ハイスクールD×D 光と闇のラタトスク   作:カルパン

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使い魔、ゲットします!

帝side

眷属同士の顔合わせの後、折角だからとグレモリー眷属とシトリー眷属で使い魔のゲットに来ていた。

 

?「ゲットだぜぃ!」

 

『!?』

 

イッセー、美優、マルタ、元士郎はびっくりしていた。俺に至ってはロングソードに手を当てていた。

 

リアス「みんな、大丈夫よ。あの人はザトゥージさん。使い魔トレーナーのエキスパートよ。」

 

おいおい、完璧にパクリじゃねぇか。何のとは言わんが・・・

 

ザトゥージ「リアスさん、そこの金髪、黒髪、栗毛美少女と冴えない少年とアホ毛少年が使い魔をゲットしたいやつかい?」

 

一誠・匙「「冴えない言うな!」」

 

何だその覚え方・・・

 

ザトゥージ「まぁ取り敢えず歩きながら話そうぜぃ?」

 

そうして俺達は使い魔の森を歩いて行った。

 

ザトゥージ「さぁどんな使い魔が欲しい?強いの?速いの?はたまた毒持ち?」

 

帝「一番のオススメは?」

 

ザトゥージ「フッフッフッ。そいつはこれだ!」

 

ザトゥージのおっさんは一冊の図鑑?を差し出してきた。

 

これは・・・ドラゴンか?

 

ザトゥージ「〈天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)〉のティアマト。五大龍王最強にして唯一のメス。実力は魔王クラスだぜぃ?」

 

帝「いや待て待て待て!!他には!?」

 

ザトゥージ「ならヒュドラはどうだ?どんなものも下手すれば主をも蝕む猛毒の使い手だぜぃ!」

 

帝「もう少しまともなやつは無いのか・・・。」

 

余りに異常なやつを勧めてくるザトゥージのおっさんに頭を抱えていると、リアスが目を輝かせて、

 

リアス「エミル!ティアマトを使い魔にしなさい!」

 

帝「リアスさん!?それは俺に死ねと言っているのでしょうか!?」

 

リアス「だって見たいじゃない。龍王と天竜のセット。貴方なら簡単でしょう?」

 

帝「・・・考えてはおく。」

 

暫く歩き、池に着いた。

 

ザトゥージ「ここは水の精、ウンディーネの住処だぜぃ。」

 

イッセーはいやらしい顔をしていた。何故だろう、期待してはいけない気がする・・・。

 

ザトゥージ「お、出てきたみたいだぜぃ?」

 

ザパァァァン!!

 

出てきたのは何と、筋肉ゴリゴリのイメージとはかけ離れたウンディーネだった。

 

帝「おぉぅ、そう来たか・・・。」

 

しかし妙だ。ウンディーネとミルたんが似ている気がするぞ?

 

イッセー「チクショォー!!こんなのやってられるかぁ!」

 

帝「あ、おい待て!イッセー!!」

 

しまった、イッセーが逃走という名の現実逃避しやがった。

 

俺達はイッセーを追って、走った。すぐ近くの開けた場所でorzしていた。

 

帝「ったく・・・。イッセー、ほら元気だーー」

 

ベチャッ

 

俺の足元には緑色のブヨブヨした物体が落ちていた。

 

ベチャベチャベチャベチャベチャッ

 

あれ!?なんかめっちゃ降ってきたんですけど!?うっわっ!なんか服溶けてくし!?おいちょっと待て、まさか!

 

リアス「ちょ、ちょっと!やめなさい!」

 

ザトゥージ「これはスライムだな。基本害はないが、女性の服をよく溶かすことで嫌われている。」

 

うわぁ、嫌な予感が当たったよ。女子の体にスライムめっちゃくっついてるし。

 

イッセー「こっこれはぁ!脳内メモリーに保存しなければ!!」

 

匙「か、会長の裸が・・・!」

 

帝「でぇい!」

 

イッセー・匙「「ぐばらぁっ!!!!」」

 

よし、2人の目はスライム投げて封じたぞ!次は・・・あれ?なんか俺、浮いてない?

 

ザトゥージ「これは触手か。確か、女性の分泌液を啜って成長する生物だ。そこのアホ毛少年は顔で判断されたんだな。」

 

どうしよう、そろそろムカついてきた。んあ?何俺の汗啜ってんの!?

 

触手「・・・」ペッ

 

ブヂッ

 

帝「神滅刃・神威ィィィィァァァァァッッ!!!!」

 

俺は神滅刃・神威を発動させてまとわりついていたスライムと触手を引き千切った。

 

帝「勝手に人の汗啜っておいて吐いてんじゃねぇよ畜生がぁぁぁ!!!!」

 

そんなこんなで俺は怒り狂いながらスライムと触手を焼き殺した。

 

帝「はぁ、はぁ、はぁ、イッセー、アーシアから離れろ。」

 

一誠「い、嫌だ!スラ太郎と触手丸はもう使い魔にするって決めたんだ!」

 

そうだった、こいつエロに関したらクソ頑固なんだった。

 

?「ギュピー!」

 

一誠「ギャァァァァァァァァ!!!!」

 

バチバチバチッ!

 

ザトゥージ「あれは〈蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)〉!オス嫌いだが成長すれば龍王クラスになるレア種だぜぃ!」

 

蒼雷龍「クゥ〜♪」

 

チビドラゴンはアーシアの周りを飛んでいた。

 

帝「アーシア、もしかしてそいつ、お前のこと気に入ったんじゃねぇか?」

 

アーシア「?そうなんですか?」

 

蒼雷龍「クピー!」

 

リアス「それだったらアーシア、使い魔と契約しましょうか。」

 

そして契約の魔方陣の準備が整った。

 

アーシア「ア、アーシア・アルジェントの名の下に命ず。な、汝、我が盟約に従い給え。」

 

カッ!

 

魔方陣は輝き、光が止んだ。

 

アーシア「今日からあなたは私の使い魔さんですよ?ラッセー君。」

 

イッセー「ん?何でラッセーって名前何だ?」

 

アーシア「えっと、雷撃の雷にイッセーさんの名前を少しいただきました。」

 

イッセー「そ、そっか。」

 

イッセーは後頭部を掻いて照れていた。

 

チョンチョン

 

帝「うぇ?何だ?」

 

足元を見ると、蛇の尻尾が生えた鶏が俺の足をついばんでいた。何だか可愛らしいかったので頭を撫でていた。

 

ザトゥージ「おお、そいつはコカトリスじゃねぇか!」

 

帝「そっかそっか。お前コカトリスだったんだ〜。へぇー・・・。」

 

バタン

 

嘘だろ・・・コカトリスかよ・・・。

 

リアス「あれ!?え!?エミル!?どうしたの!?え!?」

 

マルタ「あ〜・・・コレは・・・。」

 

あはは、リアスが珍しく慌ててる。後さ、みんな・・・俺・・・コカトリス、ダメなんだ・・・。

 

そして俺は意識をブラックアウトさせた。

 

To be continued


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