帝side
駒王学園に転入と言う名の入学を明日に控えていた俺は、朝早くから父さんに叩き起こされた。
帝「父さん、これから何すんだよ。」
誠「なぁに、これからのお楽しみだ。お、かかったかかった。」
父さんは携帯を片手に誰かと話をしている。多分神とか魔王とかその辺りだろ。
誠「おい帝、これから天使のお迎えが来るぞ。」
帝「マジかよ、まだ死にたくねぇぞ。」
俺は完全な冗談で返したつもりだが、父さんは25%本気だと思う言葉を発した。
誠「お前は10年間も連絡入れないで親に迷惑掛けたんだから、きっと冥界に連れてかれるだろうなwww」
笑えねぇよ!マジでそうなりそうで怖えよ!
そんな話をしていると、インターホンが鳴った。。
誰だろ?
ガチャッ
帝「はいはーい、どちら様ですか?」
?「すみません、皇家はこちらで合っていますか?」
帝「ええ、まあそうですけど。」
そこには、線の細い、優しそうな青年がいた。
誠「よう、ミカエル。」
ミカエル「ええ、お久しぶりですね。誠。」
誠「アザゼルもサーゼクスも久しぶりだな。」
アザゼル「チッ!バレてたか。」
サーゼクス「やあ誠。久しぶり。」
帝「ええ、ええっと取り敢えず中にどうぞ。」
サーゼクス「それでは、お言葉に甘えてお邪魔しよう。」
ーリビングー
なんか凄いことになったぞ・・・
アザゼル「それでだ、誠。用はなんだ?」
誠「あぁ、うちの自慢の息子の紹介だ。ほれ、帝。」
ドン!
イテッ!あといきなり叩くんじゃねぇよ!ビックリすんだろ!
ミカエル「なるほど、それではお名前を聞かせていただけますか?」
帝「あ、はい。えっと、皇 帝、もといエミル・キャスタニエです。一応今代の赤龍帝で、ラタトスクやってます。明日から駒王学園にも転入します。」
サーゼクス「ふむ、リアスが通う学園か。だが誠、何故今まで紹介しなかった?」
誠「いやなんだ、こいつは10年間旅しててな。昨日帰ってきたばっかなんだ。だから今まで紹介できなかった。」
アザゼル「なるほどな。それじゃ、今度は俺らの紹介だな。俺はアザゼル。堕天使の総督をやっている。よろしくな、帝。」
帝「はい、よろしくお願いします。」
サーゼクス「私はサーゼクス・ルシファーだ。魔王をしている。これからよろしく頼むよ、帝君。」
ミカエル「私はミカエル、天使達の長を務めています。これからよろしくお願いします、帝君。」
帝「ええ、お二人もよろしくお願いします。」
そして俺たちは、父さんを介して知り合った。
帝「あの、連絡先って必要ありますか?」
ミカエル・サーゼクス・アザゼル「「「必要(だ)(です)!!」
帝「は、はい。」
俺たちは情報交換と言う目的で、ケータイの連絡先を教え会った。何故天使の長とか魔王とか堕天使の総督とかがケータイ持ってるんだよ!俺の心の叫びは虚しくも、三人には届かなかった。
To be continued