帝side
帝「はぁ・・・はぁ・・・重い・・・」
重い重い重い重い重い!えっ?何でこうなっているかだって?俺たちオカルト研究部はレーティングゲームのために部長の別荘へ修行しに向かっている。今俺はマインドブレスレットという力の制御装置みたいなのをつけているために、現在の力が下級悪魔と同等になっている。美優、マルタ、白音の荷物を持っているのだが、重い!とにかく重い!なんで女の子の荷物ってこう多いんだろう。俺の荷物は筆記用具、10日分の着替えとジャージ、大体このぐらいだ。美優とマルタに聞いてみたが女の秘密という言葉で誑かされた。
一誠「ぬぅぉぉぉぁぁあああ!」
嗚呼、うるさい。イッセー、お前が羨ましい。お前の荷物の量は俺の三分の一だぞ。
リアス「さぁ、着いたわよ!」
こ、これは別荘と呼んでいいのか?世間一般的にはこれは城と呼んだ方がいい気がする。
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一誠「うはぁぁっ!疲れたぁ!」
帝「あぁ、確かに疲れたが、この後から直ぐに特訓だ。さっさとジャージに着替えるぞ。」
木場「ほら、早めに着替えようか。でも・・・覗かないでよ?」
帝・一誠「「木場、テメェ後で覚悟しとけよ。」」
木場「あ、あはは・・・笑えないよ、帝君。」
そんなもの、知らんな。
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帝「じゃ、修行を始める。が、今日はみんなと手合わせだ。みんなの実力を知っておきたいからな。んじゃ、まずは木場、こい。魔剣でも何でもいいから。」
木場「君と剣を交えることができるなんて光栄だよ。君の2つ名、マルタさんからきいたよ。」
帝「えっ、マジで教えちゃったのか?マルタ。」
マルタ「えへへ、教えちゃった♪」
帝「教えちゃった♪じゃないよ!全くもう。ほら、これ少し持っててくれ。」
俺はマインドブレスレットを外してマルタに投げ渡す。・・・よし、取ったな。じゃ、早速・・・発動!
バシャーーン!!!!!!
辺り一帯から、魔剣と聖剣が地面から現れる。そして近くに生えていた剣を右手に取った。
帝「見せてやるよ!<千刃剣士>の片鱗をよ!」
帝side out
木場side
帝「見せてやるよ!<千刃剣士>の片鱗をよ!」
彼の周りには、無数の魔剣と聖剣が生えている。・・・抑えるんだ・・・今は、今だけは!
僕は手に魔剣を創り、彼に向かって走り出した。
木場「はああぁぁぁっっ!!」
ガキィィィィィンッッッッ!!!!
剣と剣がぶつかり合い、バチバチと激しい火花が散る。やはり帝君は強い。僕の全力のスピードとパワーで振るった剣をいとも容易く受け止めるんだから。
帝「木場!お前の全力はこんなもんか!」
木場「まだまだだっ!」
右、縦、斜め、突き、縦!それでも帝君は赤子と戯れるかのように受け、いなし、かわす。
木場「ッッッッ!?」
バギィィッ!
帝「へぇ、今のを退けたか。」
木場「そんなの聞いてないよ、帝君。」
彼の周りには、無数に地面に生えていた剣が浮かんでいた。
帝「俺は剣を創りだせるだけじゃない。遠隔操作だって可能なんだ。ま、さっき木場が叩き斬った奴も合わせれば、今の数が限界だがな。」
木場「全く、君は規格外過ぎるよ。<千刃剣士>と呼ばれる理由も、今ので分かったしね。」
帝「さぁ木場!お前はいつまで保つかな?」
木場「君には勝てそうにないや。でも、せめて一回くらいは当ててみせる!」
僕は再び帝君に向かって走り出す。
ガキィィィィィンッッッッ!!!!!!
剣と剣がぶつかり合い、再び火花が舞った。
To be continued