一誠side
いつにも増して強く輝く朝の太陽を浴びながら、俺は1人で何時もの通学路を歩いていた。
ズコッ
?「うう、何でいつも何も無い所で転んでしまうのでしょうか・・・」
後ろを振り返ると、シスターのような格好をした人が転んでいた。あ、パンツ見れた!ラッキー!って、そんな場合じゃねぇだろ!しっかりしろ、俺!
一誠「えっと、大丈夫っすか?」
そう言って、俺は手を差し出した。
?「はいぃ、ありがとうございますぅ。」
彼女が手をとると、少し強めの風が吹いた。そして彼女のベール?のようなものが飛んでいった。
緑色の眼に金髪・・・俺は確信した。この子俺のタイプだ!何故か帝兄さんが脳内で一瞬出てきてしまったが・・・取り敢えず俺はベール?のようなものを拾ってシスターさんに返した。
一誠「はい、これ。」
?「ありがとうございます。えっと、あの・・・お聞きしたいことがあるんですが・・・」
一誠「ん?聞きたいことがあるなら何でも聞いてくれよ。」
?「では、あの、教会ってどこにありますか?」
一誠side out
帝side
俺は今、イッセーに絶賛説教中だ。何故なら、シスターと共に行動していたからだ。普通の人間ならまだしも、我ら悪魔は、本来教会側の人間などの組織と共に行動するなど、自殺行為に等しい。大切な弟を失いたくも無い。
一誠「ごめん、帝兄さん。」
帝「いや、俺も少し言い過ぎた。分かってくれると嬉しいよ、俺としてはな。あとこのことは部長にも話しておく。」
美優「イッセー、お兄ちゃんに言われたこと、しっかり守るんだよ?」
一誠「わかったよ、美優姉さん。」
帝「よし!こんな辛気臭い話は一旦終わりにして、昼飯くうぞ!」
このとき、マルタはやたらと俺にあーんさせようとしたが、俺は頑なに拒んだ。
放課後の夜、俺たちははぐれ悪魔討伐を目的に、潰れた博物館のような場所にきた。イッセーはというと・・・
凹んでいた。部長に怒られたようだ。
帝「イッセーよ、立ち直れ。そんなこと気にする程度のやつか?お前は。」
一誠「帝兄・・・」
一応説明しておくが、さん付けだと、何だか他人のような感じがするで、さん付けはいらないと昼飯のときにいった。
建物のなかに入ると、少しばかり鉄と何かが入り混じった酷い匂いがした。
リアス「エミル、イッセー、美優、マルタ、今日はあなたたちには、悪魔としての戦いをみてもらうわ。」
マルタ「ってことは見学っていうことですか?」
リアス「えぇ、まあそういうことね。」
帝「まじっすか・・・つまんね・・・いますね。」
?「美味そうな匂いがするぞ?不味そうな匂いもするぞ?甘いのかな?苦いのかな?」
そして物陰から姿を現したのは、上半身が女性の裸体で、下半身は禍々しい獣の姿で、両手には槍を持った怪物だった。
リアス「はぐれ悪魔バイザー!あなたをグレモリー公爵の名の下に吹き飛ばしてあげる!」
To be continued
どうも!カルパンです!
実はここ最近、リアルで忙しくなってきたので、投稿ペースが遅くなると思います。それでもよければ、これからもよろしくお願いします。