ハイスクールD×D 光と闇のラタトスク   作:カルパン

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悪夢、殺人、それが示すは帝の黒き過去

帝side

結局、俺はあいつらを守れずに死ぬのか・・・結局のところ、またあの時のようなことが起きるかもな・・・

 

ーー本当にあの時だけか・・・?

 

・・・最近姿を見せないと思えば・・・なんだよ、ラタ。

 

ラタトスク【本当にお前はあの時だけ守れなかったと思ってるのか?】

 

決まってるだろ。過去未来に置いて、俺が守れなかったのは・・・あの日だけ・・・なのか?

 

ラタトスク【いいや、違う。お前はそれよりももっと前に守れなかった奴らがいたはずだ。】

 

違う、俺は・・・俺は!!

 

ラタトスク【ならこいつらを見ても思い出せないのか!!!!】

 

そこには、左から、緑髪赤目の少年、赤茶色の髪と金目の少年、金髪碧眼の少女が。

 

知らない!知りたくもない!!もうやめろ!!!!

 

ラタトスク【お前が思い出すまで俺はやめないぞ!!思い出せ!こいつらはお前が一番覚えて居なければならない奴らだろ!!!!】

 

やめてくれ!もういい!もういいから!!

 

俺は思い出してきていた。だが、俺の脳がそれを認めることを拒絶していた。

 

ラタトスク【良いわけがないだろうが!!!逃げてる場合じゃねぇだろ!!お前はまたあの頃みたいに弱虫な甘ちゃんエミルに戻るつもりか!!!!!!」

 

違う・・・違う違う違う違う違う違う!!!!!!!!!!!!

 

ラタトスク【なら思い出せ!これはお前が一番向き合わなければいけない過去だろうが!!】

 

嫌だ・・・認めない!認めたくない!!

 

ラタトスク【思い出せ!ゼフィリム・ヴェルデヴェルデュを!!ルアン・エスターニャを!!シエル・エスターニャを!!】

 

ゼフィリム[ありがとう、君の名前は?]

 

ゼフィリム[すごいじゃないか!流石ミカドだ!」

 

ゼフィリム[良いか?皆。俺たちは家族だ。何があっても助け合う存在だ。]

 

・・・ゼフィ・・・!!

 

ルアン[俺ルアン!よろしく!]

 

ルアン[ミカドミカド!今日も稽古つけてよ!]

 

ルアン[俺たちは友達で仲間で家族だからな!]

 

・・・ルアン・・・!!

 

シエル[助けてくれてありがとう。]

 

シエル[ごめんね、うちの弟が。迷惑かけてない?]

 

シエル[困った時は何でも言って?私達家族なんだから。]

 

・・・シエル・・・!!

 

ゼフィリム[ミカド・・・俺達を・・・]

 

ルアン[世界を滅ぼすくらいなら・・・いっそのこと俺達を・・・]

 

シエル[世界を救うために・・・私達を・・・]

 

そうだ・・・俺は・・・こいつらを・・・俺の大切な人たちを・・・

 

ゼフィリム・ルアン・シエル『殺して(くれ)!!』

 

帝[ぅあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]

 

殺したんだ・・・

 

To be continued


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