帝side
一誠「帝兄!次は俺とやってくれよー。」
帝「あー、別にいいが・・・ちょっと、な・・・」
何しろ、イッセーは・・・言いたくはないが弱いしなぁ・・・あ、そうだ。
帝「うーん・・・イッセー。五分だけ時間をやる。1発でも攻撃を当てられたら、お前に必殺技的なものを教えてやるよ。」
一誠「マジか!よーし、やってやる!」
はははっ。これで当ててくれたら面白いのだが。
ーー五分後ーー
帝「オイオイ、嘘だろ。背負い投げしただけでもう伸びたちまったよ。」
一誠「うぎゅーーー」
帝「・・・アーシア、頼んだ。」
アーシア「はい。お任せください!」
マルタ「じゃぁエミル!次は私と美優ちゃんとよ!」
帝「お、おう。」
ヤバイヤバイヤバイ!この2人の攻撃と言ったら・・・!
美優「マルタさん、行くよ!」
マルタ・美優「「ジャッジメント!」」
魔界の魔術も、ある程度使っていれば、その魔術を詠唱無しで発動できる。ってそんな場合じゃない!急いで闇の精霊魔術を!
帝「闇よ、顕現せよ。我は闇の執行者。我が名の下に命ずる。闇よ、滅ぼせ!」
俺の周りに幾つかの黒い球体が現れた。そしてこれをっ!
帝「イビル・ジャッジメント!」
バシューーーン!!!!
美優とマルタのジャッジメントと俺のイビル・ジャッジメントがぶつかり合い、巨大な爆発が起きた。
マルタ「まだまだっ!」
美優「これならどう?」
マルタ・美優「「ディバインセイバー!」」
げっ!っくそがぁぁぁ!
帝「穿て、我は焔の執行者。我が名の下に命ずる。焔よ、全てを焼き払え!」
両手に焔が現れた。この火力なら!いける!
帝「スカーレット・インフェルノ!」
焔を地面に当て、俺を中心に炎の渦が巻き起こる!
バァァーーーーーンンッッッッ!!!!
この爆煙の中を突っ切る!腰に納刀しているロングソードとダークソードを抜く。
帝「ここだぁ!!」
スカッ
帝「っ!?」
俺が斬ったのは爆煙と虚空だった。ならどこに?
美優「ここだよ!ファイアボール!」
帝「ぅぐっ!」
しまった!後ろをっ・・・いや、俺の負けのようだ。
マルタ「ふふんっ。どう?私達のコンビネーションは。」
マルタが俺のうなじにアイアンスピナーを当てていた。
帝「俺の負けだ。ちょっと手を抜き過ぎた。」
美優「本気を出してあれなのにお兄ちゃんは手を抜いてた、かぁ。」
帝「うーん、半分本気だったけど、俺もそううかうかしてらんないな。」
マルタ「せっかくエミルに一泡吹かせてやれたって思ったのにぃ!」
はっはっはぁ!もっと精進したまえ。
帝「そんでも、半分本気出した俺を相手に一本取る奴はあんまいないと思うぞ?成長したな。マルタ、美優。」
これは本当だ。まさか俺の思考を読まれてたとは思わなかったからな。
帝「さて、最後は・・・部長と朱乃さん・・・かな?」
リアス「そうね。さぁ、エミル、貴方を少しお仕置きしてあげるわ!」
朱乃「あらあら、うふふ。帝君に相手をして頂けるなんて光栄ですわ。」
この2人、怖い!なんで!?俺何もしてないよ!?
リアス「さぁ、覚悟なさい!」
朱乃「たっぷりとお仕置きしてあげますわ!」
帝「なんで!?」
リアス・朱乃「「自分の心に聞いてみなさい(ください)!」
帝「ぬぅあぁぁぁ!!」
俺の叫びが森に響いた。
To be continued