帝side
俺が悪夢を見始めてから1週間がたった。その間に起こったことを説明しよう。
１日目:旧校舎が年に一度の大掃除のため、皇家にて部活。その際、母さんが昔のアルバムを持ってきた。リアスや朱乃さん達が写真を見る中、木場はある写真を見て、とあることを思い出す。
4日目:駒王学園にて球技大会。昼から雨が降り、中止となった。木場はボーッとしていたことをリアスに怒られたが、気にする様子もなく、オカ研部室を後にする。その後、オレの家でリアスの口から、木場が聖剣計画の生き残りだったことを告げられた。
6日目:教会関係者と接触。白いローブを纏った教会側の幼馴染の紫藤 イリナと再開し、青髪に緑のメッシュが入った少女、ゼノヴィアと、黒を基調とし、一部赤いラインが入り、所々金や銀で装飾されたコートを纏った黒の教団の長い髪をポニーテールに纏めた美少年、神田 ユウ、青紫色の髪を少し短めのツインテールに括った美少女、リナリー・リー、赤い髪に、黒色のバンダナをつけ、眼帯をつけた美少年、ラビと出会う。教会側のオーダーは、奪われたエクスカリバーとの接触、及び関係しないこと。因みにエクスカリバーを奪ったのは、聖書にも記されている堕天使、コカビエルだそうだ。黒の教団は、ここ駒王町に、イノセンスの反応があったため、イノセンスの回収、そしてイノセンスが人体にに宿っていた場合、イノセンス所持者を説得し、黒の教団に加えさせる、とのこと。検知されたのは神ノ道化、つまり俺の回収であるが、俺はそれを断固拒否。
イリナとゼノヴィアの方はアーシアを〈魔女〉やらなんやら罵っていき、終いにはアーシアを切りつけようとする始末。イッセーがその間に入り、ゼノヴィアとイリナに喧嘩を売る。それに便乗して木場も参戦。模擬戦という形で勝負した。が、イッセーはイリナに洋服崩壊をかけようとするも、白音とアーシアに洋服崩壊をかけてしまい、白音のパンチでK.O.された。木場は巨大な魔剣を創り、ゼノヴィアにパワー勝負を仕掛けるも、呆気なく魔剣を折られ、ゼノヴィアの〈破壊の聖剣（エクスカリバー・デストラクション）〉の柄の部分で殴られ、気絶。イリナ達が去った後、怒るリアスを無視して木場が部室を去った。
7日目:今日
といった感じだ。今現在は、俺は今回の件に少し疑問があったため、俺の方で単独で調べていた。そして色々わかったことがある。今回の件に関与する人物は、〈神の子を見張る者（グリゴリ）〉の幹部、コカビエル、聖剣計画の首謀者であり、皆殺しの大主教という蔑称をつけられ、異端の烙印を押されて教会から追放された、バルパー・ガリレイ、天才？少年神父のフリード・セルゼンだ。もう1人いるようだが、そいつに関しての情報が一切なかった。また、聖剣を奪ったのは、天界に喧嘩売って、魔王サーゼクス・ルシファーと、魔王セラフォルー・レヴィアタンの妹が管理する土地で暴れ、戦争を再び巻き起こすためらしい。
これだけ情報が集まれば大丈夫だろう。とりあえずはリアスに報告・・・は止めておいたほうがいいか。
帝「・・・！」
ガキィィィン！！
後ろから何者かが攻撃してきたが、特に危なげなくロングソードで受け止めた。
？「へぇ、何時から気付いていたんだい？」
帝「少し前からだ。人通りがあまりに少ないことから、人除けの結界でも張っているのかと思ってな。一応警戒はさせてもらった。」
？「ヒュー、流石だね、”奴隷君“。」
帝「ほぅ、何処でそれを知った？」
？「簡単さ。僕も君と同じ痣があるからねぇ。」
帝「ッ・・・そうか。」
リエル「じゃ、ここで簡単な自己紹介でもしておこう。僕はリエル・アインシュバルトだ。よろしくね、皇 帝君。」
帝「いきなり攻撃してくる奴なんかによろしくしてやれるか。」
リエル「はははっ、それもそうだね。それといいことを教えてあげよう。今、君がはぐれ悪魔バイザーを倒した場所で面白い物が見れるよ。」
帝「おい待てよ、お前一体何時からーー」
リエル「それじゃ、まったね〜！」
リエルは終始ふざけた口調でそのまま走り去った。
帝「バイザーを倒した場所で・・・か。嫌な予感がするな。」
リエルの言葉の意味を知ろうと、俺はバイザーを倒した場所へと走った。
リエル「また会おうね、近い内に。今度は一緒に遊ぼう｛殺し会おう｝ね。」
To be continued