るわ」
「分かりました」
一歩歩み出し、その場所に踏み入れた瞬間に、彼女の耳に入る音は風の音だけとなった。
不思議な空気と時間の流れるこの場所。分かるものには分かる、この特別な場所が。
『英雄の丘』――――この場所はそう呼ばれる。
一〇〇年前の人類の存亡を賭けた大戦が終了し、その宣言がなされた場所。
ありとあらゆる鎮守府に属していたすべての艦娘、提督、その他の海兵たちがこの広場に集い、大本営による終戦の宣言を拝聴した場所。
全ての戦いが終わった場所。
そして、ある一族にとっては、全ての戦いが始まった場所。
正面の白い石碑の前まで来ると、厳しい顔つきをしていた少女はふとその表情を緩めた。
一連の所作と献花を終え、少女は踵を返すと、ふとこの広場の両端に並べられた黒い石碑に目が向いた。
少し速足で歩み寄ると、何度も見たはずのその石碑の文字に目を走らせていく。
石碑を正面に右手にあるのは、一〇〇年前の戦いを生き残り、戦い抜いた艦娘たちの名前とその指揮官たる提督の名前。
彼らは言うまでもなく、英雄であり、その名は一〇〇年後の今もこうして消えぬように石碑に刻まれている。
今少女が目にしていたのは、左手側。
そこに刻まれるのは――戦死した者たちの名前。艦娘では、轟沈した者たちの名前。
当然、こちら側の石碑の方が多いのは、それほどに激しい戦いであったことを意味している。
そして、少女の目は導かれるようにして一つの黒碑の前に立ち、そこに刻まれた戦死者たちの名に目を走らせていった。
『第四号鎮守府』と一つ間を置いて大きな文字で刻まれ、その下にあったのは、一人の航空母艦の名前。
どうして、少女がこの名前に惹きつけられたのかは分からなかった。
ただ、海から登ってこの丘を優しく包むこの風が、彼女にこの場所に来るように仕向けたのだ。
その名を忘れるな、と。
「……おかしなものね」
少女は自分が馬鹿馬鹿しく思え、自嘲気味に笑みを浮かべると、もう一度正面の大きな石碑の方へ足を向けた。
その奥にある細い道。
少女の本当の目的はその奥にある誰も知らない小さな霊園にあったのだから。
*
「……ショウカク?」
拠点である小さな住居に戻ってきた青年は、そこにいた駆逐艦娘《電》に問いかける様にその名前を口にした。
「翔鶴さんなら、浜辺の方にいますよ」
浜辺の方角を指差しながら電はそう答えると、中央の焚火に拾い集めた木をくべていた。なかなか火が付かず苦労しているらしいが、青年は知識がないために特に手を貸すこともできずに見ていた。
「……やっぱり、堪えたんですかね?」
「……なに?」
電は少し悲し気なその瞳に揺れる小さな火を映しながら話しかけた。
「翔鶴さんです。自分が……一〇〇年前に轟沈して―――死んでしまっていたことを知って」
「ショウカク、ある、ここ」
「違うのです。翔鶴さんは一度死んでいるのです。今は……どうしてかここに蘇りましたが」
「……不可能」
「……隊長さんには少し難しい話でしたね」
パキパキとくべた木が音を立て始めた。海岸に落ちていた流木だが、湿っているので燃えにくい。何とか火が付いたが一苦労だった。
「隊長さんは、自分があるべき時間に存在していなくて、自分が知らない世界に存在してしまっている。そのことをどう思いますか?」
「俺、理由、ない。存在、必要、世界、ない」
「そうでしたね、隊長さんも環境複雑な人でしたね……私たち艦娘は戦うために生まれてきました。戦いには理由がいるそうです、何かを守るとか、そういう理由が」
かつて、自分に向けられた言葉を思い出すようにして電は語った。
「翔鶴さんにもきっとあったはずです。守りたいものが、戦い続けなければならない理由があったはずなのです。でも、翔鶴さんはそれができずに沈んでしまい、目覚めた世界では自分の守りたいものはなく、知らない戦いがまた繰り返されている」
「戦い、同じ、今、昔、イナズマ、ショウカク、カンムス、同じ」
「きっとそれが唯一の救いだと思うのです。でも、そんなに簡単なことではないのです」
「……難しい。俺、生きる、夢、ある。イナズマ、ショウカク、違う」
青年は電が集めてきた薪代わりの木や枯葉の中から小さな枝を手に取り、それをまじまじと見始めた。
「イナズマ、夢、ある?」
「え?電の夢ですか……それは」
膝を抱える様にして電は腰を下ろすと、ぼんやりと揺れる炎に目を向けて考え込んだ。
「……せっかく、人として生まれたなら、平和な世界だと良いな、と思うことはあるのです」
「平和……何、する?」
「え?」
「平和、夢、イナズマ、何、する? 俺、夢、空、見る、国、出る」
「電が夢を叶えるために何をするべきなのかということですか?」
青年は手に持っていた枝を炎の中に投げ入れると、小さく頷いて次の枝を手に取った。
「……それは、深海棲艦との戦いに勝たないといけないのです。でも、その為に多くの命を奪う必要があるのです」
「命、変わる、命。カンムス、あれ、殺す。カンムス、生きる」
「それは違うのです。奪った命は何にもならないのです。そこには一つの奪われた命しか存在しないのです」
「……イナズマ、俺、救う、命、奪う、俺、ある。ない、違う、俺、ある」
青年は電が自分の命を救ったことを例に挙げた。ハッとした電は口ごもる様に「それは……」と言って黙り込んだ。
「シンカセンカ? あれ、殺す、俺、理由、なに? カンムス、俺、救う、理由、何?」
低く小さいのに、強く電の中に響き渡る声。
「カンムス、戦う、理由、何?」
存在意義を問い詰めるその声が少し、苦しくも、逃げてはいけない、そんな試練であったような気がした。
どうして、電はこの地に流されたのか。
それは偶然だったのか。
いや、電はこの地に流されるべくして流されたのかもしれない。
戦う理由を見失いかけていた電に海神がもう一度その生きる意義を考え直させるために与えられた試練なのならば、電は逃げるわけにはいかない。
それでも、頭の中では考えがただ巡るばかりで、永遠に自分の存在意義を問い続ける螺旋から抜け出せず、答えの欠片は形を成すことができずに散らばったままだ。
青年は何度も考えてきた。自分が生きる意味について。
それは、あの雲の向こうある色を知りたいと言う些細なことから起こった青年の変化であり、それが強く青年を突き動かし続けていた。
ただその為だけに生きてきて、必死で生き延びてきて、今ここで止まってしまった。
だが、ここで見たものすべては青年にとって未知であり、青年の魂は小さな炎だが、絶えることなく輝き続けていた。
何かを知って、世界を知って、いつかはあの空の色を知る。ただそれだけ。とてもシンプルなはずだった。
青年が外の世界に出て知った真実はあまりにも青年の中では大きすぎた。
それは青年の中になる何かを大きく変えるほどに。
今はその変化が、目の前で自分の生きる意味について苦悩している少女の、その答えを見つけようとする向きへと彼を向けていた。
単純に、青年は知らないものを知ろうとしていただけなのだが。
「イナズマ、平和、夢。戦う、夢、叶う。イナズマ、ある、理由、夢、不可能?」
「そんな簡単だったらよかったのです……でも、電の生きる世界はそんなに単純じゃないのです」
そうだ。この少女は人間としては歪すぎる。
そんな彼女がただの人間にようやく成り上がったばかりの自分と同じように生きるのは難しい。
だから、青年は少女の身になって考えてみた。初めて他人の身になって考えることを始めた。
彼女の夢を阻むのは、紛れもなく深海棲艦という存在と、その他に―――艦娘としての枷、記憶の枷。
その両方から上手く、彼女を解き放つため必要なのは、やはり理由なのだ。
彼女の生き方を、艦娘としての生き方を、彼女の祈りや願いにそぐわない形にならぬようにするための理由が。
ふと、青年は思い出した。それはあの異形と対峙した時に感じた胸のざわめき。
「悲しい、シンカセンカ、悲しい。黒、壊す、殺す、悲しい。あれ、夢、ない」
「深海棲艦が……悲しいですか?」
「人、夢、ある。生きる、理由。シンカセンカ、ない。悲しい」
「深海棲艦には生きる理由がない……もしかしたら、そうかもしれませんね。負の感情の塊でしかない深海棲艦には、そんなものないかもしれませんね……それは」
電の表情が少しだけ変わった。
自分のために悲しむのではなく、他者を想って悲しんでいるような優しさを交えた表情に。
「少し、悲しいかもしれないのです……」
それが答えを導き出していった。
「命、巡る。イナズマ、船、今、人。シンカセンカ、今、魚。可能、イナズマ、同じ」
「いつか……深海棲艦も電たちと同じように人に」
青年は首を横に振った。それは違うということらしい。うーん、と唸っているところから青年も言葉を選びあぐねているのだろう。
*
夜になっても雲が晴れることはない。星空も月の明かりもない夜の浜辺に不穏な生温い風が吹き抜けていく。
波が足を浸していき、徐々に体が攫われるように進んでいき、脚は砂浜から離れ、海上を身体が進んでいく。
風を切って進むこの身体を走る高揚感に似た緊張感はあの頃から変わらない。
『―――五航戦は壊滅したのです。撤退中の友軍を救うために殿を自ら務めたと』
目を閉じて、和弓を握り、風を感じて、矢筒から一矢手に取り、そっと番えた。
キリキリキリと弦が伸びる音、弓が撓る音。手を通じて感じるその一瞬と、風の強さ、向き、全てが一致した瞬間、矢を放つ。
『―――第四号鎮守府は空襲を受け、多くの艦娘も犠牲となり、提督も殉職。史上最悪の被害を出したのです』
流れるような動作からまっすぐに飛んでいく矢は光に包まれて、バッと横に広がり、三機の戦闘機へと姿を変えて、上空へと飛翔していく。
零式艦上戦闘機二一型の熟練部隊。旋回運動や上昇下降の動きを見るに、練度は全く落ちていない。
夜空を翔ける銀色の翼。日の丸を描かれたその両翼が赤の軌跡を残して翔け回る。
その銀を、その赤を、あの人は君らしくて、凛々しく、誇らしく、美しいと、褒めてくださった。
尊敬していた師であるあの方は、あなたこそが次世代を担う存在となるべき「赤」だと言ってくださった。
そして、愛する妹は――――――
『妹は……瑞鶴は……?』
『終戦まで生き残ったみたいなのです。新生一航戦を編成し、空母機動部隊の中核を担った功績者なのです』
その身に、その心に、どれほどの苦痛を遺して私は逝ってしまったのだろうか?
どんな思いであの戦いを生き抜いたのだろうか?どんな思いでこの世界を護り抜いたのだろうか?
どれほどの汗を流し、どれほどの血を流し、どれほどの涙を流したのだろうか?
二度と、あの子だけを遺しては逝かぬと誓い、必ずその笑顔を未来を誇りを護り抜くと誓い、修練を積み、戦場を翔け、戦い続けてきた。
それなのに……
「……各機、着艦してください」
飛行甲板を水平にして、戻ってきた艦載機を回収し、矢に戻して矢筒に収めた。
目を閉じても行えるほどに、何度も行ってきた発艦から着艦までのすべての作業。その訓練のすべてを、この両肩に乗せられていた期待のすべてを裏切り、先に逝ってしまった自分が、どうしてこんな時代に再び生を受けたのか。
一〇〇年という月日が、想像もつかないほどの長い月日が、あの戦いの色を褪せさせていったとしても、この眼の裏に焼き付いたあの時代の色ははっきりと思い出せる。
それなのに、最期の記憶が思い起こせないのは、なぜなのだろう。
混濁している。この海の上でさえも何も分からない。
駆逐艦と真正面から戦ったことは演習でもないのに、不思議とそんな記憶さえ、一〇〇年前の記憶に混濁している。
多くの炎が目の前に広がって、黒と青がその赤を掻き乱して、鼓膜を劈くような爆音が、何度も響いて、この頭を何度も殴るような衝撃が襲ってくる。
顔に手を当て、自分が自分であることを確かめる。
足下に広がる黒い海に自分の姿が映り込む。その姿に問いかける様に、震えた自分の声が耳に届いた。
「私は―――いったい何を……」
理解できないことばかりが突然押し寄せて、これ以上は頭がパンクしそうだった。
愛する者も、守るべき者も、すべて失ったこの身体に、この命に、何の意味があるのかさえ分からない。
ただ、戦いが続いているというのならば―――あの時と変わらない悲劇が繰り返されているというのならば。
もう一度、この空を守らなければならない。
今度は最後まで生き残らなければならない。
だから、今は――――還ろう、あの国へ。
彼女の二つの瞳は真っすぐに水平線を見据えた。その先にある帰るべき場所を見据えて、今はただ戦い抜くことだけを覚悟した彼女のその表情は、幾多の戦場を駆け抜けた歴戦の凛々しい戦士のものであった。
*
「――――希望」
ふと思い出したかのように、青年はその言葉を口にした。
「カンムス、希望。シンカセンカ、違う。苦しい、悲しい、辛い、シンカセンカ、それ」
電を細い指が指し示すと、青年のまっすぐな目が電の目と交差する。
「希望、イナズマ。俺、救う、同じ。シンカセンカ、救う」
「電が……救う?」
「形、戦い、たくさん。一つ、それ」
「――――殺すことで救済になる。あなたはまるで一〇〇年前の私たちのようですね」
別の声が二人の空間に割り込んできた。二人はゆっくりと目を向け、美しい白髪を携えた彼女を見た。
「翔鶴さん……」
航空母艦、翔鶴は艤装を下ろし、弓を壁に立てかけると、電の隣に腰を下ろした。
「電さん、艦娘はみな戦うことに疑いを持ちます。余程強い気持ちがない限り。何か別の理由『誰かを守りたい』や『誇りを守りたい』と、他のものでその疑いを誤魔化そうと戦い続けた艦娘たちはいずれとある壁にぶつかります。それが何か、分かりますか?」
「えーっと、何ですか?」
「償いです」
小さく息を吸い込んで翔鶴は強く、その言葉を言い放った。
「艦娘が人の希望であるならば、深海棲艦は人の絶望―――対として存在するその両者、いつか艦娘は深海棲艦が存在していることが自分たちに起因していると考えるようになり……みんな壊れていきました」
「そ、そんな……」
「そう言った点で、そこのお方はこの戦いの核心を突かれていますね。そうです、この戦いは深海棲艦を、その黒鉄の躯体に閉じ込められた苦しみを解放する必要がある。一〇〇年前はそういう結論に至りました」
青年はこくりと頷いた。翔鶴はそれを見て微笑むと、すぐに表情を真剣なものに変えた。
「禊祓というものがあります。私たち艦娘が、神霊の魂の化身として考えられていた頃に広まっていた、深海棲艦に対する私たちの戦いを表すのによく合った言葉です。深海棲艦を打倒し、その悪なる邪心を清め、払う。清き魂として、彼岸へと導き、浄化する。憎しみ、恨み、悲しみ、恐怖、無念、後悔、ありとあらゆる負の感情は身体を蝕むだけです。それから一つの命を解放する。時代を追うごとに忘れ去られていきましたが、一つの戦う理由として私たちの中にあり続けたものです」
「なんだか……すごいのです」
「イナズマ、カンムス、シンカセンカ、一つ、昔。船、同じ」
「ええ、そうですね。元々、私たち艦娘も深海棲艦も船であった、そしてそれに乗っていた人たちであった。かつては同じであった者たち。それを苦しみから救いたいと思う」
だからと言って、命を奪うことが正しいとは思わない。そんな表情しているのがばれたのか、翔鶴の手が電の髪を優しく撫でた。
「電さん、あなたはその願いが少しだけ変わった方向に向いてしまったのかもしれませんね」
「え?」
「元は同じものであったのだから、殺し合うのはおかしい。同じ命なのに、奪い合うのはおかしい。純真無垢なあなたは昔から変わりませんね」
「あの……」
「どうしましたか?」
「一〇〇年前の電も……同じように悩んでいたのですか?」
「さぁ……かつてのあなたたちが私の随伴艦として護衛を行ってくれた時には、すでに四人とも答えを見つけていたように思えます。ですが、根本的なところはあなたと同じです。優しく他者を想い、厳しく自分を律し、姉を敬い、友を尊び、驕らず弛まず精進を絶やさない」
「そんな……電とは全く逆なのです……」
「いいえ、同じですよ……今のあなたもいつかは」
「ショウカク」
「はい、何でしょうか?」
「君、理由、生きる、何?」
青年は電にも問いかけた質問を同じように翔鶴にも投げかけた。
「今はそうですね……還る場所があります、私には」
「還る?」
「ええ、例えその姿を失っても、その形が変わっていても、そう約束したのですから」
「国、還る……次、何?」
「還った後は、そうですね……戦うことに変わりはありません。それは私たち艦娘の存在意義です。戦う理由なら幾らでもあります。護るものなんていくらでもあります。私は―――」
翔鶴はまっすぐに炎を見つめる。
その光を映して、金色に燃え上がる瞳は、決して炎の光だけを映した訳ではなく、彼女の中にある炎が再び激しく静かに舞い上がった。不死鳥の様な強く消えない魂の輝き。
「もう、止まる訳にはいきませんから」
自らの羽を休める止まり木さえ焼き尽くすほどの激しい炎が。
その瞳に宿る密かな闘志に当てられて、苦悩する幼い少女の心の中で、新しい炎が小さな火種として生まれ始めていた。
劇場版艦これ、観てきました!!!!!満足しました!!!
面白かったです。いや、本当に。まだの方は是非どうぞ!
ちなみに栓抜きを貰いましたが、自分は下戸なのであまり使えない、と愚痴を零していたら、「瓶コーラがあるじゃん?」と言われましたが……まだ瓶コーラって売ってますかね?
予定では、あと二話でこの章は完結します(予定)。
次の章の構想としては、再び舞台は日本に戻ってみます。呉と舞鶴に焦点を置きながら、また主人公が頑張ると思いますので、よろしくお願いします。