ハイスクールD×D 光と闇のラタトスク   作:カルパン

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眷属の顔合わせ、します!

帝side

現在、駒王学園に登校中だ。だが視線が痛い・・・。まあ理由は明らかだ。

 

リアス「〜♪〜♪」

 

リアスは俺と指と指を絡ませあう、所謂恋人つなぎをして、俺の肩にもたれかかっており、鼻歌まで歌っているからだ。

 

駒王学園に着くと、もっと視線が痛くなった。男子はみんな俺を殺すかのように睨んできている。だが今の俺はリアスに甘えられるのに忙しい。そんなことにいちいち反応する暇がないのだ。

 

リアス「エミル、また放課後ね?」

 

帝「おう。じゃな、リアス。」

 

そして各々のクラスへと行った。

 

ガラガラガラ

 

松田・元浜「「帝ぉぉぉぉ!!!!ギルティィィ!!!!」」

 

セクハラパパラッチこと松田と、スリーサイズスカウターこと元浜が、俺が教室に入った瞬間に殴ってきた。

 

帝「あはははは〜。そんなもの当たんないよーん♪」

 

バキッ

 

一誠「ぐべらっ!」

 

松田「貴様ァ!リアス先輩とはどういう関係だ!」

 

元浜「お前は俺達非モテ同盟の仲間じゃなかったのか!」

 

イッセーのことは無視なんだ・・・。イッセー、君の犠牲は忘れないよ。

 

帝「そんな同盟組んだ覚えはない。あとリアスと俺は・・・まぁ恋人ってとこかな。」

 

クラスの男子『死に晒せえぇぇ!!!!』

 

帝「誰が死ぬかぁぁぁ!!!!」

 

-そんなこんなで放課後-

 

帝「あぁぁぁぁ・・・。疲れた。」

 

リアス「エミルも同じ目にあったみたいね。」

 

リアス、確かに同じ目にあったが俺は+で殺されかけたんだが!?

 

リアス「エミル、頭撫でて?」

 

帝「いいよ。リアスは甘えん坊だな。」

 

リアス「えへへ。」

 

あーー可愛いなぁ!もう!❤︎が見えそうなくらいデレデレしてくれるからいつもの凛とした姿と相まって可愛い!これがギャップ萌ってやつかな?

 

?「リアス、リアス。」

 

リアス「はっ!?ってあら、ソーナじゃない。いつから居たの?」

 

ソーナ「頭撫でて?のあたりからです。」

 

リアスは赤面した。俺は引きつった苦笑いをした。

 

リアス「そ、それで今日はどういった用件かひら?」

 

帝「リアス、もう少し落ち着いて。」

 

慌てて噛んだリアスに頭を撫でてあげた。

 

ソーナ「今日は新しくできた眷属の顔合わせをしようかと思いまして。」

 

リアス「そうだったの。なら、わたしの眷属を紹介するわ。マルタ!イッセー!美優!エミル!」

 

マルタ「はい、兵士のマルタ・ルアルディです。よろしくお願いします。」

 

一誠「えと、兵士の皇 一誠です。よろしくお願いします。」

 

美優「兵士の皇 美優です。よろしくお願いします。会長さん。」

 

帝「兵士の皇 帝、もといエミル・キャスタニエです。俺ら区別とかつきにくいと思うんでみんな気軽に下の名前で呼んでください。」

 

ソーナ「よろしくお願いします。ルアルディさん、一誠君、美優さん、帝君。リアス、あなた大したものね。」

 

リアス「?どういうことかしら?」

 

ソーナ「これだけの人数をたった8つの駒で済ませるんですから。凄いとしか言葉が出ません。」

 

リアス「それはエミルに言ってあげて。」

 

ソーナ「何故ですか?」

 

リアス「実はみんなを眷属にできるようにしたのはエミルなのよ。そう言えばエミル、結局駒はどうなったのかしら?」

 

あぁ、そんなこともあったな。

 

帝「あれは倍加を譲渡した時に一瞬システムに綻びが生じたからその一瞬で少し手を加えた。体の中に入ると、分裂するようにしたよ。」

 

リアス「へー。因みにみんなは駒価値はどれくらいなの?」

 

帝「イッセー、美優、マルタの駒価値は8だな。で俺は+15で×5だから・・・駒価値は115だな。」

 

リアス「そ、それは・・・。」

 

あ、リアスが口元ひくつかせてる。

 

ソーナ「ってリアス!何故平然と話を続けているんですか!彼はあの悪魔の駒を改造したのですよ!?」

 

リアス「仕方がないわ。エミルは規格外だから。」

 

ソーナ「そ、そんな・・・。」

 

会長さーん?キャラ崩壊してますよー?

 

リアス「あの、ソーナ?来た目的を果たせてないと思うのだけれど?」

 

ソーナ「あ!いけない!すっかり忘れていました!入ってください!」

 

会長さんはそう言うと、生徒会メンバーが入ってきた。

 

ソーナ「サジ。挨拶を。」

 

1人の男子がこちらに歩いてきた。

 

あれ?確かあいつ最近生徒会に入った・・・。確か名前は・・・匙ゲンゴロウだっけ?

 

匙「匙元士郎です。どうぞよろしくお願いします。」

 

帝「皇 帝、もといエミル・キャスタニエだ。好きに呼んでくれ。よろしく。」

 

匙「イケメンはあんまし好きになれねぇけど、まぁよろしく。」

 

俺が差し出していた手を匙は握り返してきたが、匙はそこそこ強く握ってきた。全力なのか、顔が少し歪んでいる。

 

匙「お前どんな体してんだ!全力で握ったのに!」

 

やっぱ全力だったか。ちょっと煽ってみよう。

 

帝「え、あれで本気?少し強めの握手だと思った。」

 

匙「えぇい!イケメンが調子に乗るな!俺は駒を4つ使ったんだぜ?お前ごときに負ける俺ではないわ!」

 

おーおー、上手く乗ってくれたな。もう少し遊ぼう。

 

帝「はいはい、凄いですね。どうせ駒価値115の俺はクソですね。」

 

匙「はっはっは!って今何て言った!?」

 

帝「だから、どうせ駒価値115の俺はクソですねって言っただけだが、何か文句あるわけ?」

 

匙「大有りだ!駒価値115とか嘘つくな!」

 

ソーナ「サジ!・・・ごめんなさい、帝君。どうかサジを許してあげてください。」

 

帝「いいえ、こちらこそすみません。ちょっと調子に乗ってたので煽りたくなってしまいました。」

 

匙「会長、そんなやつーー」

 

ソーナ「お黙りなさい、それに彼は本当に駒価値が115あります。それにあのライザー・フェニックスを完膚なきまでに倒したのは紛れもなく彼です。たとえあなたが逆立ちしても瞬時に負けます。早く彼に謝りなさい。」

 

匙「すまねぇ皇。俺お前のこと舐めてた。」

 

帝「いや、俺もやりすぎた。すまんな。あと名前は下で呼んでもいいんだぞ?」

 

匙「そ、そうか?じゃぁ改めてよろしくな、帝。」

 

帝「こちらこそ頼むぜ、元士郎。」

 

まぁムカつくやつだが許してやろう。

 

To be continued


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