帰ってきました!
三人称視点
ザッ
あるところにポニーテールにした長い金髪を風にたなびかせる青年と幼女体kゲフンゲフン!もとい、触ると折れてしまいそうなスレンダーな少女がいた。
?「ねぇ、ここってどんなところなの?」
?「ここはな、俺が生まれ育った町なんだ。さぁ、さっさと行こうぜ。」
?「うん!そしてお父様とお母様に挨拶しなくちゃ!」
?「はぁ、んなこたぁしなくていいから。」
場所は変わってとある一つの家の前
ピンポーン
?「変わらないな、この音も、この家も。」
ガチャッ
?「はいはーい、どちら様です・・・か・・・」
?「やぁ、父さん。10年ぶりだな。」
?「あんた、み、帝か?帝・・・なのか?」
帝「そうだよ。ただいま、誠父さん。」
青年、いや、帝は、父である誠に微笑んだ。
帝side
帝「ただいま、母さん。」
優香「おかえり、帝。随分成長したわね、この10年間で。」
誠「それで、そちらのお嬢さんは?」
マルタ「はい!私、マルタ・ルアルディです!エミルの彼女やってます!」
帝「BAKAYAROU!何いきなり大嘘ついてんだよ!」
マルタ「えー!だって私、エミルのことが大好きなんだもん❤︎」
帝「はぁ、もうダメだ。相手にしてたら体力がきれそうだわ。それはそうと父さん、黒歌と白音は?」
誠「・・・」
父さんはいきなり黙り出した。嫌な予感がするが、父さんから何があったか聞かないと!
帝「父さん?父さんってば!」
誠「帝、今から言うこと、よく聞けよ?」
父さんは真剣な顔で言った。多分この話はかなり本気な内容だろう。
帝「う、うん。黒歌と白音に何があったのか、聞かせてくれ。」
マルタ「エ、エミル?」
帝「マルタ、しばらく黙って聞いていてくれ。」
そして俺は旅立ってから7年後に、黒歌と白音が悪魔になったこと、黒歌が主を殺し、SS級はぐれ悪魔になったことを知った。白音はリアス・グレモリーと言う悪魔の眷属になったらしい。一誠と美優は、俺が悪魔になることを決めれば、悪魔になるつもりらしい。なんてお兄ちゃんっ子なんだ。
俺が居ない10年の間にこんなことがあったと思わなかった。
ガチャッ
?・?「「ただいま〜。」」
この声、まさか・・・!
ガチャン!
帝「久しぶりぃ!我が弟よ!我が妹よ!お兄ちゃんは会えて嬉しいゾォ〜!うお〜〜〜ん!」
一誠「もしかして、帝兄さん⁉︎」
美優「お、お兄ちゃんなの⁉︎」
帝「そうだぁー!みんな大好き帝お兄ちゃんだぞぉー!」
?「帝兄様、それはあり得ません。」
まさかこの鋭い毒舌は!
帝「ぐぉあ!ひ、久しぶりだな、白音!」
白音「お久しぶりです。帝兄様。」
そしてこの後、マルタを含めてみんなでご飯を食った。うっ!女性陣(母さんとマルタを除いた)目線が痛い!何故だ?
そして俺は、10年間で成長した妹たちを見て内心喜んだ。
マルタ「そうそう、明日から私もこの家に住むことになったから。」
帝・一誠・美優・白音「「「「ええええええーーッッッッ!?」」」」
マルタ「これからよろしくね?エミル!」
優香「あらあら、これからは一家安泰ね。」
これから大波乱が起きる気がした。
To be continued