帝side
ああああ〜・・・空は青いなぁ〜・・・
リアス「どうしたの?大丈夫?」
帝「ん、大丈夫ですよ。」
今俺はオカ研にいる。アーシアの歓迎会の準備のために、美優やイッセー達よりも早くきて、部長と朱乃さんとで、準備している。
帝「朱乃さん、これはどこ置いとけばいいっすか?」
朱乃「あちらのテーブルの上にお願いしますわ。ごめんなさい、帝君。こんな力仕事ばかりお願いしてしまって・・・」
帝「いいですよ。こんなときぐらいにしか役に立てそうにありませんし。あははは・・・」
苦笑いして俺はそう言い返す。
リアス「もしかすれば、そうかもしれないわね。」
ぐっ、そんなハッキリ言わなくても・・・
リアス「それでも私は貴方を頼りにしているわ。貴方のおかげで少しずつだけど、眷属が増えていっている。それに貴方は私の可愛い下僕なのだから。」
朱乃「それは私だってそうですわ。命を救っていただいたのですから、なおさらですわ。ですからそんなに自分を卑下しないでください。」
2人はそう言って微笑む。
・・・仲間に恵まれるって、こういうことなんだろうな。
誰も彼も疑う癖のある自分が馬鹿らしく見えてきた。少なくとも、信頼に足る人がまた増えたな。さて、さっさと準備しよう。
帝「さぁ、さっさと準備済ませちゃいましょう!」
リアス「そういえばそうね。エミルの言う通り、早く済ましましょう。」
朱乃「皆さんの驚く顔が楽しみですわ。」
帝「それと部長、朱乃さん・・・ありがとう。」
俺は2人のほうに振り返り、今までで一番穏やかな微笑みで言った。
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リアス「それでは、今日の部活を始めましょう。と言いたいのだけど、今日の部活は無しにして、アーシアの歓迎会を始めましょう。」
帝「っつー訳で、アーシア、ようこそ!オカルト研究部ことグレモリー眷属へ!」
パーン!
朱乃さんと俺で、クラッカーを鳴らす。そして俺は急いで隣の家庭科室にあるケーキを取りに行く。
リアス「本当は朱乃がケーキを作る予定だったのだけど、今回は私が作ってみたの。」
扉の向こうからは部長がケーキを作った理由を言ってるのが聞こえる。
一誠「おお!部長の手作り!」
相変わらずイッセーは反応が大袈裟だなぁ。
ガラガラガラ
バタンッ
帝「こちらが部長お手製のケーキでーす。味は俺が保証する。」
リアス「ちょっとエミルっ!何でそう言うのよ!」
部長はそう言うと、俺をポカポカ殴ってくる。
部長、無駄だ。そんなの可愛いだけだ。
そうして、ドタバタな歓迎会が始まった。
リアス「エミル、美味しい・・・かしら?」
モグモグモグ・・・ゴクン
帝「美味しいですよ。部長。」
リアス「そう・・・ならよかったわ。エミル、はい、アーン。」
帝「ふぇあっ!?部長、自分で食べられますから!」
リアス「それでもよ。アーン❤︎」
・・・引く気は無いようだし、乗ってやるか。
帝「・・・アーン。」
リアス「どう?」
帝「恥ずかしいですけど、自分で食べるよりかは・・・まぁ美味しいです///」
リアス「なら、もっとしてあげる。はい、アーン❤︎」
笑顔が眩しい!そして可愛い!
帝「アーン。」
この一連の流れを目にしたオカ研女子メンバーが俺に向かってきたのは、言うまでも無い話だ。何故俺に執着するのかはわからないが・・・
帝「はぁ・・・」
ここ最近で一番大きなため息だった。
To be continued
どーも!カルパンです!
お気に入り80件、ありがとうございます!それと、リアルが忙しいので、これから少し亀更新になりますが、それでもよろしければ、この作品をよろしくお願いします!