インフィニット・バリアンズ   作:BF・顔芸の真ゲス

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人物紹介

IS学園組

 

 

真月零(ベクター)

 

 

ドン・サウザンドに吸収され、世界から消滅したが、遊馬とアストラルがヌメロン・コードを使った事によって人間として復活した。

 

しかし、ヌメロン・コードの暴走によってハートランドではなく別の世界に転生してしまう。その後『篠ノ之束』に拾われて篠ノ之家の一員となる。

 

その間は比較的平穏な日々が続いたが、ISが世界に発表され、篠ノ之家が要人保護プログラムによって各地に送られる際に路地裏に逆戻りする。

 

その後は当てもなく街を彷徨っていたが、女尊男卑の思想を持った女性に目をつけられ暴力を受ける。

 

ボロボロの彼を救ったのが五反田食堂の店長である『五反田厳』で、彼は傷だらけのベクターを治療し、住み込みのバイトとして五反田家に迎えいれた。

 

その後は文句を言いながらも店の仕事をしっかりとこなしていき、料理の腕前は厳が一人前と認めるレベルまで成長した。

 

その後店にやって来たミザエルの誘いに応じ、五反田家に別れを告げる。その時ベクターはこの世界に来て初めて涙を流した。

 

ミザエルに連れて来られた倉庫で他の七皇、そして束と再会したベクターは束に協力して世界を変える事を決意、仲間を集める為に束達とは別行動をした。

 

その後彼は国際テロ組織『亡国企業』に単身乗り込みこれを壊滅させ、そこに所属していたメンバー数名を自分の部下にした。

 

さらなる戦力を求めたベクターは各地で話題となっていた反IS組織『レジスタンス』に目をつけ、束に頼みそのメンバーの過去、基地の所在を割り出して貰い、そのアジトに乗り込み、彼等を強引に仲間に加える。

 

そうして戦力が整ってきた時期に織斑秋介がISを起動、束の計画を実行する為に入学する一夏の護衛につく。

 

性格がかなり悪く、バリアンの頃は七皇全員から嫌われていた。人間として転生した今もそれは変わらないがバリアンの時に遊馬に救われた事、そして篠ノ之家と五反田家での生活によって、かつての優しい心を取り戻しつつある。

 

 

海馬ミザエル(ミザエル)

 

 

ドン・サウザンドに敗れ消滅したが、ベクター同様ヌメロン・コードによって復活。

 

最初は行く当ても生きていく算段も無く、街中で死にかけていたのをある男に助けられる。その後ミザエルはその男に育てられ、ナッシュに見つけられるまでは男が経営する『海馬コーポレーション』の宿舎で寝泊まりしていた。

 

誇りを第一に考える性格で、それ故に下衆な手口を好むベクターを激しく嫌っていたが、ベクターの変化に気づいた後は、少しづつベクターを理解する努力をしている。

 

また、過去に自分を拾った男にデュエルで敗北しており、現在は男に勝つ事を目標にしている。

 

 

神代璃緒(メラグ)

 

 

ベクター達同様ヌメロン・コードによって復活した。目覚めた時には兄である凌牙も隣に居たのだが、街を彷徨い初めてすぐに交通事故に巻き込まれて病院に入院、そのまま病院の院長に引き取られ今に至る。

 

基本的になんでもこなせる完璧超人で、性格、容姿も優れているので男女問わずモテる。

 

所謂ブラコンにあたる人物で、兄である凌牙を馬鹿にされた場合、誰かがストップに入らない限り相手をボコボコにする。

 

 

黒咲隼

 

 

『白騎士事件』によって闇に葬られた街の生き残り。

 

両親を失い、その後妹を奪われた事により復讐者となり、親友である『ユート』と共に『レジスタンス』を結成する。

 

女尊男卑に染まった女を兎に角憎んでおり、ユートが居なければ大量の女性を殺害していた可能性がある。

 

敵を兎に角憎む反面、仲間をとても大切にしており、新しい仲間である真月達を気にかけている。

 

所謂シスコンにあたる人物で、かつては妹に言い寄る男を片っ端から殴り倒してきた。ユートが殴られなかったのは幸運だったと言える。

 

 

天城一夏(織斑一夏)

 

 

第二回モンド・グロッソの際に誘拐され、束に依頼されたカイトがそれを助けた事で天城家の一員となる。

 

かつての一夏は自分達より出来が悪いという理由だけで兄と姉から『出来損ない』と蔑まれ、暴力を振るわれてきた。それ故自分に自信がなく、弱気な性格だった。

 

そんな中でも真月や篠ノ之家、五反田家や鈴に支えられていた事で、壊れずに済んでいた。

 

天城家の一員になった後は、一時的にハートランドに移住して、カイト達と一緒に暮らしていたのだが、その時に出会ったハルトの可愛さに自分の中の何かが目覚め、結果的にカイトと同じ重度のブラコンとなった。

 

かつての家族に復讐をしたいとは考えておらず、ただハルトと一緒に暮らせる日常がずっと続く事を望んでいる。

 

 

織斑秋介

 

 

織斑千冬の弟で『神童』と歌われる天才少年。しかしその本性は邪悪であり、自分より劣る一夏を虐めていた。

 

性格はナルシストで女好き。今は璃緒に言い寄っているが全く相手にされていない。

 

なお、ここで言う神童とはあくまで常人の中での事であり、束や千冬などの人外スレスレの人間には遠く及ばない。

 

 

更識簪

 

 

日本の代表候補生で、ロシアの国家代表を姉に持つ。

 

なんでも出来る姉に常日頃からコンプレックスを抱いており、ある一件をキッカケに姉との仲が険悪になる。姉を越える為に日々努力を重ねており、大体の事は人並み以上にやる事が出来る。

 

努力が実り専用機を貰ったが、織斑秋介の機体の開発に人員を回され開発は事実上の凍結。今は姉と同じ様に一人で完成させる為に努力をしている。

 

デュエルが大好きで、デュエルアカデミアが廃校になるまではプロデュエリスト志望だった。

 

その為ルームメイトがデュエリストであるベクターだった事をとても喜んでいる。

 

特撮やロボット物のアニメが大好きで、ISの開発作業中でも深夜アニメはリアルタイムで見る事を忘れない。

 

 

篠ノ之箒

 

 

ベクターが居候していた篠ノ之家の次女。

 

姉が頭脳明晰であるのとは真逆の体力馬鹿で、普通の人間が根をあげるような量の練習を平気な顔してこなす。

 

小さい頃から剣道をやっていて、用心保護プログラムによって各地を転々としていた時も竹刀を常に持ち歩き、鍛錬を怠らなかった。

 

その成果もあって中学一年の時に剣道の全国大会で見事優勝、その次の年も優勝を目指したのだが、力加減を間違え対戦相手の防具を叩き割ってしまう。その後は自重して大会には出なかった。

 

基本的に力押しで全てを解決するタイプで、一夏からは『知能を捨てて体力に極振りした』というまるでゴリラのような評価をされている。

 

 

布仏本音

 

 

簪の親友。更識の家の補佐をする一族の娘で、簪の遊び相手兼護衛を務めている。

 

のほほんとした性格をしており、誰からも敵意を向けられない人間で、ミザエルも怒る気が起きない。

 

簪とその姉との関係を気にしており、簪のルームメイトであるベクターがそれをなんとかしてくれないか密かに期待している。

 

 

セシリア・オルコット

 

 

イギリスの代表候補生。

 

女尊男卑の思想にモロに影響を受けた女性で、何かにつけて男性を見下したような発言をする。

 

プライドが高く、自分が最強だと思っている部分が有り、常に慢心している。

 

初日の『カードはゴミ』発言により教室内のデュエリスト全員を敵に回しており、特に黒咲はベクター達が止めない限りは彼女をカード化させるつもりでいる。

 

なお、初日の暴言の数々は全てベクターが録音してあり、やろうと思えばいつでも彼女を社会的に抹殺出来る。

 

 

更識楯無

 

 

簪の姉。IS学園生徒会長、ロシア国家代表の二つを務める裏で対暗部用暗部の当主としての顔もある。

 

重度のシスコンで、生徒会室のコルクボードは隠し撮りした簪の写真でビッシリ。

 

ある時の発言がキッカケとなり簪との仲が険悪になってしまい、なんとか仲直りしようと思っているのだが、嫌われるのを恐れてヘタれる為に中々仲直りが出来ない。

 

しかし暗部としての実力は本物で、入学二日目にはベクター達の経歴を全て調べ、ベクターの本性を見破るなど、普段のダメッぷりは何処に行ったのだという位の活躍を見せる。

 

ただし、仕事より家族の安全を優先するタイプで、日本政府から『黒咲隼の素性の調査、及び抹殺』、『男性が起動出来るISコアの製法の奪取』という命令を受けているが、面倒事になると予感して適当に誤魔化すつもりでいる。

 

 

布仏虚

 

 

本音の姉で楯無の従者。

 

のんびりとした本音とは対照的な性格で、そのしっかりした性格故に楯無に仕事を押し付けられる苦労人。

 

楯無の意思に従うと決めており、楯無が日本政府からの命令を適当に誤魔化す気であってもそれが楯無の選択なら止める気が無い。

 

 

織斑千冬

 

 

第一、第二回モンド・グロッソ優勝者で、現『世界最強』であるブリュンヒルデの称号を持っている。

 

力こそ全てと考える実力至上主義であり、その為自分達より劣っていた一夏を嫌っていた。

 

その反面神童と謳われる秋介を大切に思っており、ブリュンヒルデの名前を使って簪の専用機開発を凍結させて秋介の専用機を開発させた。

 

世界最強の名を冠するだけあって常人離れした身体能力を持っているが、人外の枠に両足突っ込んだデュエリスト達からすればまだ凡人クラス。

 

 

山田真耶

 

 

一組の副担任で千冬の後輩。

 

童顔、巨乳、ドジっ子の三つの属性を兼ね備えた数少ない人種であり、需要はある筈なのだが何故か彼氏が出来ない。

 

元々はプロ志望のデュエリストで、ISが出来る前はデュエルアカデミアに通っていた。

 

しかし、ISが出来た後に生まれた女尊男卑によってデュエルアカデミアは廃校、在学中だった真耶はその高い適正によりIS学園に強制入学させられる。

 

デュエリストとしての身体能力のおかげでメキメキと実力をつけ、わずか半年で日本代表候補生になり、千冬が居なければ彼女が国家代表になっていたとまで言われる程の実力者になった。

 

デュエルアカデミアが廃校になる際に校長からとある物を預けられており、それを誰にも渡さないようにしている。

 

 

アークライト・カンパニー組

 

 

篠ノ之束

 

 

ISの生みの親である天才科学者。

 

生まれた時からナンバーズを所持しており、その力を使って小さい時から様々な知識を得ていた。

 

その知識をフルに使って開発されたのがISで、元々は宇宙開発の為に作っていた。

 

しかしISを兵器としてしか見ない政府、ISを力として振りかざし好き勝手する女、そんな世界を作ってしまった自分に絶望し、世界から姿を消す。

 

その後は各地を転々としながら『男性が起動出来るISコア』の開発に全力を注いでいたのだが成果は出ず、諦めかけていた時にⅤとカイトが現れた。

 

二人の協力を受けISコアを完成させた後、世界を変える為に活動する事を決意、ナンバーズの力を使い七皇の王である凌牙を発見し、仲間に加える。

 

その後凌牙の下に集結した七皇達、Ⅴ、カイトが助けた一夏らと共に世界を変えるべく『アークライト・カンパニー』を設立する。

 

かつては家族と親友以外に冷たかったが、Ⅴやカイトと会ってからはそれを直そうと努力している。

 

 

クリストファー・アークライト(Ⅴ)

 

 

アークライト・カンパニーの社長であり、カイトと共にISコアを開発した天才科学者でもある。

 

ベクター達の行方不明の話を聞き、元々はトロンの身体を戻すキッカケを探す為に作った次元転送装置を使ってカイトと共に異世界にやって来た。

 

そこで会った束の協力によって七皇の所在を特定、その恩を返す為に束に協力している。

 

こちらの世界に来るまでは収入無しのニートで、次元転送装置の開発費用も弟のトーマスが働いて得た金を使っていた。

 

その為実家に戻って働くと報告した時、トーマスは嬉しさのあまりガチ泣きした。

 

 

天城カイト

 

 

天才科学者Dr.フェイカーの息子で、親と同じ天才。

 

ベクター達を探す為に異世界に来て、そこで会った束と協力してISコアを開発した。

 

その後誘拐された一夏を救出して天城家の一員として、暫くの間ハートランドで一緒に暮らしていた。

 

重度のブラコンで、ハルトの為ならどんな不可能も可能にしてみせる。

 

 

神代凌牙(ナッシュ)

 

 

遊馬に敗れ消滅した後ベクター達と同じく異世界で復活、その後すぐに事故に巻き込まれ病院行き。

 

その後はその病院の院長に拾われ、病院で暮らしていたが、ある時現れた束に誘われ世界改革に協力する事になる。

 

バリアンの中で数少ない常識人で、他のメンバーの行動にいつも悩まされている。

 

 

アリト

 

 

ベクター達と同じく異世界で復活したが、その後すぐに山籠りした為、世界情勢に疎い。

 

面倒見が良く心優しい性格で、変わろうと努力するベクターを暖かく見守っている。

 

現在はナッシュ達居残り組と共に各地に散らばったナンバーズの回収作業をしている。

 

 

ギラグ(喜楽壮八)

 

 

ベクター達と同じく異世界で復活、その後はバイトなどをやりながら食いつないでいた。

 

ナッシュからの呼びかけを束に協力、その後はナッシュ達と協力してナンバーズを回収している。

 

心優しく、他人を第一に思いやれる人間で、仲間を失い復讐に燃えるレジスタンス達の事をとても心配している。

 

 

ドルベ

 

 

メラグを庇い消滅した後異世界で復活、その後とある人物に保護されて『天馬』という名字を貰う。

 

バリアンの中では頭脳派である印象が強いが、それを打ち消す程ドジっ子属性が強く、『バリアンの面白き盾』とベクターにネタにされからかわれている。

 

 

ベクターの部下達

 

 

オータム

 

 

 

元『亡国企業』のエージェントで、荒事担当。

 

亡国企業がベクターによって潰された後はベクターに雇われたが、本格的な戦闘が少ない為少し退屈している。

 

話を聞かないタイプで、スコールには苦労をかけている。

 

 

スコール

 

 

元『亡国企業』のエージェントで、頭脳担当。

 

女尊男卑によって腐りつつあった組織に嫌気が差しており、ベクターが亡国企業を潰した事に感謝しているが、クライアントとなったベクターに様々な無茶振りをされ、さらに話を聞かない同僚達の所為でストレスがマッハ、胃薬が手放せない毎日を送っている。

 

 

マドカ

 

 

元『亡国企業』のエージェントで、荒事担当。

 

織斑千冬のクローンとして生まれたが、元の人物が最悪過ぎた為自分の顔を嫌っている。

 

基本的に話を聞かないタイプで、スコールの胃痛の原因。

 

 

ユート

 

 

レジスタンスの副リーダーで、暴走しがちなメンバーのストッパーの役割をしている。

 

仲間を奪われた怒りはあるが、周りがはっちゃけ過ぎている為その制御にまわらざるをえない苦労人。

 

少しでも自分の負担を減らす為に黒咲をIS学園に押し込む事に賛成していた。

 

 

ユーゴ

 

 

レジスタンスのメンバーで、ユートと同じくメンバーのストッパー役をしている。

 

元々は好戦的な性格なのだが、遊矢とユーリが暴れまわる為、ユートの負担を減らす為にストッパー役になった。

 

 

榊遊矢

 

 

レジスタンスのメンバーで、レジスタンスの問題児トップ3の一人。

 

普段は笑顔を絶やさない心優しい人物だが、仲間を奪われた憎しみからか、戦闘ではそれが大きく豹変、眼を赤く光らせ、敵が消え去るまで暴れ回る暴走機関車状態となる。

 

その為、レジスタンス一怒らせてはいけない人としてメンバーから恐れられている。

 

 

ユーリ

 

 

レジスタンスのメンバーで、問題児筆頭。

 

人をカードにする事に興奮を覚える性癖の持ち主で、カードにした人間をファイルに綴じてコレクションしている。

 

その凶悪な性格からか、昔から友達が少なく、数少ない友人だった少女を取り戻す為に全力を尽くす。

 

 

赤馬零児

 

 

レジスタンスの協力者で、若くして『レオ・コーポレーション』の社長を務める凄い人物。

 

ISテロによって父親を失っており、復讐の為にレジスタンスに協力、父親が開発した『リアルソリッドビジョン』、『カード化』の技術を提供した。




次回予告

璃緒「ついにやって来た試合当日。あら、まずは私が二連続で試合なのね」
「代表候補生の力、見せてあげますわ!」
「僕の実力、見せてあげるよ!」
璃緒「あらあら、威勢が良くて何よりですわ。それでは、私の力をお見せしますわ!」
次回、インフィニットバリアンズ
ep.18 クラス代表決定戦!全てを凍結させる氷の剣
璃緒「灼熱の太陽すら凍らせる私の力、とくと味わうがいい!」
ベクター「頼むからそのまま殺すなよ!?」

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