ハイスクールD×D 光と闇のラタトスク   作:カルパン

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修行合宿です!ー5日目ー

帝side

あれから4日がたった。今の俺はイッセーを禁手に目覚めさせるために特訓をつけている。

 

帝「イッセー、何か体に変化はあるか?」

 

一誠「帝兄、やっぱダメだ。命の危機に陥らない限りは多分・・・」

 

ほう、命の危機・・・か。試してみるか。

 

帝「イッセー、今から神威を禁手化してラタトスク化で特訓だ。」

 

一誠「・・・マジ?」

 

帝「マジだ。・・・ふぅ、イッセー、行くぞ。禁手化!神滅刃・神威!」

 

神威を禁手化させると、俺の体が紅い炎、蒼い炎、朱い雷、青い雷を纏った。毛も少し逆立ち、髪の端々はエメラルドグリーンの色に染まる。

 

鬼神刀・神威は通常、武器としてしか使うことがなく、雷を刀身に纏う以外は何も無いが、禁手化すると、紅と蒼の炎、朱と青の雷を使えるようになり、体の中を電流が走り回っているため、反射神経、反応速度、移動速度がかなり速くなる。まぁ某有名ゲームのオニオンナイトみたいなもんだ。実は鬼神刀・神威は禁手化に至るのが1番時間がかかった。

 

帝「イッセー、行くぞ!千刃・一ノ刃、《穿天裂刺》!」

 

俺は千刃奥義ーー名前の通り千の数の刀剣類を使った技で、数ごとにその数相手を攻撃する技ーーである、《穿天裂刺》を使った。とは言っても、結構速い突きをするだけだ。

 

一誠「っ!く、クッソォォォーーッッッ!」

 

イッセーが赤龍帝の籠手を突き出し、防御しようとすると、イッセーの赤龍帝の籠手が緑色の光を放った。そして、

 

【Welsh Dragon Balance Breaker!】

 

イッセーは赤い鎧を身に纏っていた。

 

一誠「こっ、これはっ!!」

 

帝「至ったようだな。そいつは<赤龍帝の鎧(ブーステッドギア・スケイルメイル)>だ。取り敢えずはおめでとう。」

 

なんだかんだ言ってイッセーはやればできるし努力家だから早めに禁手に至れたと思う。と言っても戦闘に関してはまだまだひよっこレベルだ。その点では俺が助言をすればいいだろう。弟の面倒を見るのも兄貴の仕事の内ってな。

 

一誠「うぉぉぉりゃぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ブンッ!

 

帝「ッ!?うぐっ!」

 

バキィィッ!

 

イッセーの野郎・・・やっぱ面白ぇ!

 

帝「来いイッセー!お前の全力、受け止めてやる!ってあれ?」

 

一誠「帝兄、もう無理・・・」

 

イッセーは潰れたカエルみたいに地面に倒れていた。

 

帝「何やってんの・・・」

 

一誠「・・・ごめん帝兄。・・・俺動けねぇよ・・・」

 

帝「っっはぁぁ・・・」

 

この後、イッセーに肩を貸して帰った。これからだって時だったのになぁ・・・

 

To be continued


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